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あくりる重奏の魅力

今回はオーデイオ以外の投稿です。

"あくりる重奏"という言葉をはじめて聞く方も多いかと思います。

これは埼玉にあるNaNaKo株式会社にて制作、販売を行っているオリジナルグッズです。

※現在「あくりる重奏」は特許庁に【商標登録】並びに【意匠登録】を出願中のようです。

当の筆者もHPページを見るまでは知りませんでした。魅力をお伝えする前に知るまでに至った経緯を簡単に書いていきます。

シアタールームが出来上がってしばらく経ったころ、部屋が殺風景で何かしら映えるものを置きたいと思いました。はじめは好きな絵師さんの複製原画が版画を考えましたがサイズ的にパス(というのもあまり大きいと映画見るときに目立つ。程々のサイズ感で映える感じのが)

そんなときに好きで見ていたオリジナルアニメ「戦翼のシグルドリーヴァ」の展示が秋葉原であり、その際いくつかアクリルスタンドを買いました。早速並べて置いてみたところ思いの外コンパクトにまとまっておりこれはこれで満足。もう少しアクリル系のグッズで映えるものはないかなと思いGoogle画像検索。するとNaNaKoさんのHPがヒットしました。そこには様々な神絵師さんたちの作品をアクリルオーナメントにしたグッズが販売されていました。サイズ間が絶妙で室内で主張しすぎず、かと言って確固たる存在感があります。

これは!と思い一通りHPを巡った際に聞き慣れない言葉がありました。そうです"あくりる重奏"です。アクリルでアンサンブル?最初はなに言っているんだと思い掲載グッズを眺めていると、その次の瞬間には3式ほど作品をポチっていました。実際は3式に絞るのに2時間は悩みました。というのもどの作品も素晴らしくオーデイオのように即断即決とは行きませんでした。

あくりる重奏には大きく3種類に分かれます。

三重奏~Trio~


四重奏~Quartet~


五重奏~Quintet~

その名の通り、アクリル層の数が異なります。層が増えるほどより複雑で奥行き感のある立体的な表現が出てきます。作品の構成によって各層のレイアウトが異なります。なるべく元画の色合い、世界観を崩さずグッズ化をしているのがよくわかります。細かな濃度調整とフルカラー印刷の他に強調したい箇所に白を印刷することで絵にメリハリができ、色にも鮮やかさと立体感が生まれます。これは1層のアクリルオーナメントにはない魅力です。もちろん1層のアクリルオーナメントの場合、アクリル厚みと層の重なりが無いゆえの見通しの良さ(透明感)、色味の深さが印象的です。それぞえ度し難い魅力があることには代わりありません。

今回私が購入したのは以下の3作品です。いずれもmocha(もか)先生の作品になります。

あくりる五重奏(~Acrylic Quintet~):藤重ね


あくりる四重奏(~Acrylic Quartet~):星溜り


あくりる重奏:迷い櫻・四景


mocha先生の作品は立体感のあるリアルな描写の中に幻想的で鮮やかな世界観のある感じが印象的でまさに今回のあくりる重奏との相性はバッチリだと思いました。

購入して真っ先に悩むのはディスプレイの方法です。筆者のシアタールームは完全暗室で自然光が一切入りません。明かりが有るのと無いのではこれらの作品の引き立ち方がまるで違います。とりあえず手元にあった間接照明を当ててみますが、調光(色・明るさ調整)が出来ないため、アクリル板に入る光にムラが出来ます。

最終的にディスプレイ用のスタンドとシアタールームのライティングにも使用しているPhilipsのHueシリーズからラインティングバーを購入しました。色は薄紫で色温度を低めに設定しました。実際は限りなく白色に近い感じです。明かりは下から上に向かって当てます。

今回の購入にあたり木製台座(神のお膝元)をそれぞれ1枚ずつ追加で買いました。本来無いほうが上からの光が入り調光しやすいのですが、上下に木製の板を挟むことで有機的な木と無機的なアクリルとのコントラストが出るためにそうしました。

購入後に専用のディスプレイスタンド、ライティングを行った3作品の写真が以下になります。

あくりる五重奏(~Acrylic Quintet~):藤重ね

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あくりる四重奏(~Acrylic Quartet~):星溜り

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あくりる重奏:迷い櫻・四景

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写真を撮ってみると、実際目で見てるものと異なります。もっといいカメラが欲しくなりますね。(沼の始まり)

この3つの作品の中で一番のお気に入りは"迷い櫻・四景"です。これは1+2+3(迷い櫻ver)または1+2+4(四景ver)の組み合わせで見え方が大きく変わります。

以下、mocha先生のPixivより引用:

迷い櫻
山の中の廃屋。迷い込んだのは櫻の花びら。
四景
廃屋にぼんやり見える四季の窓

私は特に四景が好きです。退廃的な世界観の中に四季を感じさせる色鮮やかな窓が見える光景には釘付けにさせられます。

因みにNaNaKoさんの方でおすすめ設置方法を案内しています。


今回、あくりる重奏について簡単にまとめて見ました。写真では伝わりきれない魅力はぜひ手にとって自分の目でみて確かめるのが良いと思います。以下のサイトから購入が出来ます。アクリルオーナメントやあくりる重奏の他にもユニークなグッズが多数販売されています。

今回あくりる重奏を手にとって見て、グッズ化に至る調整や制作の手間を考えると私にはお買い得に感じました。

最後に今後『廃船』や『無星限』もあくりる重奏化しないかな?と密かに期待しています。(NaNaKoさん何卒!)

ではでは。


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