三連休には中毒性があるので法律で禁止します
ベテランの悪を退治していたら、蝉がくっついてきました。カーテンが掃除機のヘッドに吸われて、ブボボボボ、バベッ、バベッ、ブべべジリジリ。と音を立てて、よりうるさくなった。
知らぬ間に侵入して勝手に死んだ夏の一部が今になって出てきた。仕方なく触ったけど、カラカラに軽くなってて僕の知ってる夏の一部の感触とは違った。お父さんの骨の方がまだ近い。本当、いつの間に入ってきたんだか。僕はそれに「杉田玄白」と名付けて、丁重にゴミ箱へ埋葬した。埋ティ・葬。ふふふ
(トングをカチカチ鳴らす)
私もそろそろ何の季節を背負うか決めとかないと、死んだ時に何の残滓にもなれなくなっちゃうな。やっぱり春かな。腑にいろんな花の香りを詰め込んで、目に木蓮の枝を差して、虫たちに惜しまれながら(虫惜しみ)死ぬのだ。でも花粉症だからダメかも。ここは檜に任せよう。
夏は私じゃない。蟹か蝉か蝦か、1.000×10^3年続く議論の最中です。全員移動に癖があるため、春すぎて夏来にけらし白妙の200色あんねん、200色あんねん…… あまりに白熱するので、猫さんは賽銭箱の中にスルスルと入り込んで、隠れてしまいました。
秋はブタクサを燃やした灰でいいです、もう。
冬はもう忘れちゃったので、今年また思い出してから書くよ👑✨
(トングをカチカチカチ鳴らす)
それから、死ぬならシュイーーーーン、パリン!!!リン!!リン!リン……って感じで死にたいね。死体が残るのって結構嫌じゃない。いや、鬱とかじゃなくて、鬱だった時も同じこと言ってた気はするけど、消えたいわけじゃなくて、もし死んでしまったら死体が残るのって嫌だよねって。それから、梯子を登り降りしてる間に、でも、思いついちゃったんだ。僕が死んだ時に地球が滅びればいいんだ。今から地球と僕の命を繋ぐ方法探さなきゃ。と思って、足を折りたたんで仰向けにひっくり返ってたら、杉田玄白が朧げに見えてきて、口の中に唾液が溜まった。