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人生いろいろ

ども。
製作担当の中西です。

本来なら先週お届けしたかった内容ですが、
今回はLotustorksの制作面についてお話ししてみようと思います。


Lotustorksでは
モノにもよりますが、製品設計において図面を多用しています。

具体的には二次関数と三角関数を用い、
3Dモデリングを行って製品イメージを作成、
もしくは二次元の図面を経てデータ入稿、
最終的に製品が出来上がるという流れです。

私はこれまでデザインや設計といった業種には携わってこなかったのですが、
少なくとも自分がやっているレベルの設計は簡単だと思っています。
何も調子に乗ったことを言っているのではなく、
簡単だと言い切るのには明確な理由があるのです。


ここで『三角形を描く』ということを例にとって考えてみましょう。
この時点ですでに出来ることと出来ないことがあります。
三角形を描くには三つの辺が必要ですが、
1cm、1cm、100cm
これでは三角形は成立しません。
1cm、100cm、100cm
これなら三角形が成立します。

図面を構成していく際に気を付けなければならないのは、
必ずこのようなルールが存在しているということです。

仮にルールを無視したり、何かを間違えたまま設計を進めると、
ゴールに辿り着くまでのどこかで

必ず数学的に破綻します。


逆に言えば、
設計にはある種の正解があるということです。


もう一つ三角形に似た例を考えてみましょう。
手のひらに収まるおにぎりを作るとします。

もちろん一辺が100cmもあると巨人族サイズになってしまうので、
まぁ一辺は7~8cm程度ではないでしょうか。
厚みは3~4cmとしましょう。

このように設計の前段階で、
製品に対する具体的な妄想を膨らませておくことが非常に重要です。

それさえできれば、
あとはルールを守るとこの通り。

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おにぎりの3Dモデリングなんて朝飯前です。
もちろんノリもお忘れなく。

設計が簡単だという明確な理由は、
製品開発の初期段階で思い描いていた
妄想という確定した前提
ルール通りカタチにしたらいいだけだから
ということになるのです。


ですがLotustorksのデザインは
何も製図だけではありません。

私が最も難しいと感じているのは

についてです。

まずはコチラをご覧ください。

画像2

黒色の背景に、
白い四角形が五つ。

実はこの白い四角形、
全部違う色です。

違いを認識できますでしょうか。
こちらが正解です↓↓

画像3

左上から時計回りに




にそれぞれ寄っており、
中央の小さい四角が純粋な白ということになります。

いやーマジ分っかんね。


ただ背景が黒の時は感じなかった違いも、
同系色が背景になると僅かな変化を感じ取れたのではないでしょうか。

色というものに関しては正直正解もへったくれもありません。
しかし色が少し違えば
受け取られてしまう印象も大きく異なってしまいます。

さらにこれが製品の色となると
話はさらに複雑です。
媒体
素材
質感
色温度
色合い
等々・・・
実に様々な要素が合わさって最終的な発色が決まるので、
見比べている自分も、途中から理想がなんなのかすら分からなくなります。

何度も理想が分からなくなりながら、
なんとか理想を掴み取る作業
これこそ私がデザインで最も難しいと感じているポイントです。

一言に同じ白と言っても、
実にいろいろということですね。


色だけに。


・・・( ^ω^)


ではまた。

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