これがインドネシアだ
インドネシアに引っ越して4ヶ月が経ちました。
数々の不可解な事案に直面し、人間とは…忍耐とは…と煩悶することにもだいぶ慣れてきたものの、まだまだ新たな関門が待ち受ける日々です。
今日は、ジャカルタで1、2を争う高級デパートに足を運びました。ジャカルタにも、日本やシンガポールで見かけるブティックが大抵揃っています。
……。
まず、メイク落としを求めてエスティローダー(米国発の化粧品ブランド)へ。店頭に陳列されていたサンプルを指して「これください」と言ったものの、これ(=メイク落とし。そんなにレアな商品ではない)を見た店員さん、明らかに狼狽を含んだ「何これ?」の表情に。店中の棚を引っ掻き回し、隣の資生堂の店員さんも巻き込み、何処かに電話したり新たな棚を引っ掻き回したりすること数十分。
結果、
「………コソン(ありません)」
無いんかーい。
商品管理一体どうなってんの。
他の商品を勧められたけど、そういう問題じゃないのよ…。
結局セフォラ(フランス発の化粧品バラエティショップ)で買いました。
気を取り直してリモワ(ドイツ発のスーツケースブランド)へ、修理に出したスーツケースを引き取りに。
こちらが修理前の写真。角が割れてしまってます。
↓修理後。
変わってないじゃん!
むしろ汚れちゃってるじゃん!
(ちなみに、日本で修理に出すと、亀裂が無かったことのように綺麗に直してくれます)
あまりにがっくりきたので、まず「なんでこんなに汚いのか」を指摘したら、お兄さん懐からマッサージオイル(薬局で売ってるタイガーバーム的なもの)を出してそれで拭き始めた。
あああ……
見てられないので、レジにあったクリーナーを買って帰りました。
これで拭いてよ、お願いだから。
ちなみにこれも、さいしょ「トゥーハンドレッドサウザンド(200,000ルピア)」って言ってたけど実際は300,000でした。なぜそうなるのか。
ダメ押しで、「この修理に満足してないんだけど、やり直しをお願いしたら少しはよくなりますか?」って聞いたら
「同じ修理をするだけだから、なりません」と。
ですよねぇ。
1ヶ月以上待ったのは何だったんだろうか。
日本に帰った時に直そう…
そういう訳で。
「ブランドの正規店であれば、どの国でも均一かつそれなりに高い品質のサービスを受けられる」という信頼は、ここインドネシアにおいては完全に崩壊していることを目のあたりにしたのでした。
あー疲れた。