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【Dロー】こぼれ話【うちよそ】

前回は出会いと付き合い始めについて
書いた訳ですが、
あの後の流れはこうです。

ロータス(今日はもう帰るのかな?)

Dくん帰らない

こうなる。

翌朝。
ロータス(1ヶ月くらい寄り付かないかもなあ)
見送る

その夜にただいまするDくん

エンドレス。

愛する人がずっと側にいることを知らない同士なので
距離感は勢いがある側が作り出しています。

手のつけられない野犬かと思いきや、
早々に牙がぽろっと取れてしまい子犬化したDくん。

ロータスの母譲りの人材育成能力がものを言う付き合い始め。

ここから長い年月を掛けて
Dくんの内面を育てて行くプロジェクトが始まるのですね。

ロータスはこの時点では
Dくんが自分や状況に飽きるまで
付き合うつもりでいますが、
Dくん自身はもう絶対に離さないと思っています。

この齟齬が解消されるまでには
山場が3つくらいでしょうか。
1年近く掛かります。

警戒心剥き出しのDくんよりも
保護者慣れしてるロータスの心が堅牢なのですね。

いつでも手離してあげる、とは口にしないものの
多分一生抱える思いでしょう。

いつかひとりで誰もいないところで終わるだろう
自分の人生を思って、
その時自分を大切に思う人がいないといいなと
ロータスは無意識に考えています。

残されるのはあまりにも苦しいので。
誰かの傷として残るくらいなら
忘れられてしまいたいのがロータスなのですね。

でも多分、Dくんは絶対に忘れないし諦めないので
ロータスが降参するしかないと
ずっと側に居るしかないと
気づく為の一年の始まりなのでした。

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