さくらもち
先日、東京出身の人と話していて、
「東京でびっくりしたことは?」
と尋ねられた。
エスカレーターの立ち位置?が逆などの、
よくある『東日本と西日本の違い』の話だ。
季節が春だったし、話しながら歩いている時でたまたまお団子屋さんの前を通りかかったので『さくらもち』と答えた。
上京した、ちょうどこの5月頃だったろうか。
桜餅が食べたい、と思い近所の和菓子屋さんへ出向いた。
ショーケースに並ぶお団子の中から桜餅を探す。
…ない。
ピンク色の米に包まれた餅がない。そして、
「桜餅」と書かれたPOPをやっと発見したのだが。
…こんな桜餅見たことない!
そこには葉が添えられ、ピンクのべールのような生地に包まれた餡子があった。
その近くに「道明寺」のPOPと共に、私が求める桜餅があった。
関東では「長命寺」とも呼ばれる、
小麦粉を水で溶いた生地を焼いたモノで
餡を包む。長命寺の門番さんが売り出した。
関西は大阪・藤井寺市の名物?「道明寺粉」を使うから「道明寺」だそうな。
他にもカルチャーショックが上京時あったはずなんだが、相当強烈な記憶として蘇った、須磨寺への道中、春の出来事。
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創作の製作過程を覗きみて、楽しんでいただけたら。