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『番外』私が「ロータス ヨーロッパS」を購入した理由
この車が一番合理的だったから。それだけ。
はたと立ち止まって見てみれば、よくもまぁ文句ばかりをあげつらえたものだ、といささか感心するこのブログ。
お前はこの車のことが嫌いなのか、と聞かれても仕方ない。
いや実際聞かれたことは無いのだけど。
いえいえ、嫌いじゃないですよ。むしろ大好きです。
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では、お前はこの車の何が好きなのか
書いていきます。
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ロータスと言えば何か?
自動車メーカー。スーパーカー世代の方は「フェラーリ」「ランボルギーニ」と同列に数えて「しまう」でしょう。いやいや、ロータスとは「ハンドリング」が命なのだ、と言う方もいればF1で活躍していたメーカーだという方もいるでしょう。または、「ポルシェケイマン・ボクスター」と競合するMRスポーツカーか。私個人としては「程よく安い」「軽いスポーツカー」「ハンドメイド」な印象。あとカッコイイ。
まぁ、色んなキャラクターを持つこのメーカー。自分は世代的にロータスヨーロッパをよく知りませんし、F1もよく知りません。精々エリーゼ、エキシージの世代。エスプリすら分かっておりません。では、何故ロータスを選んだか、何故ヨーロッパSを購入したか。
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順を追っていきましょう。
私はまず小さい頃から速い車が好きでした。まだゴールデンタイムでF1中継があった時代。
夕食を囲みながら甲高いF1サウンドを聞く風景は何処の家庭でも見られました。
そんな訳で将来はスポーツカーが欲しいと考える訳ですが、買うならばやはり特別な1台が欲しい。
とびっきり速い車が良いと考えるわけです。
しかしそういう在り来りな考えは、殆どの場合現実の前に諦めるか、妥協するしか無いのです。
私も妥協するしかありませんが、それでも妥協点というのは得てして人によって譲るポイントが違うものなのです。
まず、車を速くする上で1番効果的な「チューニング」は何か。
答えは「軽量化」。軽量化は「加速」「減速」「コーナリング」全てに影響する最もコストパフォーマンスの良いチューニングです。そしてその軽量化こそ最も「金の掛かるチューニング」。最もコストが掛かる為、コストパフォーマンスが悪い。どっちだよ。
となると良策は重い車を軽くするのでは無く、「最初から軽い車を購入すること」。これこそが最も安上がりな答えですね。そして軽い車と言えば何か。小さくて、余計な電子部品を搭載せず、軽く作れる車。
そうです。軽自動車かロータスです。
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サイズがここまで変わらないのもロータスの良さ
さて、速い車にはパワーが必要です。いくら軽量でも、そりゃパワーが無いと空気抵抗に負けてしまいますし、今のご時世300、400馬力当たり前なのですからパワー欲しいですよね?
しかし、パワーを上げるにしてもやはりお金は掛かります。元からパワーがある車か、もしくは比較的パワーを簡単に上げれる車か。そうなると必然的にターボエンジンとなります。軽自動車かロータスヨーロッパSです。
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以上の点より「車重1t未満」「2Lターボ」を搭載する「ロータス ヨーロッパS」を私は選びました。副産物として「エアコン」「4輪ディスクブレーキ」「4輪Wウィッシュボーン」「高剛性アルミバスタブフレーム」「本革内装」が付いてきました。実にお得です。
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S2エリーゼ、エキシージの2ZZはスーパーチャージャーを搭載しても300馬力に届くかどうか。こちらは排気量が2Lもある上にターボです。300馬力は越えるでしょう。(希望的観測)
S3エリーゼも2ZRモデルなら260馬力が良いとこ。(訂正:300くらい出るそうです。やるやんけ〜)
S3エキシージならば3.5LのV6エンジンを搭載しているだけあってベースで350、最高で460馬力まで上げれますが、車重が1100kg。こちらは995kgです。100kgのアドバンテージがあります。
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ということで、「数字だけ」見たならば案外行けそうと思った上で、このロータスヨーロッパSを何とか最低限走らせれるだけの車にしようと努力しております。
日本では前例が無いことから、日本の誰もがこの車のことを信じていません。それに「数字だけ」では分からない点で大きなビハインドを背負っているような気がしますが、ひとまずはその壁に当たるまでやってみるのが私個人の目標でありヨーロッパSのオーナーとしての義務です。
そして、その目標を達成する為の道順こそがこのブログで挙げた「ヨーロッパSの問題点」であり、このブログの意味です。
新車当時の動画ですが、メーカーからはサーキット走行NGを言い渡される始末。
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ここまで読んでくださった方で、もはやこの車の能力を疑う人間は居ません。そして結果として正しかったのはメーカーでも無ければ、ロータスの往年のファンでも無く、コーリン・チャップマンの元初代ヨーロッパTCの設計開発に携わったヨーロッパSの開発最高責任者である『マイク・キンバリー』と『ロジャー・ベッカー』であり、その想いをサーキットという極めて公平なフィールドで昇華させたホフマンズ・スポーツの『クリス・ランドール』でした。