サスペンションが折れました。 その2:お帰り純正サスペンション
前回のあらすじ
「SPIRIT車高調が折れました。」
おまたせしました。
ブログを書きます。
前回はヨーロッパS用にセッティングされたSPIRIT製サスペンションが折れたまでを書きましたが、その後を少し書きます。
まずは折れたサスペンションを外して…
はい!純正戻し!
持ってて良かった純正サスペンション(捨て方が分からなかった)
知らない方も居るかもしれませんが、近代ロータスは基本ビルシュタインが純正です。
中にはオーリンズやらナイトロンやら付けてますが、一部の限定車種や2-11とかの特別モデルです。
基本はビルシュタイン。
乗り心地最悪です。
自分のヨーロッパSに限って言えば。
もう、最悪ですよ、えぇ。
本当は二度と戻したく無かったです。
下道ではひっくいバネレートに対して高過ぎるガス圧のお陰で、ある程度の路面の荒れは吸収してくれますがコンビニに入る段差のショックを吸収できず、毎回車が壊れそうな音がします。高速道路に至っては、つなぎ目を超える度にハンドルが45°傾く始末。手に負えません。
お陰で下道を流れに乗って走っているだけでドライブレコーダーの衝撃録画が作動。直ぐにメモリがいっぱいになりました。
ただ、今回は少し状況が違います…
ブッシュが「PowerFlex」なんですね。↓
https://note.com/lotus_europas/n/nc76eb1984546
つまり、「純正サスペンション+ウレタンブッシュ」という組み合わせの『人柱』になれるんです。
これは、貴重です。凄く貴重。
ヨーロッパSが生産されて10余年。この組み合わせのレビューは1つもありません。人柱になります。
結論から言います。
良いです。最善では無いですし、決して最良では無いですが良いです。
と、言いますのも純正サスペンションにあった「突き上げ」をウレタンブッシュが吸収してくれるお陰で、高めのガス圧によるレーシーな雰囲気だけをピックアップすることに成功しております。
路面の荒れと言った無駄なロードインフォメーションも、ウレタンブッシュというフィルターが働きハンドルが取られることが純正ブッシュと比べると劇的に少なくなりました。
それでも純正サスペンションの素性の悪さを全てカバー出来ている訳ではなく、アクセル全開で加速すれば簡単にリアが滑る位にはトラクションは掛かっておりません。
乗り心地、トラクション性能、etcが酷過ぎてサスペンションを変えたい!でもお金が無い…。という方には比較的低予算で純正サスペンションの素性の悪さを「ある程度」改善出来るウレタンブッシュは、ヨーロッパSに限ってはオススメですね。
ウレタンブッシュ自体の「柔さ」についても、近代ロータスのアルミバスタブフレームに限って言えば、足元のグンニャリ感よりもロードインフォメーションをカットするフィルターの役割の方が恩恵として強く出るのでは無いかな?とそう思う経験でした。
次回は無事修理、改良されたSPIRIT車高調を戻して「その3:復活のヨーロッパS」を書きたいと思います。
余談
お 分 か り い た だ け た だ ろ う か 。