ヨーロッパSの問題点その6:ブレーキ
はい、去年ぶりでございます。問題点シリーズ。
ネタが無いという訳では無いのです。
残念ながら書くネタには事欠きません。
そういう車ですから。
書くことには事欠きませんが、結論、つまりオチが無いと完結しませんし、こうやって人に見せる物(読んでもらってるかは自信無いので)であれば尚更「起承転結」が必要なのでして。
つまり、結論まで出ていないと書けない訳です。
それが良かろうが悪かろうが。
では問題点シリーズ、その6の「ブレーキ」について、です。
まずもってこの車、ブレーキが効きません。
「は?効くが??」と純正キャリパー、純正パッドでお楽しみの方はお帰り下さい。この車のブレーキは効かないんですよ。
理由は幾つかあります。
1つ、キャリパーが小さい。車重1tあるのに車重700kg位しかないS1エリーゼと同じフロント2pod、リア片押し1podじゃそりゃ止まりません。
2つ、タイヤが細い。車のブレーキはRRでも無ければ、大抵はフロントブレーキが大方の働きをこなします。そのフロントが履くタイヤが175幅じゃ、止まるものも止まりません。
3つ、ABSが古い。実はスピードスター(VX220)、ヨーロッパSにはABSが付いていますが、ABSのECUが古く、前輪か後輪区別しか出来ない「2chABS」となっています。通常は、というか普通は4輪識別の「4chABS」なのですが、この車は元がギリギリ20世紀世代の車なので「前輪と後輪の左右どっちかが滑った瞬間、ABSが発動し4輪全てのブレーキが効かなくなる」という。
1つめはヨーロッパSEでも4podに変更されていたりと、ロータス側も欠点には気付いていたようです。最初からやれ
3つ目、ABS。
これはもう仕方ありません。だって車が持ってる安全装備なのですから。こればっかりはどうしようもありません。
どうしようも無いので外しましょう。(非推奨)
ここでスピードスターオーナーは何をしているのでしょうか?
少し海外のオーナーのコメントを見てみましょう。
これ以上は止めておこう。
まるで自分が車検に通らない、保安基準に反する改造を推奨してるみたいに見えます。
それは私の思うところではありません。
さて、ABSのECUの問題はどうやら認識数の違い、だけでは無いそうです。
なるほど。どうやら2chの入力数とABSのアイスモードの合わせ技でこの止まらないブレーキは実現している様です。外せこんなもん。
最後に
肝心のABSユニットについて
赤丸で囲まれてるナンバーの末尾4ケタが「6012」であれば4ch式。「6009」だと2ch式だそうです。つまり我々は「6012」を探せば良いのですね。
まぁエリーゼ、エキシージのABSが滅茶苦茶とても良い、という訳でも無さそうなんですが…。
今回も綺麗にオチがついたかなというところで、以上です。