ヨーロッパS問題点 その8『ECU』
[2023年6月19日 BLACK ECU PnPキット及び協力店舗様からの進捗について追記]
[2023年8月8日 ROMチューンについて追記]
[2023年9月11日 ROMチューンについて追記]
[2023年10月2日 ROMチューンについて追記]
[2024年1月22日 ROMチューンについて追記]
注意
ヨーロッパSのECUについて、万が一失敗しても一切のクレーム、苦情は受け付けません。それらに納得した方のみ読んでください。
はじめに
ヨーロッパSは駄作として多くの媒体に評価されてきました。それは否定出来ない事実です。というか、そもそも2Lターボで200馬力っていう時点で殆どの購買層の歯牙にもかけてもらえません。
そこで慌ててロータスは225馬力まで出るようにROMチューンを行った「ヨーロッパ225」や、タービンまで変更した「ヨーロッパSE」をリリースしましたが、時既に遅し。会社は既に次期GTモデルである「エヴォーラ」の開発に着手していましたし、今更スタートでズッコケた車が25馬力上げてきたところでインプ、ランエボ以下です。なんだったら1.8Lのエキシージにすら負けてます。せめて225馬力がスタートなら…。それでも誰も買いませんね。2Lターボで225馬力。パワーが無さすぎです。
ですが、「ヨーロッパSE」ならびにROMチューンが施されたヨーロッパSの評価・評判は決して悪くは無く、それまでの酷評を全てひっくり返す程のものでした。
純正チューニングROM
「ヨーロッパ225」がリリースされる際、ロータスよりノーマルの「ヨーロッパS」も225へアップグレードする為のキットが販売されていました。内容は「ECU」「ドリルドブレーキローター」「熱価を上げたプラグ」「225のエンブレムとシール」と言った内容で、キモとなるのはECUユニットでした。このECUを純正ECUと交換することで225馬力まで強化される、といったものでした。尚、現在は当然のようにこのキットは絶版状態です。一応ECUだけを海外ロータス系通販サイトEliseshopで発注することも出来ますが、自分は発注して半年経っても音沙汰無しだったので、多分もう二度と作らないんじゃないかなと…
ある程度バックオーダーが入ったら、ロット単位で作るかも知れませんね?何十オーダーすれば良いのか分かりませんけど。
社外ECU
「225キット」の様に、既にアップグレードされたECUへ交換するというのはある種1番手っ取り早い方法ではあります。メーカーがやってましたからね。しかしながら現在それが不可能な可能性が高い状態になっております。以下は全て伝聞ですので、より確度の高い情報が欲しい方は実際に買って、ディーラーへ作業を依頼してください。
・ECUと車体、ECUとイモビライザーの2つの照合を行うことで初めてECUが起動する。
・ECUと車体及びイモビライザーとのマッチングはECU1つにつき1度しか行えない為、1度車両から外した純正ECUは元に戻しても起動出来ない。
・同じ理由で例え事故車の225ECUを外しても移植出来ない。
・車体及びイモビライザーとECUの照合は『車体番号』で行う為、車体番号をECUに打ち込む必要がある。
・ヨーロッパSは元はスピードスターだった車体に、ロータスのシステムを入れた車体の為GMとロータスの2重のロックが掛かっている。
以上の事からECUの交換を行う際の条件は『新品のECUであること』『ECUに車体番号を打ち込めるテスター(端末)があること』『ECUの交換に当たって知識がある、もしくはマニュアルがあること』となります。
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