こちら側とあちら側
おはれん。
今は二つの台本をいただいていて。
まだまだ平面なそれらを早く立体的にしたいなぁとかかっこつけてる山本です。カクイカにいたってはあと一週間ですけど、山本さん!?
どちらも死というものからは切り離せない内容で、毎日生きるとは死ぬとはみたいな哲学的なことを引っ張り出しては散らかして、また、そっと開いては置きっぱなしみたいな毎日を送っています。
カクイカは久しぶりに共演する方とはじめましての方が半分。Aキャストを含めてもそうなるのだから縁とは不思議なものだなぁ。
役にはそれぞれ哲学がある。価値観といった方が近いのかもしれない。私はその価値観の噛み合わない人間のすれ違いが妙に心にくる人間で。
ある劇団さんのお芝居が大好きだったのだけど、残念ながらだいぶ前に解散してしまった。くらうから一回しか行かないのがいけないよね。
もっとたくさん観に行けばよかったなんて考えてももう取り戻せない。
一期一会という言葉は舞台で良く聞くけれども本当にそうで。当たり前なんてものはない。
今回の二つのそれぞれが私を構築していくし、今の私がそれぞれを彩っていく。
だから、同じものは出来ない。高校の時にやったあの役をもう一度演じることが出来たとしても
年齢とかではなくて、同じようには出来ないでしょう。
あの狭い、鬱屈した、それでも世界は広くて綺麗だと信じていたあの時と
今の私ではあまりにも違い過ぎて。悲観的な意味ではなく、同じものは出来ない。だから、今、会いに来てって思うし、作品に全力で挑んでいる。
リリ唄。今回の登場人物たちは確実に死ぬことを選択した。だから、死にたいしての概念や状態というものは私と違うのでしょう。だから、迷うし考えるし、悩む。それは、苦しくも愛しい時間。
で、人は簡単にあちら側にいってしまう。と、私は思っている。だから、こちら側にいる時にやれることをやりたいと思う。もしかしたら、こちらとあちらなんて単純なものじゃないのかもしれないなぁ…
なんて。まとまらないね。
でも、お芝居の答えなんてないから。
時間を共有して、傲慢に聞こえてしまうかもしれないけれど、あなたに何かをあげられたなら
それは、とても幸せだと思うのです。
一先一日でも早く完全に台本をはなしたい山本
どちらもまだちょっと不安。
チケット絶賛発売中
カクイカ
https://www.quartet-online.net/ticket/purple_kitaike?m=0yiaidf
備考欄に山本蓮と御記入ください
リリ唄https://www.quartet-online.net/ticket/chucan34?m=0libdag
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