誰かを好きになる時
今思うと、初恋っていつだったろう
幼稚園? 記憶が無い。。
小学校低学年? うーん
ここも記憶が無い
小学校の5年生の時、かな
クラス替えで新しいメンバーになって、小学校も年長組に入ってなんとなく大人になった気分の頃
今でも覚えてたりする
掃除の時間 私の背では届かない高い窓を開けとうとして、私が飛び跳ねていた時、背が高かったクラスメイトの男の子が、後ろから「スッ」と開けてくれた
びっくりして振り向いて、顔を見た瞬間に「ズキュン」と音がした(ようだった)
この瞬間に私は初めて恋に落ちた
高校の時の女友達は、朝、クラスメイトの男子が遅刻してきて、先生に「なんで遅れた?」と言われ、彼が「うんこしてました」と答えたその瞬間に「ズキュン」と恋に落ちていた
そう 20代くらいまでは、「恋に落ちる瞬間」、みたいなものがあって、その瞬間に「ズキュン」と音がしていた
歳を重ねるとその音はドンドン小さくなり、40歳くらいでは聞こえなくなった
私は40代で夫と出会い、結婚している
夫と初めて会った時は、「キュン」というより「フフッ」という感じだった
なんだろう
なんとなく、話が途切れない、不思議な感じのする人だった
その後、何度か会って、やはり、2人でいても沈黙とかが不安にならない、なんとなく、いつしょにいられる人だった
お互い歳も歳だったし、結婚という運びになり、なんの障害もなくあっさり入籍した
人の縁って、そういうもんなんだろうな
結婚して数年経つけど、今では、変なところで、ある意味違う「キュン」がある
夫が肌寒い時、お風呂上がりにTシャツとパンツ姿で、Tシャツの前側だけパンツの中に入れてお腹を冷やさないようにしている時
なんとなく、「ふふっ」と笑いつつ、お腹壊さないでね、とそっと想う
歳を取ると、感情が大きく動くことも少なくなるけど、また別の感情が湧いて来るのかもしれない
何かを愛おしく思うことだったり
もっと穏やかで優しい感情なのかな