ガロス
ガロスはフリスが誕生して程なくして誕生しました
フリスと出会った頃のガロスはフリスの持つ不思議な力に付いて好意を持ってみたいました
しかし時が立つに連れ人間は増え、神々と直接話の出来る神秘的な力を持つフリスが、人間たちからランフィアスの巫女として祭り上げられる様になると、ガロスはフリスに対し反発的な感情を持つようになりました
ガロスは何故自分には同じ力を与えないのか神に聞きましたが神は力は関係ないといい、それ以上答えませんでした
その後も来る日も来る日も何度も神に問いかけましたが結局答えを聞けませんでした
そんなある日、ガロスは「自分も神の声を聞ける」と嘘を言ってしまいました
ガロスの話術は魅力的で、ガロスの噂はまたたく間に広がりました
評判が広まるとますます嘘を重ねなければいけません
ガロスは嘘の嘘を重ね自分をより魅力的に見せるようになりました
そこまで嘘を塗り固めても人々はガロスを信じ疑いませんでした
しかし嘘を付く事に疲れ果てたガロスは、とうとう自分は嘘をついていた事を人々の前で明かしてしまいました
すると裏切られた想いからガロスを憎む者と、ガロスを信じ続ける者が言い争いを始めてしまいました
中にはガロスに石を投げつけるものもいました
ガロスは後悔しその場から逃げ出し、人の寄り付かないところに隠れてしまいました
神はガロスには人を導くための力を与えていましたがガロスは気づく事ができないまま怯え、もう人前に出る事は出来なくなってしまいました
それを見て哀れに思った、ランフィアスは小さな楽園をガロスに与え、ガロスそこで時を過ごしました
そしてその後反省の気持ちから、その楽園に逃げて来る者は快く受け入れました