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(届かなくても)蓮巳さんにどうしても伝えたいことがある

1月4日の朝にこれを書いているけれど、公開されているのは、約束の18:00を過ぎたころだろう。

『天翔KAGETSU』フルバージョンを聞き、イベントストーリー『翔装の華月伝』を読んだ。蓮巳さん、鬼龍くんと颯馬くん、滝くんの思いの丈と、決断と、未来の話を聞いてきた。

そのうえで、蓮巳さん。あなたを8年間(途中ブランク2年)応援してきた人間として、いま、どうしてもあなたに伝えたいことがある。

ごく私的な文章だけれど、蓮巳さんがひとつ重大な決断を下したこのタイミングで、こんなことを思ったオタクがいた。それをインターネットに置いておくことにも、何かの意味はあるだろう。そうと信じて書き残す。


蓮巳さん。
これまであなたが生きてきた時間の中で、あなたが数限りない選択と決断をしてきたことを、オタクは知っている。

例えば、すべてが始まった『デッドマンズライブ』。

朔間さんを打ち負かし、革命の旗印にするために、鬼龍くんを舞台へ上げると決断したこと。

例えば、夢ノ咲学院で行われた、一度目の『革命』。

英智くんの夢を叶え、夢ノ咲をたくさんのアイドルが輝ける環境へ変えるべく、五奇人その他多くの生徒たちを切り捨てると決断したこと。

ESに来てからは、さらに多くの決断に迫られたことだろう。紅月の「和」と「伝統」を最大限活かすべく、長い歴史をもつリズムリンクに所属すると決断したこと。『御前試合』『天下布武』『スカーレットハロウィン』『三光鳥』……、たくさんのライブに出演し、そのたびに数々の選択をしてきたはずだ。

そしてあなたは、ひょっとすると、それらの決断が間違いだったと思っているのかもしれませんね

『追憶*それぞれのクロスロード』「Croud/第五話」より

俺の歩む道のりが、正道でありますように」。

たしかに、正道ではなかったかもしれない。現在地に立って、来た道を振り返ってみれば、「あのときの決断はベストではなかった」「よりよい道があった」と悔やむことも何度もあっただろう。

『デッドマンズライブ』では、自分が鬼龍くんをステージに上げたことで、朔間さんに打開の一手を与えてしまった。

一度目の『革命』では、夢ノ咲学院を、生徒会の顔色を窺うばかりで新たな芽の育たない、窮屈な場所に変えてしまった。

リズムリンクに所属してからは、並み居るお偉方や、凝り固まった「和」と「伝統」に雁字搦めにされ、思うような活動ができなかった期間も長かった。

すべて、蓮巳さんの決断から始まったことだ。

そしてそのたびに、数限りない批判の矢に晒されてきたことだろう。

『光明◆大空を仰ぐ三光鳥』「研学/第六話」より

蓮巳さん、そしてあなたが何より大事に思う「紅月」。

「三人が『紅月』でいたいと思う」から「大事に思っている」のだとあなたは言いました。それは、勉学の道を志した颯馬くんの気持ちをねじ曲げてまで、「三人の紅月」という形に固執したくないという、仲間のことを尊重したいからこそ出た言葉でした。

蓮巳さんの決断はいつだって、大事な仲間と、紅月のためにある

『誉れの旗*栄冠のフラワーフェス』「花道/第二話」より

かつて、その覇道を彩る花々は「流れた血を、屍骸を肥料にして咲き誇」っているのだと蓮巳さんは話していた。その中には、あなたたちが流した血も混ざっていることをわたしは知っている。

だからこそ、これだけは伝えたい。


(わたしを含め)こちらのオタクが何を言っても、

そちらのファンが何を言っても、

それがあなたの決断が間違いだったという理由にはならないんだよ。


蓮巳さんがこうすると決めた道で、望みを叶えられたかどうか

その道のりで、あなたが「抱きしめたい」と思える輝かしいものを、何かひとつでも手に入れられたかどうか

それだけが大切だ。
それだけが、わたしが蓮巳さんに求めるものだ。


『誉れの旗*栄冠のフラワーフェス』「花道/第三話」より

当時高校生だったわたしが、友人のすすめであんスタをダウンロードして、初めて遊んだイベントこそ『誉れの旗*栄冠のフラワーフェス』だった。

やたら高圧的だけど、かっこいい先輩がいるなあ、と思ったものだ。

元々UNDEADを応援していたわたしは、その後『追憶*それぞれのクロスロード』などを経て、蓮巳さんの覚悟の強さと深さにどんどん惹かれていった。

いい時間ばかりではなかった。

その強硬な姿勢に、意味がわからないと反発したくなるときもあった。すべての言動を理解できるわけじゃないし、読み違えることだってある。ゲームを離れたときさえあった。
それでも、気がつけばここに帰ってきている。

いつだって信念を曲げない蓮巳さんは、すごくすごくかっこよかったから。

あなたの語る未来の話が、大好きだった

あなたが目を輝かせて語る未来へ、わたしもともに行きたかった


だから、蓮巳さん。どうか信じた道を進んでね。
わたしも、行けるところまでは一緒に歩くからね。

たくさん傷つけ、傷ついた人生だっただろう。
それでもあなたが。
誰より優しくて、仲間思いで、かっこいい蓮巳さんが。

他ならぬ自分自身の決断で、そこで得たもので......自分自身の人生を「悪くない物語だった」と抱きしめられる日が来ることを、ずっとずっと願っている。

白蛇の抜け殻が入ったお守りだそうです。
小さな小さな月だけど、あなたの道行きを照らしてくれますように。