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週日記(20240824~)


8月24日

新しいベースを手に入れた。友人が使っていたベースを譲り受けることになった。楽器って使ってた人の弾き癖や好みだけじゃなくて魂の精髄を写し取るような気がするんですよ。BLEACHの斬魄刀みたいな。
それを他者から譲り受けるということは意識や責任を乗せて使っていかなければいけないなと思うことがある。譲った側の友人からしたら重すぎるわと思われていると思うけど。


詳しい説明をするとLAKLANDというメーカーの5弦ベースです。元々4弦のLAKLANDを所有していたので何も違和感は無いし、ボディシェイプや音の傾向などが好きだから僕の手元に来てくれて本当にありがとうと思っている。

今回手に入れた5弦のLAKLAND 55-94
元々所有している4弦LAKLAND 44-94

このベース、所謂ジャズベースの音もスティングレイの音も出せるしスタジオミュージシャンも使ってる人が沢山いて現場向きな楽器だなと思う。
1番好きな点がヘッドが分厚く作られていて、そのおかげで余計な倍音が出ないしタイトでレスポンスも早いし扱いやすい。現メイン機のESPのBardicも同じ傾向にある。多分ボディシェイプもLAKLANDを元に作ってあると思う。

ESP Bardic

この子は限定品で7本しかないベースなので何かトラブルが起きたり壊れてしまったら本当に換えが効かない。毎ライブ細心の注意を払ってはいるがやはり遠征もこれから増えていくだろうし、サブの5弦ベースが元々欲しかったから本当にいいタイミングで巡り会えたと思う。

とはいえ楽器は弾いてナンボだと思っているのでBardicも全然使っていくつもり。コレクションアイテムをここまでボロボロにしてる人も見たことないとESPのお店の人にも言われた。


8月25日

ようやく暑さが緩んできて夜もエアコンをつけなくても大丈夫になってきて嬉しい。
日中はさすがにうんざりするくらい暑いが。

昨日入手したベースの調整をしばらくしていた。多分自分は弦高が比較的高いセッティングに慣れすぎて音もそういう音が好みかもしれない。
そもそもが天井裏のザムザをサポートするにあたって5弦ベースを全弦半音下げがデフォルトのチューニングのため、セッティングや音作りにかなり苦労した。ダウンチューニングをしながら低音弦を使ったフレーズを多用するためピッキングをもう一度見直したりしたが結局原点に立ち返ろうと弦高を高くして、弾きにくいけど5弦の12フレットで3.1mmにしている。
この高さだとローゲインのオーバードライブをかけた状態で強くピッキングすれば歪むし弱くピッキングすれば歪まない程のニュアンスも出せるし16分ピッキングをしても音程感が消えたりしないセッティングだと結論づけた。
また数ヶ月後には違ったセッティングになってるかもしれないけれど。


8月26日

何故かわからないけどプリンスが聴きたくなり、かといってしっかり聴き込む状態でもなかったのでApple Musicのプレイリストをシャッフルで流し続けていた。
ブラックミュージックってリズム楽器をやる人は避けて通れないジャンルだし、結局何から聴いたらいいのかわからない時期にLUNA SEAの SUGIZOさんによる愛聴アルバムの一覧を見てビビッときた。いつ頃かは覚えてないけど狂ったように聴いたし、purple rainのTシャツも好きで度々着ている。
そのTシャツで西荻窪にあるsawyer cafeというカフェバーに行ったところ、マスターから色々うんちくを聞かせてくれたこともある。音楽を心から好きな連中は誰も彼もオタクなんだなと思う。


8月27日

今月からサポートさせてもらってるKOUDAIさんのリハーサル。
前回のライブとは違うドラマーさんとのリズム隊。人が違えばグルーヴが違う。同期でクリックありきとはいえ拍の置き方が人それぞれ違うのでクセを聴きながら合わせに作業がコミュニケーションに似ているなと勝手に思ってる。音楽っていわば人間にだけ許された唯一のコミュニケーションツールですから言葉を使わずに相手の呼吸を図る行為はとても美しいなと、演奏する人が変わる度に実感する。


8月28日

THE SPELLBOUNDの新譜「Voyager」を聴く。
BOOMBOOMSATELLITESやThe Novembersと地続きではあるけども全然違う表現がここに極まった作品だと感じた。
得に小林裕介氏の詩表現がここ数年でかなり変わったというか、音に当てる言葉が変わってきたなと思うし何よりもっと人間のもっと内側に誰しもあったけど目を背けてきたような部分や言葉にしてこなかったけどそういえばこんなことみんな感じてるよねというモノを綺麗な言葉にしてメロディに当てはめている。

小林さんも中野さんもキャリアのあるミュージシャンだからコアの部分がしっかりしてるしなにか大きな変革があったアルバムかと言ったらそういう訳じゃないけど、BiSに楽曲提供した曲をセルフカバーしたりRIZEのJESSEをゲストで迎えたりしてるのでそういう部分でシナジーを産んで新鮮さを感じさせる楽曲もある。
ライブも重ねてきてツインドラムが定番化して「世界中に響く耳鳴りの導火線に火をつけて」はそれを想定したリズム隊のプログラミング(多分生ドラムが録音されてそう)がされてて個人的にかなりグッときたポイントでもあります。


8月29日

同じ日々の連続で書くことも無くなってきてしまった。
何か書いて欲しいこととか気になることがあればどんどん聞いて欲しいんですけどね。基本NGなしで聞かれればほとんど答えているつもりではあるんですけど、良くも悪くもこういうナリなのでクールだとか近寄り難いイメージがついてしまってるのも感じてる。
実はそこそこ寂しがり屋だしもしかしたら人間のことが好きなのかもしれないと思うくらいには心の扉開けてるつもりですので。



8月30日

完全な休日。母も休みだったらしいので家に襲来しテテをドロドロに甘やかしてました。

母がやってくるとしばらくテテミサイルをぶっ放しまくるテロリストと化すので毎回痛そうにしてます。

※テテミサイル参考動画


9月の下旬から友達が家に下宿するのでそれに向けた準備をちょこちょこと進めていますがなんせ築40年以上の一軒家なのとクソ暑すぎて引っ越して1年以上たっても未だ手が付けられない箇所もあるので、母に手伝って貰いながら今日も修繕するのでありました。


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