僕がウォシュレット童貞卒業した時の話
ウォシュレットって日本が誇るトイレ文化の最たる象徴ですよね。
でも僕はなるべく使わないように、なんなら死ぬまで使わないで生きていこうと思っていました。
“あの日”までは。
そもそも何故僕がウォシュレットをら使わずに死んでいこうと思ったのかと言うと、日本人はケツを甘やかされすぎてる気がするからです。排泄中は音楽を流してくれて、便器は温められ、仕舞いには水で洗ってくれる。
あまりにも贅沢だ。
日々使ってる人に対してはなんとも思っていませんよ。
ただ僕は自分で決めたルールを破ることはあってはならないくらい自分を追い込むド畜生なのです。
さて本題なのですが
何故そんな僕がウォシュレット童貞卒業してしまったのかと言うと
“誤作動”です
あれは忘れもしない2年前の冬、バイト中に催し、トイレに駆け込んだところ隣にお客さんも一緒に仲良く用を足してました。
隣のブースから「カチッ」という音が聞こえた瞬間
ウィーン
あまりにも作動音が近くに感じた。
違和感はこれだけじゃなかった。
気づいた時には臀部から背中にかけてびしょ濡れになっていた。
何が起こったのか全く分からない。
夢中で水を止めようとした。何をしたらいいか分からない。そりゃそうだ、この機能を使ったことがないからだ。
便器についてる停止ボタンを押してみた。
だがどんどん水が出てくる。
誤作動だ。
僕の見解は、隣のブースのウォシュレットの噴射ボタンが何かの拍子に僕の使ってる便器のウォシュレットに信号が送られた。
悔しすぎる。
こんな結末、いやこんなケツ末を迎えるなんて…
びしょ濡れの背中と処理しきれない頭を抱えて持ち場に戻った。
スタッフA「なんでそんなに背中びしょびしょなの?」
僕「純血を汚されたからです。。。」