見出し画像

8年間で20以上のWebサービスを作ってきて、ほとんど失敗した理由

みなさま、はじめまして!  ren と申します。

追記(5/6) 「具体的にどんなサービスを作って、どういう失敗をしたのですか?」と言われることが多かったので、書いてみました → 8年かけて開発したWebサービス15個の具体的な失敗理由とは?

note は初投稿なのですが、タイトルどおり、 8年間で20以上のWebサービスを作ってきて、ほとんど失敗した理由を私の実体験を元に書いてみようと思います!

Webサービスを作っている人、自社のサービスを作っている人、起業家、これからWebサービスを作りたい人など、少しでも参考になれば幸いです。

この記事を通して伝えたいこと

1. Webサービスやアプリを成功させる事はかなり難しい

2. Webサービスやアプリは実際世の中に出すまで分からないが、成功確率は上げることができる

3. Webサービスやアプリの成功確率を上げるにはどうすれば良いのか

です。

本記事の内容は、8年間私自身がもがき苦しんできて、「あー、もっと最初に知りたかったわー」といったような内容をまとめてみました。

8年前の自分が読んでたら、成功確率が上がっているような内容を目指しています。もちろん、よくよく考えたら当たり前の内容も含まれてますよ。

私自信、たいした成功体験はありませんが、同世代では(自称)トップクラスに失敗してきたと思っています。

これから先も自分がプロダクトを作っていく上で、自戒を込めて記事を書いていますので、「成功もしてないやつが偉そうな事いってんじゃねえぞ」みたいなコメントはシンプルに傷つくので控えてくださいね。

では、よろしくお願いいたします。

まずは軽く自己紹介をさせてください。

私は現在25歳で、14歳の時からプログラミングを始め、18歳の時からWebサービスや iOS アプリを大量に作ってきました。大学卒業後はメガベンチャーにエンジニアとして就職し、1年で辞めて今はスタートアップを経営しています。

そもそも、私がWebサービスを創り始めたきっかけは、「なんか面白そうだから、作れたらかっけーから」です。

早速本題。

Webサービスやアプリを成功させる事はかなり難しい

当たり前のことなのですが。。

便利なアプリ、Webサービスが大量に蔓延るこの2018年に、簡単にWebサービスやアプリを成功させることができることは、かなり難しいでしょう。これからWebサービスを作って一発当てたい人には厳しい現実かもしれませんが。

実際、私はこれまでにいろいろなWebサービスやアプリを作ってきました。

Twitter API を使った診断アプリ、カジュアルゲーム、動画キュレーションアプリ、2chまとめアンテナ、男性向けのメディア、レビューサイト、アグリゲーションサービス、CtoCマッチングサービス等、多分25以上30未満くらいリリースしてると思います。

一番最初に作ったサービスは2011年にリリースしたもので、「つぶやきリマインダー」というサービスです。(クローズ済)

Twitter の API を活用したもので、bot にリプライすると、指定時間にリマインドをしてくれるというものです。当時は iPhone に「リマインダー」アプリがなかったんですよね。

なんと、嬉しいことに一番最初に作ったWebサービスが本に乗りました。サービスを紹介したブログ記事を書いてくれる人もいて、「ただの18歳の大学生が作ったサービスを本に載せてくれたり、紹介してくれたり、実際使ってくれる人がいるのか!」という体験が私をWebサービス創りまくるマンにさせた原因でもあります。

しかし、ほぼ失敗してきました。

ある程度数字がでたものでは、2日で3万ユーザが登録したサービス、1日で22万PVを達成したサービス、1ヶ月で作ったサービスが3ヶ月で約400万円の売上を生んだサービス (これはまた記事にしようかな.. )などですかね。

バズってリアルタイム5000人以上閲覧者がいる画面

しかし、一過性のもので終わってしまったものやグロースできなかったものが多かったです。

大きな成功とは言い難いものばかりでした。

今は私がWebサービスを創り始めた2011年よりも、Progate を始めとして、プログラミングを勉強する環境も、サーバーなどのインフラも整ってますよね。

Webサービスもアプリも飽和し、サービスを1人で創りやすくなった事もありますが、以前よりもWebサービスやアプリを成功させるのはなかなか難しいのかなあ、と思っています。

「失敗しまくったのは、お前が作るサービスのセンスがなかっただけだろw」と言われてしまえばそうなのですが、それは言わないお約束というやつです。

しかし、後述するとおり成功確率は上げることはできると思っています。

Webサービスやアプリは実際世の中に出すまで分からないが、成功確率は上げることができる

「Webサービスやアプリは、世の中に出すまでユーザーに受け入れられるかは分からないから、ガンガンリリースすべき!」

この言葉が私が失敗しまくってしまった最大の理由です。

この言葉はよく言われていたりすると思うのですが、「ユーザーに受け入れられるか」というのは確かに、リリースしてみないことには分かりません。

しかし、私はサービスを作り込み過ぎてしまっていたのです。

大学生の春休みの間、2ヶ月かけて作ったサービスがあっけなく散ったこともあります。今思い出しても結構悲しい。

この言葉を素直に信じ込んだ私は、失敗した理由を振り返らずに、「サービスなんて出してみなきゃわかんないよな!」と思考停止してサービスを作り続けてしまったのです。

当時、今ほど個人で開発している人もいなかったですし、開発者のコミュニティや、メンターみたいな人もいなかったので、サービスをひたすら創りまくる、という選択をしてしまいました。これが大きな失敗でした。

例えば、ユーザーが何か入力するようなサービスであれば、自分で Rails などでフォームを作り、Heroku に上げなくても、 最悪Google Form でいいじゃないですか。

つまり、仮説検証を一切していなかったのです。

Webサービスやアプリの成功確率を上げるにはどうすれば良いのか

そもそも、あなたの作るサービスで解決したいイシュー(課題)はなんでしょうか?

私が過去に作っていたサービスは、「俺が考えた最強のサービス」がほとんどでした。

「このアイデアめっちゃ良いわww 絶対流行る」

「XX が今海外で流行っているから、日本でやれば成功するんじゃね?」

「まてよ、俺が思いついたサービス、日本に無くないか? 俺が初めて思いついたんじゃね!?」

みたいな事を、思ったことはないでしょうか。

はい、まさに私はそういう思考でサービスを作ってきました

当時、がっつりエンジニア街道を突き進んでいた私は、マーケティングなんて言葉はガン無視し、どれだけ効率よくWebフレームワークを活用し、サービスを作りまくるか、という部分にフォーカスしてしまっていました。

なんでそのサービスを作りたいのでしょうか。

サービスを届けたい人の顔が思い浮かぶでしょうか。

顔が思い浮かぶ人のどんな困っていることを、どのようにして解決することができるサービスでしょうか。

問題を抱えた人は、他の人にサービスを教えたくなるようなものでしょうか。

そもそもなんで今そのサービスを作るのでしょうか。

こういったことが全て頭から抜け落ちていたのです。

加えて、当時の私はWebサービスとビジネスを離れたものだと考えていました。

そうではなく、Webサービスも、れっきとしたサービス業だと思うのです。

つまり、コンビニでジュースを買うこと、牛丼屋で牛丼を食べることと同義なのかなと。

コンビニでジュースを買うのは、「喉が渇いた」、「甘いものが飲みたい」、「新製品のジュースが飲みたい」といったニーズがあり、文脈が存在します。

これはWebサービスでも同じで、ユーザーがなぜそのサービスを使うのかという文脈を一番深く考えないといけません。

当時の私はこの本質を理解できず、サービスを量産していたのです。今思うとアホですね、少し振り返ればよかったです。

まとめ

1. Webサービスやアプリを成功させるのは難しいけど、とても楽しいから諦めずに頑張ろう

2. タイミングを見定めて、人の課題を解決する、「人が欲しがるもの」を作ろう

3. サービス開発の本質を理解して、サービスを作ろう

ですかねー。

もっと具体的にWebサービスを作る上で、効率的な検証方法、アイデアを考える上で考えるべきこと等、たくさんあると思いますが、この note が評判が良ければ書いてみたいと思います。

最後に

絶対に諦めずに、私はこれからもプロダクトを作り続ける予定です。

なにか質問がある方など、note のコメントや 私の Twitter にリプライなり DM なりお気軽に!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

いいなと思ったら応援しよう!

ren@Anyflow Inc.
皆さんのサポートやコメントに助けて頂いて書き続けられております。いつもありがとうございます。