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日曜の夜はぼんやりと。働きながら受験するマニアな日常。研究計画は2日にしてならず

こんばんは。lotterです。
記事をのぞいていただきありがとうございます。

働きながら大学院に入るまでのお話を展開しているこのシリーズ。

過去の記事はコチラから。

研究計画を書くためには意味のある「問」を立てなければならず、さらにそのためには「先行研究」の調査が必要。というのが前回までのお話。

今回はわたしがどうやって先行研究を調査したかを書いていきます。

・・・ニッチすぎなので、ご興味がある方だけ読んでくだされ。

1.先行研究の調査の仕方

学問分野によって流儀は色々あるのかもしれませんが、先行研究の調査というと、

論文を探して読む

ことです。

研究成果というのは論文として発表されていますから、それを読んで理解することで調査します。

まあ、そうだろなという感じでしょうか。

ただ、

自分の探している論文をどうやって見つけるか

という激ムズ問題があります。

まず、学術論文って何を使って検索すればいいのか。

こういうとき、普通は図書館でしょうか・・・フツーの図書館にはまず置いていないですよね・・・

ということで、ネットですね。ネット。

・・・マジ!?

ええ。もうネットですよ、最近は。

本当は、そういうのを専門に検索できるものがいいですが、法学の場合、普通の人はなかなかそれにアクセスできません(※タダでは)。

それでも、フツーに検索するだけで見つかる、つまり公になっている研究成果もあります。

労働法であれば、「日本労働研究雑誌」という専門誌のバックナンバーが公開されています。これはとてもすごい雑誌で、この雑誌に掲載されている論文はよく引用もされています。

2.教科書を読む

とはいえ、専門的な武器なしで論文を探すのはかなり苦労します。

なので、本です。書籍で探す。

大学の講義ではどの分野でも「教科書」的なものがあるのではないかと思います。論文のように比較的小さいテーマについて掘り下げて書いているわけではなく、その分野全体を見渡すような教科書的書物が。

これで自分が研究したいテーマの周辺を調査するというのが、

社会人から大学院へ進む場合はオーソドックス

なのではないかと思います。

大きい本屋さんだったらかなり専門的なものでもフツーに置いていますから、そこは大人の財力で定評のある教科書を買いましょう。そのまま試験勉強にも使えるし(ガチの学科を受ける場合は)。

学科がない場合も、教科書で勉強しておけば断片的な知識だけじゃない理解を示せるハズ。

そして、欲を言えば、

教科書は複数揃える

方がいいと思います。

同じテーマをいろいろな角度から分析するというのは、法学では王道の研究スタイルです。そのため、いろんな著者のいろんな意見を知るというのは、それだけで理解を一段上に押し上げます。

3.効率はお金で買うのだ

専門書は高い!なんでこんなにするんだと正直思う。

だから学生時代は同じ分野の教科書を複数買うなんてできなかったし、しなかった。図書館行けば読めますしね(行ってなかったけど)。

でもそこは大人の財力!投資をするならここだと思っています。本代!

自分の手元に本があるというのと、読むために何処かまで行かなければならないのでは効率が圧倒的に違います。

また、自分の本にしてしまえば付箋どころか書き込みもし放題。

好きな時間に好きなように読めるから、仕事をしながらでも勉強しやすい。手元にないと、それを言い訳にしてやらないし、やるとしても余計な計画を立てなきゃ行けない。

いつ本を借りていつ返すかみたいな。

だから買いましょう。仮に近くの図書館で読めるとしても買った方がいいと思います。

4.まとめ

定評のある教科書を買ったら、あとはひたすら読む。

それで先行研究の雰囲気はなんとなくつかめると思います。

基本的にはそれで構わない。なんとなくつかんで、それとの関係で自分の問題意識が位置付けられていればOK。

そこから先は、余裕のある限りで専門的な論文にアクセスしましょう。

大学時代の恩師を頼るもよし、知人にそういう方がいるのなら頼るもよし、ネットでひたすら探したり、お金次第では専門的な検索エンジンをサブスクするもアリです。

わたしの場合は弁護士会館に資料室(図書室)があったので、そこで論文を収集していました(ズルい)。

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lotter/弁護士・大学院生・フリーランス
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