トレード方針を立てる時の思考のヒント(2024/4)
ボラが大きい銘柄のトレードは慎重に。
頑張って時間かけて銘柄整理やってるのに、
買った銘柄が翌日下がって含み損になったり、
打った銘柄が翌日上がって含み損になったりすると
嫌な気分になりますね。
トレード方針を決められなければ、
永遠に色んな要素で気分がブレてしまいます。
でも、トレード方針を自分の意思で決めることができればいちいちブレなくなります。
今日はトレード方針を決める時の考え方を共有します。
今回の記事は、天底ボックス理論の概要やトレード方針を理解頂いている方にだけ伝わると思います。
例えば、
冒頭にチャートを出した半導体銘柄が人気沸騰中のため、
って質問を今年に入ってから何回か聞かれました。
そもそも僕が他人に売買指示をすることは1億%あり得ませんし、
そんなもんで勝てるんやったらワシに教えてくれやってスタンスをご理解いただいてる方がほとんどですので、そんな質問はほぼもらいませんが。笑
質問の仕方が「売買指示クレクレ」だと一度は丁寧にお答えしますが、
連続クレクレされるとタンスの角に小指ぶつけたレベルで辛い気持ちになるため、そこんとこはご理解よろしくお願いします。w
で、最近の「半導体銘柄」や「日経平均」に対する方針は、
スイングの時間軸なら買いはないです。
最初の話に戻りますが、最近よく聞かれたのはこれでした。
「今って押し目ですか?」
例えば、こんなやつ。
僕の愛する愉快なブログ読者ならお分かりですが、
この状況下でこのパターンで天底ボックス理論で新規買いを入れてく発想はまず持ちません。
この状況で監視リスト入りもしません。
今のところ「う〇こ食うくらい選択肢として無い」ですね。
言い換えれば、これが押し目となりそのまま株価が上昇したら僕は利益が取れません。
取るつもりもありません。
取るつもりないから、もし上昇しても羨ましがることもありません。
この位置からの上昇は僕が天底ボックス理論でがっつり狙う範囲に該当しません。
ですので、
僕はスイングトレードで利益を残すためには、
ちょこまか日足トレードになる範囲で反応する癖が良くないことだと考えています。
だから練習段階からフォーカスしてません。
上がったらもったいないからとりあえず買う、という発想もありません。
天底スイングの時にその発想は入れません。
スイングトレードで優先したいのはリスク管理です。
そして、リスク管理をしながら上手く乗れた時に利益を伸ばしたい、
株価の転換点や大きく動く所での仕掛けを意識したいのです。
綺麗な上昇トレンドに乗って暴騰した日柄6ヶ月銘柄に対する
対応の基本方針は転換下落リスクの注意です。
つまり買いは無い、
いつ急落してもおかしくないレッドゾーンのフェーズであることをイメージして、
・上に持っていかれる気持ちで、低ロットの売りを重ねるか
・上に持っていかれたら即損切するつもりで、短期で強めに売るか
・何もしない
という方針で力を抜いた状態でチャートを眺めることになります。
買いは無いと言えど、上昇トレンド中はまだ強い反発が想定できるので、
単純に下がったから売りも危険と考えます。
今(2024/4)の日経平均や半導体は指数と近い動きをしている事を考慮して、練習中のキーワード置き換えると状況はBox初月、もしくは2か月目のフェーズが多くなります。
つまり、
4月のトレード方針は天底ボックスの練習風に置き換えていくと、
①オレンジ要素での売りか、
②本番なので何もしない
の2択でした。
日経平均において、
『上昇トレンドで半年以上、一直線に上昇して日柄調整(下落)無し』
というのは過去にほぼ例がありません。
トレードの戦略は全て、過去に起きた事実と傾向から今を推理しますから、
状況的には下落調整が入るリスクに怯えますが、
念のため、7か月8カ月目と上昇トレンドで引っ張られる可能性にも怯えながら、戦略を立てる必要もありました。
その理由は半年以上一直線に上昇したことはほぼ無いが、
7か月8か月続いたことも稀にあるからです。
一発で暴落は無い、まだ強い可能性もある。
つまり難しい状況ですね。
この時、ニュースは見ないようにします。
なぜなら、日経平均や人気銘柄のいったんの天井圏では1日単位で楽観→悲観→楽観・・・の掌返しニュースや掌返し解説が溢れるハズなのでまともに読んだら動揺します。
同時に楽観→悲観→楽観・・・の流れに合わせて、
天井圏は日々のボラが大きくなるので、
ポジションの含み益・含み損を目にするだけでも精神ダメージを負います。
日々のニュースの好転・暗転を目にして動揺し、
損益の揺れを見て精神ダメージを負うと、
早く解放されたくなりスイングの時間軸で狙っている勝負を忘れます。
そして同じようなミスを繰り返す。
これが一番もったいないにも関わらず、鉄板の負け方です。
結果的に「一度勝負所でポジションを取ったならば優位性が消えるまで」というチャート派トレーダーとしての『基本行動』ができなくなります。
けれど、それは人間的に普通の反応です。
あなたは自分の金を張っている立派なトレーダーなわけですから。
解説することと、実際に金を張って勝つことは難易度のレベルが違います。
その人間的な反応をおさえるために、
自分の感情が揺れるレベルの資金を張ったり、
自分の生活に関わる範囲の金を張ってはいけないのです。
超極論、別に0になってもいい金額をトレードに使うのが精神的にはベストです。
勝てるトレーダーの『基本行動』を忘れさせないことが大事です。
そのために自分がチャート派でありチャート分析で勝負すると決めたならば、「ニュースを読んでいたら避けられたかも」という可能性にすがるのはやめましょう。
失敗していいからチャートに軸を置きます。
どうせニュースを読んでも勝つ可能性を上げられないどころか、
思考が複雑になり「基本行動」ができないから皆困っているんです。
全リスクはチャート上で背負い、トレード戦略と資金管理で受け止めると決めるのがいいです。
ニュースがいいならニュースでもいい。
選べ。とにかく毎回軸を動かしてブレるなということです。
この決めが起点になり、トレード方針や戦略を固めていくことができます。
僕らチャート派にはやるべきことがあります。
例えば今回の日経や半導体の上昇トレンド後の下げを狙うならば
考えるのはチャート上で天井圏を形成に向けた日柄調整(下落)が入るのかどうかです。
その上で狙った方針がズレて上に持っていかれるか、方針通り下落するか
チャートから見るだけです。
実際に下落に走ったならば、
次はその下落は何を意味するのか考えます。
それも全部チャートから判断します。
銘柄ごとに変わります。
天井圏ボックス入りを想定し、
初月、2か月目の下落だという判定が入るなら、
今からおっかけて大量に売るという選択は、天底ボックス理論的には早すぎてありえないです。
今の時点では、
①(売りを保有中なら)既に上からオレンジ線で売った売りを利食いするか、
②(ノーポジなら)反発を見据えて新規でオレンジ買いを入れるか
③何もしないか
の3択です。
基本は③です。①②は慣れている人、勝っている人に生まれる選択肢です。
天井圏1~2か月目でおっかけ売りは危険ですから、
下がったら指をくわえてみてるだけで正解です。
おっかけてポジション欲を満たすのはやめて、
ノーポジで正解だと自分に言い聞かせてOKです。
しっかりと天底ボックス理論の軸ができてきている人ならわかりますね。
この時、
・半導体は~
・生成AIは~
・日本経済は~
・戦争は~
そんな解説はどうでもいいです。無視してエロブログでも読んでおきましょう。
毎回言いますが、
僕もSNSでは一応株分野に関わる者として恥ずかしくないよう
知ってる風にあいづちを打ってることもあるかもしれません。
本間は「どうでもいい」どころか「知らん」です。ww
そんなことに割く時間もないし、興味も無いです。w
むしろ無責任な解説がきっかけで精神が乱れて、自分の人生も仕事もままならない状態の時間を過ごすことによる圧倒的な時間と心の損失を恐れています。
だって、自分のトレード軸には関係無いトークですから、
一般的な社会人としては恥ずかしいかもしれませんが、
トレーダーとしては1ミリも恥ずかしいと思いません。
ここだけの話、
「知らん方がカッコいいのではないか」と言う中二病まで発症してしまいそうな勢いで知らんす(これはダサい)
自分の金張って利益を残すのが僕の考えるトレーダーであって、
経済状態や銘柄の業績に詳しいのがトレーダーだとは1ミリも思ってません。
このスタンスで臨むわけですから、
今の日経や半導体系の株に対して、
天底ボックス理論で捉えなければいけないのはチャート上の対応方針です。
ニュースを知ることより、
ここの対応がちゃんと体に染み込んでいるかが大事です。
つまり、我々の天底ボックス理論の方針では、
今、暇なはずです。休むも相場状態なハズです。
年初から相場様にいただいた利益をベースにゆっくりしよ、と考えられているのがベストです。
今は月足をベースに転換点を狙うとかボックスに目が寄っていれば、
・うーん、なんかかみ合わないなぁ
・狙いたい銘柄が少ないなぁ
という感情は正解になります。
だって今は年初からボックスブレイクをしてきた銘柄が多いですから、
作ったポジションを放置して利益を伸ばす時間帯が多かったハズです。
やることがあんま無くて正解です。
今の状況は赤枠の状態ですね。
上昇トレンドの後、、
つまり、ボックス内やボックスからの初動を取る練習をしているとすれば、
日々の練習方針からズレている状況のハズです。
これがわかっている人は不安にならないですが、
わからなければ不安になりますね。
もう一度、Noteの練習方針を思い出してください。
この練習を設計した意味は、
自分がわからない時に、
トレードしないようにするため、
反応しないようにするため、
次のわかる相場が来た時に反応するためです。
今の日経や先導株である半導体をみると、
天底ボックス理論トレーダーの真骨頂である、
ボックスからのブレイクアウト、トレンドの初動を狙いに行けるタイミングでは無いです。
今は既にトレンドが発生した後の状況です。
だから、狙うならば、
日経平均において、
上昇トレンドで半年以上、一直線に上昇して日柄調整(下落)無し
というのは過去にほぼ例がない
ことから、下落調整が入ることを想定し、
・とりあえず7‐8か月上昇されるパターンにも怯えながら空売りするか
・何もしないか
で良かったと思います。
素直に下がれば勝ちやすいけど、
上に持っていかれたら怖いので大ロットは張りにくい状況、
だから何もしなくてもいい
と感じられていれば良いです。
で、この後はボックスを経由するパターンに移行するなら、
・月足レベルで転換の可能性が生まれるならばもう2-3カ月後、
・上昇トレンドが強ければこの下落は底固めで再上昇になるので買い場になる(ただし一直線にはいかないのでオレンジ買い)
と考えるのが現時点の段階です。
つまり、この後の相場をきっちりしとめるために待っとくという状態でいいです。
しかし、個別銘柄では異なる動きをしている銘柄も増えていますね。
これとか。
この情報の要・不要の切り分けが自分の判断軸でできて、
初めて後の戦略が明確に決まっていきます。
全てのロジックはチャートから整理するのが、我々のトレード軸です。
その軸をブラした瞬間に、
トレードの難易度は上がり、日々の練習の努力はしにます。
皆さんも、
僕はそれが自立したトレーダーだと思っています。
そういう軸のあるブレないトレーダーの方たちの発想や思考法はめちゃくちゃ参考にさせてもらってきました。
今もそういう人たちを尊敬のまなざしで見ています。
一方で、後付け解説で身の振りコロコロ変えてるオカマ野郎には興味も無いです。
そんな人の発言で自分の軸がブラされることなどあってはならない。
強く自立したトレーダーになりましょう。
一度決めたら人のことを見るのではなく、
自分が一人のトレーダーとして「チャートの指示通り反応できるかを見張る」だけです。
それが自分が取れる簡単なターンで利益を取っていくことに繋がります。
頑張りましょう(*'▽')
ロット@株トレーダー(4月は旅行中)
※旅行中はマジで1銘柄トレードくらいがいいですね。
※ただいま執筆を頑張っています。w