初心者のための入門トレーニング【星之翼 Starward】
ゲームセンターで大人気のガンダムゲームっぽいやつがSteamに来るということで一部の人には有名だったらしい、星の翼というゲームを最近始めました。
基本無料の2on2で戦う対戦ロボットシューティングでスマホ版もあるらしく、そのためかロースペックPCでも快適に遊べます。
Steamの売り上げ上位にちょこちょこ姿を見せている反面、同接はそれほどでもない様子なので今は一部のコアファンが盛り上がっているだけの状態かと思います。
これが持続すればいずれそこそこの知名度を得ていくことでしょう、ゲームショーにも出展するようなので基本プレイ無料の強みでプレイヤー数を伸ばすことが予想できます。
ネタ元のガンダムゲームは国内で動物園と呼ばれているそうなので知れ渡るのが悪名となる可能性も捨てきれませんが。
というわけで今回は美少女中華ガンダムエクバこと星之翼をちょっとやってみようかなっていう人に向けて入門プレイヤー向けのHow to記事を書いていこうかと思います。
ステップ0:始める前の注意事項
まず最初の項目では星之翼がどんなゲームなのかということと、ゲームを選ぶ際にプレイヤーから避けられがちな要素があるのでその点について書き出していこうと思います。
ガチャ、限凸要素がある
星之翼は基本プレイ無料のゲームではありますが、使用キャラの入手手段がソシャゲ的な方法になっています。
まずは素体を入手し、そこから更に同じキャラクターを入手することで性能が5段階に渡って解放されていきます、完全に性能を発揮するためには同じキャラクターを6体手に入れる必要があるということです。
目当てのキャラクターをすぐに6体揃えたい場合、新規実装キャラクターで最も高くつく場合で4~5万円ほどかかります。
過去の限定キャラクターの場合は復刻中でなければもっとかかります。
無料の範囲内で遊んでいてもガチャチケットは結構多く手に入るので私は金がかかる、金をかけないと満足に遊べないゲームとは思いませんが、ここは人によって感じ方が違ってくるのでご自分の感覚で判断するのが良いでしょう。
ストレスの強い2on2ベース
個人戦ではないしチームゲームとも言えない2対2のゲームモードがメインとなるゲームですので、ここが気になる人は結構多いのではないかと思います。
一人しかいない味方の状況が把握しやすいことで自分が上手く行っているときは味方のミスが気になり、逆の場合も同じことが言えるので味方から文句を言われるような場面も他と比べて多く生じているようです。
そのため恐らくはゲームプレイに伴うストレスが平均的に高いものになるでしょう。
運営とのコネを匂わす有名プレイヤーでさえ配信で口汚く味方を罵っているような状況があるくらいです。
これらの点はやる前は気にならなくても続けていくうちに気になってきたりするものなので、ゲームを始めるなら過度にのめり込まないよう気を付けて自制心を持ってプレイするよう心がけましょう。
ステップ1:ボタン配置(キーバインド)を体に覚えさせる
星之翼はパッド、キーボード、アーケードスティックに対応しているので自分の好きな入力機器を選んでプレイすることができます。
ボタン配置も自由に割り当てることができますので、まずはどのボタンを押したらキャラクターが何の動作をするのかを確認しましょう。
移動、ブースト、ジャンプ、ステップ、シールド、ターゲット切り替え、射撃、サブ射撃、格闘、サブ格闘、スターバースト。
対戦中に必ず押すことになるものだけでもこれだけの数があります。
最も重要なのはキャラクターの移動に使うブースト、ジャンプ、ステップの三つ、これは頭で考えなくても必要な時に押せるように一番押しやすいところに配置するのをオススメします。
次に重要なものがシールドとターゲット切り替え、2on2を基本に作られているゲームですので常に二人を相手にしているくらいの心構えが必要になり、ターゲット切り替えで敵の位置を常にチラチラ確認する癖付けと危ないと思ったら反射的にシールドでガードできるようにならないとまともに対戦できません。
射撃、サブ射撃、格闘、サブ格闘、スターバーストは咄嗟に押す必要が無いボタンばかりなので重要度で言うと一番下です。
適当に撃った弾は相手が避けなくても当たらない感じのゲームなので、まずは移動と防御の操作を体に馴染ませ、様子を見ながら当たりそうなタイミングで各種の攻撃を差し込む、といった意識でやれるようになると良いのではないかと思います。
ステップ2:基本テクニックを学ぶ
星の翼は元になったゲームとほぼ同じシステムのゲームなので、基礎テクニックについて解説している動画等を見るとネタ元の方で培われたものをそのままの呼び方で流用して解説しているものが殆どです。
そのあたりの情報はWikiにまとまっているのでそちらを参考に一通り頭に入れておくのが良いでしょう。
リンクを張っておきます。
結構知識が必要になるゲームなので覚えるべきことをしっかり頭に入れておき、練習すればしっかり実力が伸ばせる状態にしておきましょう。
星の翼はFPSのようにエイムが良ければ勝てるゲームとは違い手先の技術の介入度はかなり低く、判断の速さと正確さによって差がつくので技術よりも知識を先行させておかないと練習しても成果が上がりません。
ステップ3:キャラ性能を相対的に学ぶ
ここからはキャラクター毎に性能の違う射撃、サブ射撃、格闘、サブ格闘を実際に使い込み、いわゆる当て勘を養っていく段階です。
射撃については弾速、銃口補正、誘導等で評価され、格闘については発生速度やリーチの長さ、カット耐性なんかが強さの指標として良く語られています。
何か一体自分の使いたいキャラを選び、そのキャラの持っている攻撃手段が全体で見た時、相対的にどのくらいの強さを持っているかという感覚を身に付けてください。
射撃であれば距離を保って撃ち合ったら有利が取れるかどうか、格闘なら相手が何か振ってきた時にそれに勝てる武装を自キャラが持っているかどうかを実践の中で確かめましょう。
自キャラはいつも変わりませんが相手は20体以上のバリエーションがあるのでこれには結構長い時間がかかるでしょう。
それらを全部ゲーム外での座学で済ませようとするのはあまりにも気真面目過ぎると思うので、意識しながらゲームを遊んでゆっくり知識を蓄積する形が良いと思います。
これらの性能を把握しておくと敵の行動を見て、あるいは予測してそれに勝つ行動を意識的にとることができるようになります。
正しいタイミングで正しい行動をとること。
星の翼における実力はこれが全てです。
ステップ1において攻撃系の操作練習の優先度を最も低くしたのは手癖になって反射的に攻撃してしまう癖をつけない方が良いからです。
攻撃する時は敵に当たるのか、反撃とかち合った時にこちらが勝てるのかをしっかり考えてから。
なんとなく攻撃してよく分からないけどなんか当たって勝った、みたいなことを繰り返しても実力は上がらないと思います。
無料のオススメキャラなど
キャラクターの獲得手段がガチャになるのでオススメできるのは無料かつ最初からフルスペックで使えるベータ、デュカリオンのどちらかになります。
どちらも良いキャラですが私のオススメはデュカリオンです。
その理由は色んな武装を持っていてやれることが多く、その全てが十分実戦で機能する性能を持っているからです。
それどころかデュカリオンのサブ射撃はゲーム内最強と言っていい性能があり、楽しいし強いという大変うれしいキャラ性能のためガチャ産キャラを差し置いてでも選択肢に上がるほど。
私がランクマッチをやるときにはほとんどの場合デュカリオンをピックしています。
全ての距離においてやれることがあるので、少なくともBANPICKが始まるレート3500までは最善の選択だと思います。
(BANPICKとは相手の使おうとしているキャラをその試合だけ使用禁止にできるランクマッチの仕様です)
スターバーストはノーリスクでダメージを取りに行ける射撃がオススメです。
ガチャ産オススメキャラ
3コストのオススメキャラはケルビムかラジエル、あるいはエルフィンです。
ケルビムはゲームをプレイすることで無料で未凸が一体、7日間のログインボーナスで選択式になりますがもう一体入手できるのでガチャに左右されずすぐに実戦投入でいます。
デュカリオン同様できることが多くて面白いキャラでコストの高さに見合うパワーもあって良いキャラです。
ラジエルは実装後に配布キャンペーンがあったので時期によっては無料で1凸確保することができます。
サブや後格闘等からキャンセルでメインを撃つ動きが相手の着地を取りやすく、後サブ格闘フルチャージは対処されやすいものの当てやすくそこそこダメージが出ます。
射撃戦だけするには弾が足りなすぎるという欠点がありますが、格闘と射撃をバランスよく使っていくことで解消できますし、素早くダウンを取れるのでゲームメイク力があります。
エルフィンはメイン射撃が強いのである程度のレートまではメイン射撃だけでひたすらダウンを取り続けていれば勝てます。
メイン射撃の性能は凸で変わらないので無凸で十分です。
2.5コストのオススメはフリード
特殊なキャラでこのキャラを使っていてもこのキャラしか上達できませんが、ひたすらボタンを押して攻撃を押し付けていくのが非常に強いです。
対応できる人が低レートには存在しません。
2コストはセラフィム
横格闘の判定が優秀かつ短時間で700ダメージほど取れるのでガンガン攻めて早く試合を終わらせることができます。
形態変化によってどのレンジでも戦えるので使っていて面白いです。
1.5コストのオススメはオーキッド
とにかく格闘を当てに行って二度落とされても大丈夫という低コストの強みを生かしてゴリ押ししていく爆弾戦法がシンプルに強い。
スターバーストが50%貯まったら使って試合中に2回使えるようにという意識を培うのには1.5コストが最適。
このゲームの攻め時はスターバーストを使える時を意味するのでゲージ管理に意識が避けるようになれると良いでしょう。
ステップ4:コスト意識を養う
1.5コストは実質的な耐久力が高い
3コストのキャラクターは1.5コストのキャラクターに比べてブーストゲージの量と体力にいくらかのアドバンテージがありますが、銅量のコストで考えると1.5コスト側は4000ほどの総体力であるのに対し、3コスト側は3000ほどなので耐久力という面で1.5コストは非常に優れています。
1.5と3コストの間で火力を見るとほとんど差がありませんから、3コスト側は機動力や武装の当てやすさなどを生かして単純計算で35%ほど多くダメージを与える機会を相手より多く得なければステータス差で負けるというわけです。
大きなチャンスとなるスターバーストのゲージは特に被弾によって多く貯まりますから、その辺りも考慮すると1.5コストは十分な脅威になると言えます。
被弾を減らすため安易に格闘を振らない
タイマン状況であれば1.5コストで3コストに攻撃を当てようとするのは難しいかもしれません、しかしこのゲームのメインコンテンツは2v2であるため見てない方向から飛んできた弾に当たる事がよくある、というよりもそういう形でダメージを与え合うように設計されています。
ですので勝つためには被弾を減らす必要がある、与ダメージに関しては被弾しないためならある程度妥協すべきものだという意識が必要になります。
特に高コストを使うのであればそうしないとコストゲージを削り合って勝敗を決めるシステムが低コストに大きく有利に働くからです。
具体的にどうすればいいか、それは高コストであればあるほど格闘を当てに行かず射撃戦でジワジワ有利を広げてくようなプレイングをすることです。
移動速度、赤ロック距離、ブーストゲージにおいてはほとんどの場合コストの高さに比例して性能が高くなっています。
この有利を生かせるのが射撃戦で、相手がまともに弾を当てられない距離から一方的に弾を撃ち、機動力とブーストゲージの差を生かして近寄らせない、有効な攻撃をそもそもさせないことで完封を目指すというのが最もベターな戦略となります。
格闘が何故悪いかといえばコンボ中は隙だらけになってしまい、非常に被弾しやすくなってしまい一方的にダメージを与えられることが少ないからです。
また、格闘は敵に密着するため味方からの誤射を受けてしまいやすくもあるということで非効率なんです。
突っ込んでくる敵を迎撃するために仕方なく使うくらいの頻度で振るくらいが丁度いいのではないかと思います。
何回撃墜されたら負けるかを考える
例えば3コストと2コストの組み合わせの場合、普通は二人とも一回までは落とされて大丈夫だと考えます。
先に2コストが落ちるとその後3コストが落とされた時かなりきついコストオーバーペナルティを受け、1コンボで落とされるくらいの体力しか残らず戦えないのでできれば2コスト側には慎重な立ち回りをしてもらいたい。
コストの使い方をこのように考えるのが多分普通だと思います。
基本はそれで良いのですが、3コス2コスの組み合わせはもう一つ有効なコストの使い方があるのでそれについて説明します。
3コスト側が序盤や中盤はとにかく被弾を抑えて2コストが2回落とされるまで耐え、どちらが落とされても負ける状況になってから積極的に動いていく、というのがもう一つのコスト運用プランです。
まず被弾せずに立ち回るのがかなり難しいのでやろうと思って真似できる事ではないんですが、2コストを上手くサポートしながら進めることができると終盤にはそんなに有利に進めている実感は無いのに体力で大幅有利な状況が出来上がっていたりします。
2コストが1v2でボコられるだけにならないようにつかず離れずで適宜射撃でダウンを取りつつ自分の被弾は避けなければならないので非常に難しくはありますが、こういうコストの使い方があるということを頭に入れておくと立ち回りの幅が広がるでしょう。
とりあえず今回はこんなところで
分かりにくいところなどあれば追記、修正いたしますので可能な範囲で具体的な指摘を頂けると助かります。