【伝説の生き物 幻獣紹介】フレースヴェルグ
【フレースヴェルグ】背中に翼を持った空飛ぶ巨人
北欧神話に登場する、頭部がワシで人間の身体を持った巨人。背中には大きな翼があるので、空を飛ぶこともできる。だが、正確には物語のなかでそのような記述はない。天の北の端に棲んでいる巨大な1匹のワシとして書かれている。フレースヴェルグは巨人族の末裔であり、本質的には巨人であるとも、巨人がワシに変化したものだともいわれるのだ。
フレースヴェルグという名前は、古代のルド語で「死体を飲み込む者」という意味を持っている。ラグナロクのさいには、死んだ者たちをくちばしで引き裂くワシが登場するが、このワシこそフレースヴェルグではないかと考えられている。