【幻の生物を紹介】ギガース
【ギガース】戦うために生まれた巨人
ギリシャ神話における巨人族を指し、複数形ではギガンテスと称される。
天空神ウラノスが大地神クロノスに性器を切り落とされたさい、その血がウラノスの妻である大地女神ガイアに滴り落ち、この巨人を身ごもったのだという。
生まれ落ちた時から長槍を持ち、青銅の鎧を身につけ、ぼうぼうの髪と髭をたくわえていたとされる。
脚には蛇のうろこがあり、下半身が蛇となった半人半蛇の姿で描かれることもある。
ギガースの中でも最強とされたアルキュオネウス(「騒々しくわめく者」の意)は、その怪力をもってオリュンポス神族との戦いに挑んだ。
だが、英雄へラクレスの策にかかり、最期はこん棒で接殺されたという。