私編「わたしの銀座物語」〜銀座の思い出〜
久しぶりの投稿になりますが、こんにちは。
早速ですが私はこの間、銀座に行ってきました。いわゆる「銀ぶら」というやつです。
最初に訪れた資生堂ギャラリーさんで『花椿』というフリーマガジンを、近くのカフェに寄って少し読んでみました。
池田エライザさんが表紙を飾る今号。ページを捲ると、これがお金を払わずに読めるものであるのかと驚くくらいボリューミーで、多くの著名人も参加されている。。
冒頭で池田エライザさんを中心に、モデルさんが銀座の街を闊歩する様子を写したカットが数ページ続いた後に、突如始まる「わたしの銀座物語」。
小説家の朝吹真理子さん、ファッションデザイナーの青木明子さん、アーティスト目[me’]の荒神明香さん、ほぼ日刊イトイ新聞主宰の糸井重里さん、マイク・エーブルソンさん、小谷実由さんが自身の思う銀座について語っている。
子供の頃、家族で銀座に行った思い出だったり、家族に連れられてやって来た思い出だったり。「家族」のことについて書いている方が多いのが読んでいて印象的だった。
銀座の街は家族の距離を近くさせてくれる街なのかもしれない。普段忙しくて朝と夜だけしかちゃんとした会話がなくても、ショッピングモールとはまた違う着飾った格好で赴く銀座の街の渋さは、乱雑な日々を整頓してくれそうな気品に満ちている。
さて、そんな今号の「わたしの銀座物語」であるが、私自身にとっての「銀座物語」についても考えてみた。
私が銀座の街を訪れたのは、ちょうど去年の初夏の頃となります。彼に手をひかれ、導かれるままやって来ました。
それまでは、銀座という街に縁すらなく、銀座というと「ザギンでシースー」、「高級感」「大人の街」というイメージが付き纏い、自分には合わないのではないかと、なんとなく敬遠していました。ただ、私が本格的に都内を闊歩しだしたのも去年からだったので、イメージで敬遠していただけになりますが。
自信もなく銀座に着ていく高い服も併せ持っていなかったので、この私がここを歩いていいのかな?(持っている服の中で最大限のオシャレをしようとがんばりました)と不安に思いながらも、百貨店の煌びやかさを目の当たりにしては興奮したのを鮮明に覚えています。
梅雨が明けるか明けないかの時季で、みんな傘を差していました。東急プラザの大きな窓ガラスにシンシンと雨粒が当たるのを脇目に、彼はずんどこ人の波間を縫い歩いていました。
彼が、私に「誕生日プレゼント」を贈ってくれたところは、東急プラザのお店でした。高級感ある手作りの一点もので、とても綺麗な革製のカードケースでした。あれから1年経った今でも、彼と銀座に行くとプレゼントのことを思い出します。プレゼントもですが、私を銀座に導いてくれた彼に感謝です。イメージもひっくり返りました。銀座は私に煌びやかな刺激を与えてくれる、とても貴重な場所となりました。
観光地でもある「銀座」は多くの人を魅了する場所だと思います。きっと、いろんな人が様々な思いを胸に秘めておられるんだろうなと思うと、素敵なことですね。