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家族全員B型の年末年始|お正月エッセイ



大晦日から元旦はシフト制


年越しはいつも妹としている。
母親は仕事から帰って
疲れて寝てしまうので
0時に起きていたことがない。

今年は逃走中をお供に
夜の大晦日を過ごし
明けましてからの流れで
だらだらとテレビを観ていたら
なんだかんだで4時くらいになり
私も妹も寝落ちしていた。

✳︎
・:
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妹と母親が初日の出を見に行くために
いち早く起きる。
洗濯物を干すときの服を広げる音や
家中を歩くときしむ床音。
機械が餅をこねる音が混じり合って
いつもより騒がしい生活音のなか
初日の出から帰ってきた妹のささやき声で
起こされる私は
「明けたなぁ」と感じる。


新年は母親の作るお雑煮からはじまる


これがないと始まらない。
紅紫色の大根が浮かんでいて
三つ葉が添えられた我が家の定番お雑煮。
念願のそうそう。
これが食べたかったんだ感を
噛み締める。

お雑煮が出来上がるころに
遅寝早起きで不眠の妹は寝落ちして
結局ご飯は食べずにおそらくだけど
お昼まで寝ることになる。
もち料理を食べ尽くしたあとは
血糖値上がりまくりで
抗えない眠気に抗う必要もないので
そのまま私は軽くお昼寝。
その間にコソコソと母親が
お年玉の準備をする。

妹は起きると、準備したお雑煮を温め直して
14時に新年初の食事をいただく。
食べ終わると、去年から恒例になった
手作り餡子をお湯でといたヘルシーぜんざい
を昨日から楽しみにしていたので
作れ作れと言ってくるのかと思いきや
満腹でいらないと。
え、食べないんかい
と思ったことは否めない。

ここで無職引きこもりの
貴重な収入源であるお年玉をいただく。
24歳なのに。ありがたや、、、


夕方にお腹が空いた私と母親は本日2食目。
なぜかさっきご飯を食べた妹も参加。

いや、食べれるんかい。
そして食べ終わり
やっぱりぜんざいは入らないらしい。

なんだそれ。
新米なぜんざいの立場がないじゃないか。 
大晦日から待機してたんだぞ。
思わせぶりな態度を見せられて、
結局後回しにされて
都合のいいやつじゃないか。

私は悔しいよ。
ヘルシーぜんざいが
呼ばれたのは夜食後だった。


大トリは…🦀



大トリの名に恥じない愛しの蟹鍋。
しかも肉厚タラバ……
このご馳走をおかずに
他の家はお正月に何を食べるんだろうか、
今年は地震が起きなくて良かったねとか
世間平和な話になる。

いつも通り。
マイペースB型家族の
お正月。幸

2025年始まりました。
ついでにnoteも。

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