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食べ物が届くまで -事業系食品ロス削減の取り組み-

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食べ物は、たくさんの人の手や工程を経て私たち消費者に届けられています。その工程ごとに様々な理由で発生する食品ロスは「事業系食品ロス」と呼ばれ、消費者が知る機会は少ないと言えます。…
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#アップサイクル

キユーピータマゴに聞く、タマゴのリーディングカンパニーをめざし挑み続ける卵の100%有効活用法とは

キユーピーグループでの卵の使用量は約25万トン、日本で消費される鶏卵の約10%を占め、さらに卵を加工した後に排出される卵殻は約2.8万トンにも上ります。キユーピータマゴは長い年月をかけ、卵の100%有効活用化を実現しています。 卵黄から卵白、卵殻、卵殻膜まで。捨てるところがない卵の本来の姿とはキユーピーでは「食品ロス」という言葉がなかったであろう1919年の創業当初から、マヨネーズに使用する黄身以外の活用に努めてきました。まず、取り組んだのは卵白の活用です。当初は卵白を生の

サラダクラブに聞く、野菜廃棄物ゼロを実現する多様な取り組みとは

1999年、パッケージサラダの販売を開始した「カット野菜」のリーディングカンパニー、サラダクラブさん。食品ロス削減に取り組むキユーピーグループ経営方針に則り、野菜未利用部の活用も積極的に行っています。 野菜廃棄物を活用した循環型農業とはサラダクラブは食品に携わる会社として「野菜を余すところなく使い切りたい」という想いをずっと持っていました。そこで着目したのが、「千切りキャベツ」や「ミックスサラダ」といったパッケージサラダの製造過程で発生するキャベツやレタスの外葉、芯など野菜

カンロに聞く、サーキュラーエコノミーを実現する廃棄物の価値創造とは

1912年の創業以来、その時代や消費者のニーズに合わせた「ひとつぶ」を作り続けているカンロさん。近年は他業種との協業でやむを得ず廃棄となってしまうモノたちを生まれ変わらせています。 廃棄される飴を再生する新たな試みとは カンロを代表する商品カンロ飴は、砂糖や水あめを溶かしながら煮詰め、細長いロープ状にした生地をアメ玉の形にカットして作ります。この成形の工程で出る削りかすや、気泡が入ったり欠けがあったりして検品ではじかれて廃棄するものが発生します。そのうち約85%は飼料や肥

象印マホービンに聞く、ムダを生まない、“ごはん”に寄り添う企業の食品ロス削減への取り組みとは

大阪に本社を構える、象印マホービンさん。炊飯ジャーや電気ポットをはじめとした「調理家電」製品、ガラス・ステンレスマホービンを中心とした「リビング」製品に加え、空気清浄機や加湿器などの「生活家電」製品を手がけています。一方で現在、大阪市内を中心に『象印食堂』『象印銀白弁当』『象印銀白おにぎり』の3つの飲食店ブランドを展開。 外食産業における食品ロスの主な要因とされる「お客様の食べ残し」「調理・仕込みの余剰」「発注ミス」などがある中で、どのような想いをもって、いかに食品ロスの課題