転職を繰り返す人
これは、転職をそれなりに重ねている私自身への反省でもありますし、そういう同僚を見てきたこともあるし、こういう仕事を始めて、様々な方にお会いしてわかってきたことでもあります。
自分を正当化するつもりは更更ないのですが、転職をすることが悪いことだとは思いません。それによって得られる経験、新たな人間関係、ポジションや給与アップなど、ステップアップとなるでしょうし、会社にしがみついて残ってもロクな事が無いことは本人が誰よりもわかっていることです。
ですが問題なのは、転職先で不遇を受けたり、問題を起こしてしまったり、思うような仕事ができないことは勿体ないことです。それが条件の相違とか、入ってみたら話が違ったとか、想像以上のブラックだったとかであれば、気持ちの踏ん切りがつくと思います。
しかし、私が知る限り、上司や同僚や部下との人間関係でダメになっていく人があまりに多いのです。その理由は幾つかに分類されます。
・入社後に前任者否定をして全てを変えようとする
・不要に発した一言や相手を下に見た態度などで壁をつくる
・意見の相違で衝突する
・確認せず突っ走ったことで損害を起こす
恐らく、本人からしたら正論であり、もしかしたら社長のお墨付きをもらっているかもしれません。でも、結局は仕事は一人でできるわけもなく、周囲との関係で成り立っているのだから、実績を出すことは難しくなるでしょう。
■転職して成功するために毎日思い返すべきこと(転職先での十か条)
で記載した10箇条が大事なのではないかと思っています。
最初の半年はとにかく、何もかも経験し「観察する」ことです。自分の意見は控え、話をよく聞き、極力現場に同行し、自分ではいきなり何かを変えようとせず、ましてや前職と比較したりせず、じっくり見ることです。
半年後には答えをもっておけるようにする。1年間は悪口は言わない。
それだけで、不用意に、人間関係で足元をすくわれることは無いはずです。