「志望動機」を舐めない方が良い
ある程度歳を重ね、経験も豊富になり、マネジメントにも自信つけ、ないしはその道の専門家としてレベルを高め、何かしらの理由で転職をしようとしています。
当然、仕事内容やポジションや年収というものは、転職軸として重要ですが、他にも企業規模とか、組織構成とか、募集背景といった話も目につきます。それを見て応募されると思います。
で、意外と見落としがちなのは、応募先企業への「志望動機」です。
実際に応募段階になっても、これが空白になっている方も多いですし、それはともかくとしても、面接時にうまく答えられなかったりする方の多いこと。
・なぜその企業を応募しているのか
(たまたま募集していたからでしょうか)
・その企業で何を成し遂げたいのでしょうか
(今の経験を活かしながら貢献したいだけですか)
・そのために、あなたは何をしてくれるのでしょうか
(イメージできていますか)
その企業のどこに興味を持ったのでしょうか。
どこが魅力でしたか。
どこが課題に見え、それをあなたならどう対応しますか。
殆どの方は、咄嗟に聞かれた時、思いつきで表層的な答えしか思いつきません。
仕事内容や業界については饒舌に語っているのに、転職理由も完璧に言えているかもしれないのに、「志望動機」が弱いためにお見送りになってしまうことが多々あります。
とても残念ではないでしょうか。
特に汎用性の高いポジション(例えば経営企画、営業部門、管理部門、IT系エンジニア、デジタルマーケティング、広報・・・)といった方々こそ、応募企業について、徹底研究した方が良いかもしれません。
スカウトメールは100通近く届き、書類も通過するけど、面接が通りにくい・・・
そういう方々の多くは、応募企業についての研究が足りないのかもしれません。
逆に言えば、書類が通過しないで困っている方も、志望動機を書類選考時に丁寧に書くことは、経験者と戦えるポイントなのかもしれません。
なぜその企業に応募するのか、一度じっくり考えてトライしてみてはいかがでしょうか。