「下克上」 情報をできるだけ引き出す
今、弊社経由での紹介の方が2名最終選考に残り、うち1名が第一候補になりました。
その「第一候補」になった方は、当初はもう一人の方に比べて、一次選考での評価やご経歴からも明らかに部が悪かったので、久々に驚いています。さらに言えばもう一人の方は、同じ業界で同じ仕事をしてきた方であり、「第一候補」の方は、仕事内容は近いものの、業界は異なりご年齢も上でした。最終選考までは、正直な話、もう一人の方に断られた場合のための「第二候補」的な立ち位置でした。
過去何度か、こういうことがありましたが、その共通点はすぐに思い浮かびます。
それは「事前準備」の差です。
「第一候補」になった方は、現職中に関わらず、週末などを利用してホームページや関連記事を熱心に読み漁り、私にも同社が過去どういう質問をしてきたか、どういう点が残ったポイントか、他の候補者(私の紹介の方とは知らせていない)と比べてどこが劣っていると思われるか。
など、熱心に質問をしてきていました。
それをもとに、相当準備されて臨んだようで、最終的には「その熱意」が「長期的に働いていただく重要なポイント」であると、大逆転、まさに「下克上」を起こしました。
もう一人の方は、一次面接での相手の反応も良かったこともあり、他からも「内定」が出ているという余裕からか、企業側から出ていた「宿題」すら、手を抜いて臨んでしまい、「第二候補」に転落しました。
過去、大逆転を起こした方は全て、そのポジションに対する熱意をもって、相当研究して面接に臨まれました。そのためには私にも遠慮なく質問をされていました。
よく入社後の条件やキャリアプランなどをしつこく質問をしてくる方がいらっしゃいますが、そういう方は、実は成約に至ることが少ないことは経験上わかっていますが、目の前の面接に対して熱意をもってくる方は、このような奇跡を起こせます。
久しぶりに不利な立場のロスジェネが勝ちとったケースを喜ばしく思っております。