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英語力

募集要項に「ビジネス英語」と書かれている場合、多くの方が敬遠されることが多いのが事実です。
エージェント側としても、スカウト対象者が大幅に減ることもあり、頭を悩ませる部分でもあります。

一番困るのが経歴書上は「ビジネスレベル」と書かれていても、実際に面談してみると「読み書きはともかく、会話は・・・」などと躊躇されるケースが多かったり、辞退の「言い訳」なのか、「求人票に英語ビジネスレベルと書かれていた」と一方的に辞退されることもあります。

読み書きはともかく、英会話は多くの日本人の弱点でもあり、コンプレックスではないでしょうか。

ですが、実は必要に迫られればなんとかなるという話を書きたいと思います。なので、スキル経験があって、意欲があれば挑戦してほしいとは思います。

学生時代から、詳細を書けば高校一年の時の英語教員が嫌いで、英語も少しずつ落ちこぼれ、大学では必須の語学の単位すら落としました。社会に出てからは全くといって良いほど英語には関わっていませんでした。外国人に道聞かれた時も、ビビりながら単語の羅列で答えていました。

ところが外資企業に入り、35歳の時に上司も同僚も一斉にクビを切られ、私が残され海外とのやりとりをしなければならなくなりました。ある日突然、英語を使わざるを得ませんでした。
毎日英語のメールを打つことは当たり前、突然電話がかかってきたり、トラブル対応があればこちらから電話しなければなりません。
当時はGoogle翻訳も、そんなに精度高くなかったので、そのままコピペというわけにもいかず、辞書が離せませんでした。

最初はコミュニケーションに苦労しましたが、数ヶ月もすれば、使う単語というのは限られることがわかり、言い回しなども慣れてきます。
そのうち会議もできるようになり、イレギュラーなことにも対応できるようになり、親会社が変わっても、異動で違う会社と取引しても、会議くらいは最低限できるようになりました。
流暢には話せないけど、ポイントだけ掴んでおけば、議論になってもむしろ整理されて話ができるので、表面上は通用していたと思いますし、英語ができる人よりも、明確に伝わっていたとは思っています。

私は日本語で頭が整理されていて、しっかりとした議論ができれば、英語でも同様にできるようになると思っています。

困ったのが、食事に行って雑談になった時には、相手が何言っているのか全くわからず、こちらも言葉が出てこないということでした。。。仕事で使う単語やトピック以外は、全く英語ができなかったのです・・・

それはともかく、必要に迫られれば、年齢関係なく英語はできるようになります。だからビジネス英語と書かれていても、ビビらず挑戦していただきたいと思っています。

スキル、経験が一致している方にスカウトをお送りしているので、本当に勿体無いし、仕事の幅が広がるチャンスを失わないでいただきたいと思います。



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