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リスケが多いと印象が悪い

昔、取引先や仕入れ先との会食に、「業務が終わらないから」と遅刻したり、不参加となるような奴が何人かいました。
酷いのは千葉まで出向き、相手と始めてしまい、企画した顧客担当者となる彼を待っているのに関わらず、「遅れる」が「行けない」に変わり、残された側として大変困ったことがありました。
翌日、何の仕事をしていたかと問い詰めると、自分が主役になるはずの会を他の人に行かせてまで、当日に終わらせる必要がない話でした。

そういう人たちは多くの場合、外面は良いものの、身内にはいい加減なことをやらかすことが多く、部下を持った時に、大抵スタッフとはうまく行かずにチームが停滞したり、異動先で同じことをやって周囲の顰蹙を買ってしまうことが多かった気がします。

例えば本当に仕事ができる方は、時間の見切りができます。難しいようであれば根回しをして、変更なり行ってもらうなりの判断をするでしょう。

面談や面接についての変更も同様です。

現職中なら、当日になって突然「予定が入った」ということは頻繁にあると思います。私が前の業界にいた時も、前職でもありました。
特に前職は人材紹介で、電話面談とはいえ、お時間を取っていただいているのに、トップがスケジュールを譲らず、「仮にこれで面談キャンセルになったら、売上無くなるけど良いですね」とまで言っても「仕方ないだろ」とまで言われたら、リスケせざるを得なかったこともありました。
ましてや候補者の方がリスケされることは織り込み済でもあり、連絡さえいただければ特に何か思うこともありません。

ここでも「仕事ができる」と思われる方は、直前の変更について、調整可能な時間を明確にして、相手を気遣うようなメールを送ってきます。まさに昨日面談した方はそういう方で、大変印象が良かったです。

過去何度か書いてきましたが、ドタキャンで問題にしてきた「無断」というケースのみ、NGという判断です。直前の変更はこちらも困りますが、対応次第では印象が良くなるためです。

しかし、直前のリスケが2回続くと、少し印象が変わってきます。
仕事の段取りが悪いのではないかとか、正直、志望度が低いのではないかとか、断りきれないだけなのではないかとか勘繰ってしまいますし、実際にリスケを何度かしてきた方は、選考が進んでも辞退率は極めて高く、特に面接当日にキャンセルをしてくる方も複数名いらっしゃいました。
中には間違い電話で、私宛に弊社ではない求人について当日辞退の連絡をいただいた方もいましたが、その方も私との面談を2回リスケをされ、企業との面接も辞退された方です。
何かしらの事情があるのだろうと思います。

他のエージェントに聞いても、複数回リスケをしてくる方は、そのような傾向が少なからずあるようで、中には会わないという方もいらっしゃいました。

リスケをされる場合は、できるだけ早い時間に、余裕がない場合は、当日の夜中までに「相手への気遣い」と「他の候補日時」を出すことが大事ではないでしょうか。二度目の変更が避けられない時は、一本電話を入れて詫びることも大事です。
まあ、二度目はせいぜい30分程度後ろ倒しができるかどうかの相談に止めるべきだと私は思います。


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