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ほんの二、三回のやり取りでわかること

私が前の業界にいた時の経験が、今の仕事に活きていることは幾つもありますが、そのうちの一つがメールのやり取りを数回行っただけで、その方と仕事すべき相手か、そうではないかの区別がつけられることです。

前の会社では、ほぼ「嫌な予感」が的中していました。社員、売り先、業者・・・
身内の社員なら注意していましたが、そこで修正されない人はいずれは問題を起こしていました。売り先も、新規で大手と取引できたと喜んでも、どこかで問題が発生し、既存の大口顧客も新担当者がそうだと、「嫌な予感」はほぼ的中していました。

この業界に入って6年になりますが、全く同じです。企業の評価は稀に異なって内定までは出ることもありましたが、その後音信不通になるなど、結果的には成約にならず、迷惑をかけることになっています。

たった数回のやり取りで、候補者に「嫌な予感」を覚えるとは、どういう時でしょうか。

  1. 面談調整の際、直近(当日か翌日)でピンポイントである

  2. メール文面の見落としがあって、こちらが「不可」と記載した日時を指定してくる。それに対し「詫び」の一言も入っていない

  3. 相手先の名前も、レジュメ添付もなく、本文に日時しか入っていない。

  4. サイトの登録とレジュメに大きな乖離がある(社歴が複数増えているなど)

  5. ファーストコンタクトからリマインダーを経て数週間「放置」。しばらく経過してから返事がくる。それに対し、「詫び」や「言い訳」が一切書かれていない

特に1に対しては、よほど転職を焦っていることが伝わってくるのと、相手の都合を全く考えていないことが見え隠れします。また、そういう方々に限り、調整しても、面談予定時刻を過ぎても返事が来ないということもあります。
2や5は、YES NOの返事すらしない、自分の誤読などすら謝れない方は、仕事でも無責任であることは経験でわかります。「見落とし」や「誤解」というのは誰でもあるわけで、それに対し、一言「ごめん」で済む話を、有耶無耶にしてしまう人が、責任を持って仕事をするとは考えられません。
ただ3については、Z世代に多く、Lineの感覚なのではないかという指摘をZ世代に詳しい方に頂きました。ただ、そういう方々は面談をすっぽかすことが大半です。

世代の話を書いてしまいましたが、1−5は全て、年代問わず、企業問わず、それこそ誰もが知っている一流企業の管理職経験者にもいらっしゃいますから、結局は組織や世代というより「人」の話だと思っています。

サイトによっては声をかけた以上は面談することが規約に明記されているので、1−5に該当する方も面談しますが、やはりテンションは上がらないですね。

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