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【ライブ感想】GANMI presents「舞踏会」vs 龍宮城 Vol.1

「0年0組」からずっと龍宮城のダンスの師であるSotaさん率いるGANMIと龍宮城の対バン企画、それが舞踏会。
4/27〜28の大阪3公演、5/3東京2公演の感想を数回に分けて書いていきたいと思います。
今回は4/27の龍宮城、GANMIのライブについて。


予習のためにGANMIのCHOREO MUSIC動画を延々リピート+当日GANMIのパフォーマンスを見たら普通に好きになっちゃったりしました。
この再生リストめちゃおすすめ。


勝負開始まで

大阪・東京ともに、会場に入るとBGMがまさに舞踏会!クラシックの舞踏会関連の曲、ディズニーで流れていそうな曲などにより優雅な雰囲気。
ステージからは赤と青のライトが会場に向かって差し込み、ちょっと眩しい。
開演の合図となったのは「熱き決闘者たち」(遊戯王デュエルモンスターズ)。
ここからしばらくこの曲をBGMにどうぞ。


開演時刻、暗転した舞台を照らす2つのスポットライト。
下手にSota(GANMI)、上手にKEIGO(龍宮城) 互いのグループのリーダーが代表して登場。
まずSotaが今回のルールを説明。GANMIも龍宮城も45分一本勝負、そしてライブの順番はまだ決まっていない。先攻と後攻、どっちがいい?とSota。4月27日大阪公演でKEIGOが選んだのは先攻。すぐさま龍宮城のライブが始まる。


4/27先攻 龍宮城

セットリストは以下の通り。

1. JAPANESE PSYCHO
2. SHORYU (→↓↘+P) (ダンスパート含)
3. BLOODY LULLABY
4. DEEP WAVE
5. BOYFRIEND
6. SENSUAL (S・齋木春空)
7. 2 MUCH (アカペラver.)
8. Mr. FORTUNE
9. Mr. FORTUNE (ラップver.)
   S 語り
10. RONDO
11. LATE SHOW
12. 2 MUCH

(のちにこのセトリはこの1回だけだったと判明します。幻のブチアゲジャパサイ始まり+SEAFOOD無しセトリ。)



記憶に残ってるところだけ簡単に感想を書いていく。

ジャパサイ、ブラッディララバイの煽りとそれに応えるフロアの熱、気合い入ってた。
SHORYUは中間で全員マイクを置いてダンスのみで魅せる、あの構成でした。ダンスグループGANMIとの対バンに相応しいと思った。
ブラッディララバイの後、センターにいたITARUがまるで水の中にいるかのような演技を見せる。水晶玉を抱えるような動き、ふわりふわりと海底を歩くような足取り。後ろの6人も海中にいるようで、互いに肩を支えながらなんとか進んだり、舞うように移動したり。そこから繋がるDEEP WAVEの入り、KEIGOが海の底に沈む。
そのままKENTが歌うBOYFRIENDへ。やっぱり強がりで、見ているこちらも心のどこかが痛む。「泣きたくない きみの前では」って言いながら目元を隠して後ろを向くKENT、もう泣いちゃってて隠しきれてない。
SENSUALはSと春空のペア。もう何度も見ているけどまた一段と声の混ざり合いや振付の純度が高まっている気がする。
2 MUCHは春ツアーでも披露されたアカペラバージョン。よりいっそう安定感を増していて、また聴けたことに感謝。
デビュー曲Mr. FORTUNEはフォーメーションですぐわかる。まず通常バージョン、それが終わると冨田侑暉による煽り。
「見たことないのによく言えちゃうね」「ねえ、ミスターフォーチュン」「ヘイ、ミスターフォーチュン!」
不穏な入りからラップバージョンのMr. FORTUNE、この瞬間毎回たのしくて最高!
それぞれのメンバーパートの合いの手のタイミングを掴めてきたので一緒にやるとさらに楽しいです。余裕があればおすすめ。
(そろそろリリック公開してほしいところですが)
その後はこの回でしか聞くことができなかった、Sによる語り。
「もっと泳ぎたかった」「もっと潜りたかった」「もっと沈みたかった」で始まったことだけは記録していたけど、そのあとは覚えていない。感情を込めてというよりは、静かに淡々と聞かせる感じ。
一度雰囲気がリセットされて始まったRONDO。
イントロでKEIGOによる語りが入ったLATE SHOW。
「最後の曲です」一言だけ残され披露された2 MUCH。


デビューから約1年を迎える龍宮城の現在地を示すかのようなライブだった。今までの全てを懸けてここに挑んだんだなって。

4/27後攻 GANMI

セットリストは1曲目以外5公演共通。

1. Sotaソロ
   01 (4/27、5/3②)
   02 (4/28①)
   火炎 (4/28②)
   黒幕 (5/3①)
2. ALL EYES
3. On Fire
4. DOUDA
5. AGEリミックス〜M.L.N.D
6. BANDAID
7. Gold Mine
8. 青春は水びたし
9. SHUJINKO STYLE
10. Nichijoh

度肝を抜かれたのが、なんと言っても1曲目の女王蜂楽曲によるソロダンス。

まず1人登場したSota。「お借りします」と告げて流れたのは01のイントロ。
Sotaさん個人のインスタストーリーでよく01を聴いてるって投稿を見てたから、その流れかなって思いつつ、表現されていくものに圧倒された。きっと映像は公開されないだろうから、自分の目に焼き付けるしかなかった。とんでもないものをくらったという記憶だけは残ってる。

4/28の昼公演ではまさかの02でまた度肝を抜かれる。あの曲ってアヴちゃんの精神世界(一度足を踏み入れれば逃げられない)に招かれるわけで、その中でSotaさんがどう勝負していくのか、ヒヤヒヤしてしまったり。

4/28の夜公演は火炎。龍宮城の披露した火炎と同じ振付も一部ありつつ、まったくの別物として仕上がっていた。

数日空いて5/3の東京昼公演ではホール前方がフラットだったからか、ジェスチャーで観客たちにこの曲だけ座って見るように指示があった。おかげで何も見えない事態は避けられて助かった。
曲は黒幕、2番から披露。リアルにちいさく悲鳴上げた……

ここはファイトクラブ 最後まで逃げ出せない奴だけのステージ

女王蜂「黒幕」

この歌詞でグッときてしまう。ステージに立つことを生業としている人がこの部分を表現する意味よ。重い。

5/3の夜公演はふたたびの01。座って見ていたのもあるけど、改めてこの曲を踊る意味を考えると身動きなんてできずただ見つめることしかできなくなった。アヴちゃんはこれを見たらなんて言うかな。多分うれしいんじゃないだろうか。


ここからは各曲で好きだったところとかを簡単に。

初めて見たGANMIの11人のダンス。キレの良さだけじゃなくその質量の重さに圧倒される。動きが揃ってるどころじゃなく、動くと音が迸るイメージ。何より、この人たちは本気で龍宮城と戦いにきてるっていうのが伝わる。
単独メンバーの見せ場でフロアから歓声上がったりするの、ダンスグループのライブなんだって感じて新鮮!
重めのサウンドも異質な雰囲気も元々好きな曲だったので嬉しすぎた。

これもMV見た時点で相当好きだった曲。
シンプルにカッコよすぎてなんも言えない、どうしよう。音に乗ってるだけで楽しかったー!

これも予習バッチリしていって良かった曲。
ジーエーエヌエムアイ(GANMI)の掛け声たのしー!4/28夜公演、クラップしながら歌ってたら目の前に立ってたメンバーの方が超ニコニコしながら👍してくれた記憶だけある。誰だったのかは思い出せません。
「踊り子たちの大合唱」の阿波踊りみたいな振付好き!

ステージにSUN-CHANGだけが残ったかと思いきや、Kazashiさんと Dysonさんも加わってAGE?
一瞬だけど見せてくれるAGEの入り!リミックスだ!

そこから綺麗にM.L.N.Dへと繋げていくのが見事。
あとから知ったんですけど、Sotaさん担当リミックスだったんですね?最高のお仕事でした。ありがとう。

ステージ下手から合流した8人、小さな歩幅でギュッとなりながら現れる11人がなんともキュート。曲調もそうだけど、いい意味で力の抜けた雰囲気が余裕を感じさせて良い。
「まるで夜更けに始まるレイトショーみたい」でちょっと反応しちゃうの、わたしだけじゃなかったと思う。

続いてSUN-CHANGソロ、魅力がとんでもない。
この曲は全員が脱いだジャケットを肩に掛けながら器用に踊る姿が目に焼き付いている。腕を通していないはずのジャケットの袖までもが、動きに合わせて身体の一部のように踊っていた。

11人横並び一列の神々しさよ。金管楽器の華やかながらも荘厳な響きが続く前半から、打って変わってジャジーで楽しい雰囲気になる後半への切り替わりが好き!
最高潮に達したところでKazashiさんが他の人のメンバーを借りて屈んだ人の上を走るやつすごかった。
いちばん印象的だったのが、一旦音楽が止まってメンバーも下を向いて静止するシーン。1人だけ前を向いた Dysonさんが、声は出さず顔の表情とジェスチャーだけで客席の拍手を誘い、歓声を求め、一旦止めて、また煽る。一切喋ってないのに口パクで「もっともっと!」「こっちも!」「いいね、頭良い!」とか声が聞こえてくるようで、顔がやかましくて(褒めてるつもり)コミカルな一幕でした。人柄を感じた!

ここでSotaのMCが入り、次の曲を紹介。

1番はアカペラ、ダンサーたちの靴の音がよく聞こえる。フロアから自然と湧き起こる手拍子。

正直言うと学生時代の私はこういう「青空!みんなで歌って踊る!青春!」みたいな曲がなんとなく苦手でした。でも自分が歳を重ねて素直になったからか、普通にまっすぐ受け取れた感じがする。
横並びで手を繋いだ11人が、端のSotaさんの繋いだ手の下を勢いよく1人ずつくぐり抜けていくところ特に好きだった!回によって最後ちょっともたついてた時あってニコニコしちゃった。
あと細かいけど10人が2人ずつペアみたいになってて、最後真ん中に残ったO.S.Mさんが他の2人に肩を叩かれて迎え入れられてぱっと明るい表情になるところ!よかった!(ほんとに細かすぎる)

途中無音になって手拍子だけが鳴り響いて、でもそのままGANMIは踊り続けてて、これわたしたちがGANMIのステージを作り上げてるのかもって思ってエモかったな……(安易な表現)

ライブで声出すのが楽しすぎて回を追うごとに大好きになっちゃった曲!
これも学生時代の私だったら素直に楽しめなかったかもしれない。どんだけひねくれてたの。
最初っからクラップガチになったし、コーレス全力で歌うとウソみたいに楽しい!周り静かでも歌ってました。

前の曲の楽しさとは打って変わって、磨き上げられた静と動。水を感じる。
はじまり、スポットライトで1人ひとりが照らされ束の間動き、止まる。左右交互に照らされるんだけど、次がどこにいるメンバーなのか途中から大体わかるようになった。帷を下ろすようにDysonさんが手を振り下ろすと照明が消える、あの動き好きだった。
最後、電源が切れるような音とともに暗転。潔い終幕も好きでした。

ちなみに4/27はすぐ後ろの列にGANMISTさんたちがいたので、要所要所で歓声とかメンバーコールとか飛ばしててこちらも楽しかった!ダンス観る人の楽しみ方を肌で感じられたの貴重な体験だった。

GANMI予習の段階では曲を覚えるのみでメンバーはSotaさん以外あんまり覚えてなかったんだけど、長髪のSUN-CHANG、O.S.Mさんあたりを目で追いがちでした。みなさんの推しは誰でしたか?


舞踏会でのGANMIのステージを通して、GANMIが龍宮城を対戦相手として、本気で戦いに挑んでくれたことに感謝したくなった。対戦ありがとうございました。

さて、Vol.1はここまで。次からは4/28以降の龍宮城のライブをメインに感想を書いていきたいと思います。