ガリシアの巡礼路を歩く。|⑩アメナル〜サンティアゴ・デ・コンポステーラ【最終回】
皆さんこんにちは。
ロス・カミーノスです。
和歌山・熊野古道の”姉妹道”であるサンティアゴ巡礼路を歩く企画。
これまでの記事に引き続き、「フランス人の道」を歩いた記録をまとめていきます。
長かった旅もいよいよ最終章。
サンティアゴ・デ・コンポステーラに突入します。
写真とともに振り返っていきましょう!
(前回の記事はこちら)
■ サンティアゴ・デ・コンポステーラ
昨日の終了地点であるアメナルまで、ホテルの人の車で送迎してもらい、最終日をスタートしました。
歩き始めて約30分で、サンティアゴ・デ・コンポステーラ市に入りました。
フランス人の道の最終区間ともあって、巡礼者の数が増えてきましたね。
空港の脇を抜け、どんどん歩きます。
■ 歓喜の丘
巡礼路を少し外れて、「歓喜の丘」へ立ち寄りました。
ここは巡礼者が長い旅の後、目的地であるサンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂を初めて遠くから見ることができる場所で、それまでの苦難を思い返して歓喜したことからその名がついたと言われます。
熊野古道・中辺路でいう伏拝王子のような場所ですね。
ただ最近は、ここを訪れる巡礼者は少なくなっているそうです。
観光地化しているみたいで、車で近くまで来て写真を撮っていくグループもありました。
■ サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂
歩き始めて約4時間、巡礼の目的地であるサンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂に到着しました。
正直大聖堂自体は何回も訪れているのですが、熊野古道の姉妹道であるサンティアゴ巡礼路を歩けたという達成感に浸ることができました。
オブラドイロ広場には、巡礼を終えた人たちが写真を撮ったり、仲間達と盛り上がったりしていました。
■ 巡礼証明書
広場を後にし、そのまま巡礼事務所へ。
混雑を避けるため、入り口にあるQRコードを読み取って事前に巡礼の情報を入力するシステムになっているようです。
巡礼の目的や歩いた道、氏名などの個人情報をスマホから入力します。
入力が完了したことを係の人に知らせると、建物の中に入れてくれて、番号カードを取るように言われました。
受付の窓口がいくつかあるので、20分程度で僕の番がやってきました。
担当は明るいお姉さんで、共通巡礼手帳を使っていたことから熊野古道の話に。
巡礼証明書と、歩いた距離の証明書を発行してもらいました。
合計7日間、162kmにわたったサンティアゴ巡礼の旅。
色んなトラブルがありましたが、何とか乗り越えて、色んな人に励まされ、歩き切ることができました。
熊野古道とゆかりの深いサンティアゴ巡礼路、皆さんもぜひ歩いてみてください。
【今回歩いたルート】
区間:アメナル〜サンティアゴ・デ・コンポステーラ
距離:約16.1km
所要時間:約4時間
サンティアゴ・デ・コンポステーラまで:あと0.0km