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2022年ガリシアの旅。|フェロル編
こんにちは。
ロス・カミーノスです。
和歌山と関係の深いスペイン・ガリシア州。
今回は、サンティアゴ巡礼路「イギリス人の道」の起点とされるフェロルをご紹介したいと思います。
ガリシア州で7番目に人口が多く、〝ガリシア7都市〟の一つに数えられるフェロル。
今回は、港湾都市フェロルの風景を、写真と共に見ていきましょう!
■ 海事博物館
大西洋とフェロル湾に面したフェロルでは、歴史的に海に関する産業で発展してきました。
港の側に海事博物館があり、帆船や艦船のジオラマから、航海に使う機器に至るまで、様々な展示がなされています。
入場料は無料でなかなか見応えがあったので、フェロルにお越しの際はぜひお立ち寄りください。
(開館時間に注意)
■ 造船博物館
次に立ち寄ったのが、海事博物館の隣にある造船博物館です。
フェロルの造船業の歴史や技術を幅広く伝えるために、EXPONAV財団が運営している博物館で、様々な展示のほか学習スペースや図書館などもあるようです。
写真は200年以上前に造られた木造船の一部。
タイミングが合わず参加できませんでしたが、ガイドツアーも行われているようですね。
■ フェロルの街並み
元々は漁業の町だったフェロルですが、イギリスの脅威から国を守るために戦略上重要な位置にあったため、海軍の基地が設置されるなどで発展しました。
20世紀に近代化が進み、1930年代にはガリシア州で3番目の都市だったそうです。
フランコ将軍の出身地だったこともあり、スペイン内戦の時には船舶の建造などで戦略的な役割を果たしました。
ちなみにですが、フェロルは昔から犯罪の発生率が非常に低いらしいです。
海鳥の鳴き声を聞きながら、のんびり散策することができました。