ガリシアの巡礼路を歩く。|②ポイオ峠〜トリアカステーラ
こんにちは。ロス・カミーノスです。
和歌山・熊野古道の〝姉妹道〟であるサンティアゴ巡礼路を歩く企画。前回の記事に引き続き、「フランス人の道」を歩いた記録をまとめていきます。
ガリシア州に入ってから3つ目の峠、ポイオ峠で霧と雨に見舞われるという過酷な巡礼。
写真とともに振り返っていきましょう!
■ フォンフリア
ポイオ峠から3kmほど行くと、フォンフリアの村に出ます。
おしゃれなアルベルゲもあって、のどかな村でしたが、多くの家で牛を飼っているようで、あちこちから強烈な匂いがしました...
巡礼路にも牛のフンがそこかしこに落ちています。
村にある小さな教会、サン・ファン教会の写真だけ撮り、足早に先に進みました。
■ オ・ビドゥエド
フォンフリアから歩くこと約2km。オ・ビドゥエドの村に到着しました。
この村にあるサン・ペドロ礼拝堂は小さいながらもアーチ構造が美しく、〝フランス人の道〟の見所の一つだそうです。
またしても中に入れなかったので、とりあえず先に進みました。
巡礼路沿いの放牧地では、干支繋がりで仲がいいのか、馬と羊が共存していました。
■ フィロバル
なんとか天気は回復し、たどり着いたフィロバルの町で休憩をとることに。
ふらっと入ったバルでアップルケーキをいただきました。(写真撮り忘れた)
このあたりは見晴らしもよく、歩いていてとても気持ちよかったです。
■ パサンテス
フィロバルから下ること約1.6km、パサンテスの村に到着しました。
パサンテスの標高は800mくらいらしいので、ポイオ峠から500m以上下ってきたことになります。
巡礼路を挟むように家が建ち並ぶ中、かわいい猫の赤ちゃんがミルクを飲んでいました。
しかし本当に動物が多い巡礼路です。
■ ラミル
ここラミルの見所は、なんといっても樹齢800年を誇る栗の巨木です。
自然の力を感じる雄大さで、たくさんの人が木と一緒に写真を撮っていました。
さて、巡礼1日目もあと少し!
■ トリアカステーラ
ガリシア州ルーゴ県にあるトリアカステーラは、人口約700人、近くに川が流れる山間ののどかな町です。
時間があったので少し散歩してみましたが、ロマネスク時代に建てられたサンティアゴ教会など、とてもいい雰囲気の場所でした。
このあたりでは比較的大きな町であり、宿泊する巡礼者も多いようで、僕もそれにならってここで1日目を終えました。
セブレイロ峠から約20km、休憩も含めておよそ7時間の行程でした。
■ 巡礼メシ
巡礼路沿いの町では、巡礼者向けのお得なセットメニューを出してるお店が多いです。
1日目の夜はガリシアの伝統的なスープ「カルド」と、お店自慢の牛タンのシチューをいただきました。
美味しかった〜。
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悪天候を乗り越え、なんとか無事に一日目を終えました。
自分のペースでゆっくり歩けたので、心地よい疲れって感じでした。
パート③に続きます。
【今回のルート】
区間:ポイオ峠〜トリアカステーラ
距離:約12.3km
所要時間:約3時間(休憩含む)
サンティアゴ・デ・コンポステーラまで:あと132km