ガリシアの巡礼路を歩く。|⑤サリア〜モルガデ
こんにちは。ロス・カミーノスです。
和歌山・熊野古道の〝姉妹道〟であるサンティアゴ巡礼路を歩く企画。
これまでの記事に引き続き、スペイン・ガリシア州の「フランス人の道」を歩いた記録をまとめていきます。
(前回の記事はこちら)
前回歩いたのは、ガリシア州の入り口にあるオ・セブレイロから、サリアまでの約40km。
それから3ヶ月近く経ち、前回の終了地点・サリアから再び歩き始めることにしました。
これから数回にわたって、巡礼の記録をお伝えしたいと思います!
■ はじまりの町
サンティアゴ・デ・コンポステーラまでの最後の100km以上を歩くことが巡礼の要件であるサンティアゴ巡礼。
約114kmの地点にあるサリアから歩き始める人も多く、ここから一気に巡礼者の数が増えます。
今回歩き始めたのは午前11時半とかなり遅めでしたが、それでもサリアまでの「フランス人の道」とは比べ物にならないくらい巡礼者を見かけました。
なかなか自分のペースで歩くことができず、抜かしたり道を譲ったりしているうちに、いくつか小さな集落を飛ばしてしまいました。。。
■ 山間の巡礼路
歩き始めてから約4km。このルートの見どころの一つ、バルバデロ地区のサンティアゴ協会に到着しました。
残念ながら建物は閉まっていたので、先を急ぎます。
その先のレンテの村からは、約10kmにわたって標高600mくらいの場所を歩きます。
スペイン巡礼といえば何もない広大な大地を歩くイメージですが、ガリシア州の巡礼路は自然がいっぱいですね。
途中、帆立貝があしらわれた巨大な噴水を見かけました。
■ 秋晴れの巡礼路
途中のア・ペナのあたりで天気も回復、いい感じの巡礼日和になりました。
前回歩いた時もそうでしたが、ガリシアの天気は変わりやすく、雨が降ったり止んだり、体温調整が結構難しいです。
サンティアゴ巡礼の荷物は自身の体重の10分の1くらいがベストと言われますが、服装をどうするかは悩みどころですね。
道中にはあちこちにこんな実がなっていました。
全然詳しくないんですが、スモモでしょうか(適当)
■ 巡礼ランチ
途中、モルガデという小さな集落で昼食をとりました。
日替わりメニューは、レンテハス(レンズ豆)のスープと、ボリュームたっぷりのベーコンと目玉焼き、サラダのセットです。
スペインの目玉焼きは油を多く使っているのか、日本のとはちょっと違うんですよね。
焼くというより揚げている感じで、とても美味しいので、機会があればぜひ試してみてください。
さてさて、腹ごしらえも済んだので、後半戦に続きます!
【今回歩いたルート】
区間:サリア〜モルガデ
距離:約11.9km
所要時間:約3時間(休憩含む)
サンティアゴ・デ・コンポステーラまで:あと102.3km