“リーマントラベラー”のおかげで宇多田ヒカルのライブに行くことができた話
今回は、先日参加した宇多田ヒカルのライブ
SCIENCE FICTION TOUR 2024と
それを実現してくれた一冊の話を
死ぬまでに叶えたい2つの夢
”救われた”という言葉では足りないほど
何度も宇多田ヒカルの曲に味方になってもらった
そんな私の「死ぬまでに叶えたいこと」の中には宇多田ヒカルのライブに当選すること
そしてそのライブに無事に行くことが入っていた
「当選」と「参加」を敢えて分けて願う理由は
私を限界OLたらしめる仕事にある
チケットが当たらなければそれまでなのだが
私は想像しうる一般的な会社員と同じく
接待、お客様訪問、会議などの予定すべてをクリアしないと、有給はおろか時間休も取るのは難しいという状況
そのため、ライブに仮に当選したとしても
それが平日であれば、場所や時間によっては
行けない可能性が高かった
これは文字にすると当たり前だが
私に取ってほんとうに由々しき事態である
なぜなら、私は数年前から“いつか宇多田ヒカルのライブが発表されたときお金を気にせず申し込めるように”と貯金をするほど
このライブを待ち望んでいたのであった
そして今回、ここまで切に願ったライブに
”リーマントラベラー”こと東松さんのテクニックを真似したことにより参加できたという奇跡が起きた
【当選後】行けない可能性に頭を悩ませた日々
当選までの過程については
あくまで血眼になって申し込むだけなので割愛
結果、無事に1公演分のチケットをゲットした
しかし最低でも時間休を取らなければ間に合うことはできない距離の会場だった
そしてここから最難関の「休みを取る」ことに
全集中する日々がはじまったのだ
現在の職場環境では自分でコントロールできないスケジュール登録が多く、完全回避はほぼ不可能
ただ今回だけは事情が違う
何が何でもこのライブ日は、
夕方以降、接待/遠方の訪問/会議/打ち合わせのいずれも入れてはいけないのだ
ボーナスカットと引き換えにしても(例)
何としてでも行きたかった
行かないと残りの人生ずっと後悔すると思った
しかし、入社以来、一度たりとも自分で予定をコントロールできなかった下っ端の私がどうやって調整すれば良いのか?
そもそも、仕事以外の完全な趣味について根回しなど出来るのだろうか…?
当選したのは良いものの、どうやったらこの夢を実現できるのか頭を悩ませる日々が続いた
まさに救世主!『リーマントラベラー 週末だけで世界一周』に救われた話
先述の苦悩の通り
チケットは持っているが行けるか分からないという日々がしばらく続いた
そんなときに偶然出会った一冊が『リーマントラベラー 週末だけで世界一周』である
そこには、私よりも遥かに忙しいであろう
広告代理店で働きながら、週末、有給、長期休暇などを駆使して世界一周を実現した著者東松さんの社内調整テクニックが存分に書いてあった
それは私がまさに求めていた内容で
規模は違えど、会社の先輩に教えを乞うような気持ちで繰り返し読んでテクニックを盗んだ
どんなテクニックが書いてあったかは
ぜひ本書を手に取ってご確認いただきたい
そこにはクスッと笑えたり
勉強になったり、様々なことに思いを巡らせるきっかけになるような旅先の出来事の紹介とともに
東松さんがどのように周囲の賛同、協力を得て世界一周したかのポイントが書いてある
本の中では、一見当たり前のように思えることも
自分が組織の中で、中々うまく振る舞えていなかった部分を成功事例とともに言語化して教えてくれていた
そしてこの丁寧な根回しテクニックを真似したおかげで宇多田ヒカルのライブの日に「午後休」を取ることができたのだった!!
それも単に休みが取れただけでなく
部長をはじめとする上司から同僚まで
みんなに「今日ライブだよね、楽しんで」
「いってらっしゃい!!」「宇多田ヒカルのライブなんて羨ましい、セトリ教えてね」などの
声を掛けてもらえるほどに送り出してもらえたのだ
(もちろん、中にはよく思っていない方もいたかもしれないので、お礼は仕事に一生懸命励むことで返すことにした)
東松さんはまさに恩人
目に触れることはないだろうが
心から感謝の気持ちを伝えたい
本を出版して下さりありがとうございます
本のおかげで、誰もが東松さんのテクニックや経験に触れることができるなんて
こんな贅沢はないと思った
書店に立ち寄り、偶然手に取らなければ出会えなかった1冊
でも書店に行ったら自分が1番欲しいタイミングで出会えた
やっぱり書店で本を買うという行為は自分にとって価値があると再確認した出来事でもあった
最後に、人生最高の瞬間の話
宇多田ヒカルのライブは
自分が知る限りのどんな言葉を尽くしても
言い表せないほどの最高の時間だった
そして宇多田ヒカルに自分の人生を全肯定してもらったような、いつも味方でいてくれたと再認識するような時間だった
言うなれば
神々しく女神のようで圧倒的でありながら、
ずっと自分の側にいてくれる友だちみたいな、そんな身近さまでも感じてしまった
あのライブの日のことをきっと忘れないだろう
そして、夢を実現させてもらったこの1冊にもこれから沢山お世話になりたいと思う
長くなりましたが
最後まで読んで下さりありがとうございました
↑夢のようなライブが終わっても、まだ次の楽しみをもらえるなんて…!
ずっと終わらない夢の中にいるみたいで幸せです。
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