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アクセル・ワールド26巻感想

ついに発売された、約1年半ぶりの新刊
『アクセル・ワールド26 ―裂天の征服者―』
まさに、衝撃が重なった今巻ですが、、過去最高の面白さでしたね。ストーリーに沿って振り返って行きます。
※ネタバレ注意


Page.1罪、消えぬ絆 

前巻、ハルユキがネガ・ネビュラス(+メタトロン)脱退&オシラトリ・ユニヴァースに加入するという衝撃展開で終わりその続き。1悶着あるのかな?とか思いつつ読見始めたらまぁ無かったですね。 ニコや謡など、ごく普通に接して(くれている)いる日常は、例へレギオンを離れても消える事の無い絆っていうのが描かれてよかったですね。そして、シスル・ポーキュパインこと深谷佳央の再登場。ホウの引越し等など暖かい日常が描かれていました。 しかし、ハルユキにはこれが重くのしかかる。罪滅ぼしの為に登下校中連戦を繰り広げているハルユキを心配する謡。そんな謡達レギオンそして、最も敬愛する黒雪姫を裏切ってしまった事へのうしろめたさがより重くハルユキにのしかかるという。何とも心詰まる展開でした。

Page.2 私立エテルナ女子学院へ

 さて、舞台は私立エテルナ女子学院(通称:ルナ女)に移ります。敵地改め本拠地となるルナ女。道中合流した越賀や、若宮と共にものすごい緊張感をもって入って行きました。
 しかし、そこにいるのはごく普通の子供達。敵として対峙した時は恐怖の塊のような存在に思えていましたが、実際はそうでは無い。加速世界に魅入られ争奪戦を繰り返していても、実際は同じゲームを元にするゲーマーであり、同じ部屋で、チーズケーキを美味しく味わう普通の子供達である。 
 なんというか、こういうのが『アクセル・ワールド』の良いところですよね。戦闘バトルというより、心の鋳型を持つ少年少女の葛藤たたかいっていうのが出ているので。

Page.3 最終試練 そして、

 チーズケーキを食べ終わって招集の本題に。ハルユキもとい、シルバークローの処遇について。オシラトリ・ユニヴァースの戦力として認められる為の最終試練。巨獣級のソロ討伐!ハルユキにできるのか?とか思いつつオメガ流合切剣のお陰で達成できるかも…となった時に終焉神テスカトリポカの乱入。最終試練を見ていた白レギの面々がテスカトリポカを引き付けハルユキが退避…そこにプラチナム・キャバリアーとアイボリー・タワーの強襲。ハルユキが体力ゲージも尽きはじめ無限EKになるか…と思ったところにメタトロン参戦。  途中、ハルユキがオメガ流合切剣を使いこなしたり心意技を使いこなしたり、心意技の模倣をするやつが現れたり見応えあるバトルがあり、ハラハラしながら読んでいましたよ。 メタトロンの介入により、一難去ったハルユキ。白レギの人達の動向をさぐるべくハイエスト・レベルへの再加速。そこには、四聖達が現れ。終焉神テスカトリポカの正体がポータルと明かされる。

Page.4 再会、深まる絆(明かされる、遂に黒雪姫の本名) 

色々あった私立エテルナ女子学院を後にし、ひょんな事から黒雪姫と再会する。ハルユキのことを、何も聞かず受け入れる黒雪姫。しかしそこには見えない壁がある。レギオンを離れても、親子である事は変わらない。そう言い放つハルユキだったが親子関係も壁を作る要因になると告げる黒雪姫。親子には上下関係があり、同年代と言えどそれは壁をつくる要因となる。その壁を壊すためハルユキが言い放つ。“「黒雪姫先輩。僕は、あなたが好きです。バーストリンカーとしてじゃなく、有田春雪として、あなたが……黒羽早雪さんのことが、大好きです」”
 告白、そして、(ディープ)キス。急に始まるラブコメ展開! うん?ちょっと待て……黒羽早雪くろばさゆき??遂に、明かされたぞーー!もう、こっから内容が入っこなくなりましたよw。 
 そして、そのままハイエスト・レベルに直行。一体どーなってるんだとなりつつそこに、黒雪姫の姉黒羽苑樹くろばえんじゅが現れる。終焉神テスカトリポカの正体を2人に告げるハルユキ。ホワイト・コスモスは、「できだけ早く、最上位ビーイングともコンタクトし、可能なら契約してください」と言う 。
 1悶着あったものの現実リアルに戻ったハルユキと黒雪姫。彼氏彼女になった2人だが、課題は残されていた。

Page.4 ドレッド・ドライブ2047 

舞台は移りエクセルキトゥスの大規模作戦に移る。参加者に友達がいるチユリは安否を確認すべくハルユキと共に無制限中立フィールドへダイブそこあったのは、100を超える死亡マークだった。終焉神テスカトリポカのポータルから十人の戦士たちが現れ告げる「トライアル・ナンバーツーは、今日でサービス終了だ! 消えたいヤツは消えればいいし、しがみつくヤツにはオレたちが引導を渡してやる……このゲームの正式バージョン、その名も《ドレッド・ドライブ2047》がな!!」

Page.5 あとがき

 ここまで、読んでいただきありがとうございました。
 衝撃続きの今巻でしたが、やはり1番の衝撃は黒雪姫の本名が明かされたことですね。待ちに待ってたこの瞬間。物語の最後で明かされるのかなって思ったら案外サラッと出てきましたね。それも、最高の形で。そして、正式バージョンドレッド・ドライブ2047の始動。物語が終盤に向かってると思うと寂しい気持ちになりますね。第七の神器編も始まりどーなってるのか、アクセル・ワールド続きが楽しみです!(アニメ2期来ないかな) 


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