僕が好きな春をめぐる三枚のアルバム(ポップミュージック編)
Idlewild:Everything But the Girl 1988
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トレイシー・ソーンと、ベン・ワットの2人組からなるイギリスのネオアコポップ、EBTGことEverything But the Girlの1988年、通算4枚目のアルバムが「Idlewild」。EBTGはどれもいいんだけど、当時から、この時期、よく聴いたアルバムの筆頭に上がるのがこれ。まあ佳作といえば佳作、僕は好きなんだなあ、この感じ。我が青春の、このイギリスっぽい感性がたまりません。
Puzzle:Tahiti80 1999
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Corneliusこと小山田圭吾が見出したフランス仕込みの渋谷系? ま、ちょっと言い方が変になっちゃったけど、最初聞いたときの感動というか、何と言うか。いやあ、今でもそのトキメキは変わらないなあ。フランス人が英語の歌を歌うと言う感覚が実にこそばいぐらいにくすぐられるんだなあ。春の日のときめきを、この一枚で表現できるね。
LIFE:The Cardigans 1995
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トーレ・ヨハンセンプロデュースによる、日本でも大ヒットしたキュートなスエディッシュポップバンドのカーディガンズの、言わずと知れた名盤。
The Cardigans人気を決定的にしたのがアルバム。とりわけ一曲目代表曲「Carnival」は、彼らの持つポップでカラフルな高揚感を物語る。この曲で歌われるカーニヴァルとは、移動式遊園地のことで、ニーナ・パーションの歌う内容は、ちょっと切ない恋心ってわけだけど、実に胸キュンナンバーに反してご機嫌だ。