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函館SS、これ買います‼️

お品書き

1. 最終印 /本命・相手候補

週中時点では最終見解前の本命・相手馬候補を、前日夜時点で最終的な印を載せます。こちらは無料で見られますのでふらっと立ち寄っていただく程度のゾーンになります。

-------------↓有料↓--------------

2. 全頭診断
 a. 能力評価
 b. 全頭コメント

能力値のまとめと各馬に関する分析結果を記載。

<能力評価>
以下の【まとめルール】に則って能力値をランク付け。この時点では、TBや枠順、舞台適性を考慮していません。あくまでも自己条件でのパフォーマンスレベル最高値です。

<全頭コメント>
各馬の能力評価を【△ / △▲ / ▲ / ▲○ / ○】の5段階で評価。加えて自己条件と考察内容、近5走のレース回顧を記載します。このゾーンがかなりの記事割合を占めます。長く感じるかもしれないですが、ご容赦ください。

3. めぐめぐのぼやき

週中時点でのレース展望や狙い目などをつらつらと書き連ねていくゾーンです。ツイートしようと思ったけもnote購入者の方に申し訳ない…そんな内容のお話をここでしています。

4. 最終見解
 a. 最終見解
 b. TB / パドック
 c. 買い目

<最終見解>
2-a. 能力評価を元に買い目につながる見解を簡潔に追記。

<TB / パドック>
当日のTBとパドック評価を簡潔に述べます。過去のパドック履歴を別記事でまとめているので、そのページのリンクと閲覧パスワードを添付しておきます。ぜひご活用ください。

<買い目>
印や枠順/馬場を加味したまとめ評価をもとに馬券戦略を組み立てます。ルールは以下の通りです。
・メイン馬券はワイド
・合成回収率500-600%(ワイドメインで回収できない場合は馬連や3連複にシフト)
・最遅でレース10分前には馬券を確定

私用が重なる場合には、早い段階で買い目を確定することもあります。その際に

現状買い目
▶︎ 確定買い目

となっていたら僕の最終的な勝負馬券がすでに共有されていることになりますので、ご確認よろしくお願いいたします。

まとめルール

# 能力評価の例
B2 : G2, G3 馬券内濃厚
C3 : OP 馬券内可能

# ベースクラス評価 -> 適性クラス評価
A : G1
B : G2, G3
C : OP
D : 3勝
E : 2F : 1勝
G : 未勝利

# サブクラス評価 -> クラス内詳細評価
1 : 高い確率で勝ち負け
2 : 高い確率で馬券内
3 : 馬券内可能


めぐめぐより

 2023年5月あたりから集計というものをより忠実に行い予想を公開してきました。豪語した割には2023年の全体回収率が111.5%と、正直そこまで満足はしていない数字です。今年は150%を目指して本気で頑張りたいと思います。

 今回初めて見に来て下さった方もいると思いますので、最初に申し上げておきますと

めぐめぐは2勝クラス以上の古馬芝短距離レースしか行いません。理由は以下の4点です。

1. 予想コストが圧倒的に減ることにより、皆様に良質な全頭コメントを早いタイミングで共有することができる。
2. 実力通りに決まりやすい上に、舞台適性や馬場適性が如実に直結するので買える馬/買いづらい馬を特定しやすい。
3. 単勝オッズが圧倒的に人気することが少なく、単勝期待値を取りやすい。
4. TBの影響度が大きく、予想がしやすい。

これまで中距離レースも多く予想してきましたが、毎回異なるレース質の予想を続けていくと予想のブレが発生しやすいことも自覚しましたのでこの形を取らせていただきます。

 また、昨年途中から走破タイムの推測や個別ラップの計測など新しい価値を提供する試みをしましたが、予想コストが膨大で意外と恩恵が得られにくい部分だったため、こちらは一度廃止 -> 気になったレースだけ個別ラップを計測するという方針にさせてください。いつもご愛読していただいている皆様には、大きな改変部分ですので何卒ご理解いただけますと幸いです。

今後とも一緒に戦ってくださる方、心から感謝致します。対戦宜しくお願い致します。

馬券収支

・2023年回収率
-> 111.5%

-----↓2024↓------

・勝負レース数
-> 17R

・馬券回収率
-> 96.1%

・馬券的中率
-> 12%

・本命馬単勝回収率 / 複勝回収率
-> 95.3% / 67.1%

・本命馬勝率 / 複勝率
-> 17.6% / 35.3%

各馬券収支など詳しい集計が気になる方は↓こちらをご覧ください🙇‍♂️

1-a. 最終印

1-b. 本命・相手候補

★本命候補

⑩ ウイングレイテスト
⑪ ジャスティンスカイ

★相手候補

② カイザーメランジェ
③ アサカラキング
④ サトノレーヴ
⑦ シュバルツカイザー
⑧ カルネアサーダ
⑫ ジュビリーヘッド

2. 全頭診断

2-a. 能力評価

★A
--- ↓ --- 1 --- ↓ ---
--- ↓ --- 2 --- ↓ ---
--- ↓ --- 3 --- ↓ ---

★B
--- ↓ --- 1 --- ↓ ---
アサカラキング
ジャスティンスカイ
--- ↓ --- 2 --- ↓ ---
ウイングレイテスト
シュバルツカイザー
ビッグシーザー
--- ↓ --- 3 --- ↓ ---
サトノレーヴ
シナモンスティック
ゾンニッヒ

★C
--- ↓ --- 1 --- ↓ ---
オタルエバー
カルネアサーダ
キミワクイーン
--- ↓ --- 2 --- ↓ ---
ジュビリーヘッド
セッション
マテンロウオリオン
レイベリング
--- ↓ --- 3 --- ↓ ---
カイザーメランジェ
サウザンサニー

※まとめルール

# 能力評価の例
B2 : G2, G3 馬券内濃厚
C3 : OP 馬券内可能

# ベースクラス評価 -> 適性クラス評価
A : G1
B : G2, G3
C : OP
D : 3勝
E : 2F : 1勝
G : 未勝利

# サブクラス評価 -> クラス内詳細評価
1 : 高い確率で勝ち負け
2 : 高い確率で馬券内
3 : 馬券内可能

2-b. 全頭コメント

① アサカラキング

スタート▲
基礎スピ▲○
TS△▲
TS持続力○
Cr性能▲
ギアチェンジ▲
能力B1

時計のかかる馬場
内枠 > 外枠
ハナを取れる相手関係
1200-1400m

❶2024/4/7 モルガナイトS【福島芝1200】良
11.8 - 10.4 - 10.8 - 11.2 - 11.4 -
12.1
スタート○で1番枠からハナを叩く形。前半から速いラップを刻んだ逃げで先行馬がラストキツくなる中で逃げ切り。終始速い流れかつ開幕週で内目が有利なTB。逃げ勢の中ではハイペース耐性がトップレベルに高い。

❷2024/2/25 阪急杯【阪神芝1400】重
12.0 - 10.6 - 11.3 - 11.4 - 11.4 -
12.0 - 12.5
16番枠の発走。スタート▲で押して押してのハナを叩く競馬。いつも通りの楽な競馬でそのまま直線へ。内伸びTBをしっかり生かして2着に粘り込み。重賞でも力を示した。パワー質な馬場でもスムーズに追走できる適性の広さも示した。上位3頭が重賞級の馬たちでこの馬自体もB2レベルのパフォーマンス。

❶2024/2/4 山城S【京都芝1400】良
12.2 - 10.7 - 11.1 - 11.8 - 11.8 -
11.3 - 12.0
7番枠からの発走。スタート▲で楽に飛び出してそのままハナを叩く競馬。ここでも楽な手応えで追走し、外伸びTBを生かしてそのまま外に進出。中緩みのラップでもしっかり折り合えた。

❶2023/12/24 ジングルベル賞【阪神芝1400】良
12.3 - 10.6 - 11.0 - 11.6 - 11.5 -
11.6 - 11.7
10番枠からの発走。スタート△でやや窮屈な前半だったが二の足を使いその後はスムーズにハナを取る競馬。持ったまま楽に運びながら直線へ。L1Fあたりからゴーサインを入れてそのまま逃げ切り。内目がやや伸びるTBでしっかり結果を残した。前半飛ばしてからの減速ラップ突入がかなりスムーズに折り合えており、高い追走能力を示した。

❶2023/12/10 3歳以上1勝【中京芝1600】良
12.8 - 10.9 - 11.6 - 11.8 - 11.8 -
11.2 - 11.5 - 12.1
距離短縮のマイル戦。やや微妙なスタートも二の足でハナに立つ形。無理に抑えない逃げ。ラチ沿いをロスなく運びながらダメージの受けた馬場を楽に追走。直線は後方の追い込みを凌いで伸びきり。

② ウイングレイテスト

スタート▲○
基礎スピ○
TS△▲
TS持続力○
Cr性能▲
ギアチェンジ▲
能力B2

高速馬場○
1200-1400m > 1600m
スピード質な綺麗な馬場
持続ラップ
内枠 > 外枠

⑧2023/12/23 阪神C【阪神芝1400】良
12.3 - 10.2 - 10.6 - 11.2 - 11.4 -
11.6 - 12.0
スタート▲○で外から二の足を使ってハナを叩く形。速いラップを刻んで逃げた結果外差しが効く展開に。最後はこの馬も厳しくなって敗戦。1200m通過タイムは1:07.3とかなり速く、1200mへの適性も高そう。速い馬場での持続力は高い。

❶2023/10/28 スワンS【京都芝1400】良
11.9 - 10.8 - 11.4 - 11.3 - 11.6 -
11.2 - 11.7
スタート▲でハナを譲り2番手ラチ沿い追走。楽に追走して4角ゴーサイン。早めに先頭を捉えてそのまま押し切り勝ち。走破タイムはこの日が最速〜平均の間でこのレースもそのタイム。1200m通過は1:08.2でここもラストまで高い持続力を発揮できていた。もう少し速い時計にも対応できそうな走り。

❷2023/9/10 京成杯AH【中山芝1600】良
12.6 - 11.0 - 11.0 - 11.2 - 11.2 -
11.2 - 11.8 - 11.6
スタート▲で外から2番手ラチ沿い追走。速い流れ。楽に追走し、ここでもラストまで高い持続力を発揮。ソウルラッシュに伸び負けたもののこの馬らしい力は発揮した。高いスピード持続性能と基礎スピードを持っている。走破タイムも◎。高速馬場適性は高い。

④2023/7/23 中京記念【中京芝1600】良
12.3 - 11.2 - 11.1 - 11.3 - 11.5 -
11.4 - 11.8 - 12.4
スタート▲○で位置を取らず中団内3追走。3,4角は楽に追走して直線外から伸びるもスピード負けして4着。ラスト減速ラップのスタミナ質な流れで伸び負けた点からパワー馬場のスタミナ適性はそこまで高くない。

④2023/6/17 米子S【阪神芝1600】良
12.2 - 10.4 - 11.1 - 11.2 - 11.4 -
11.4 - 11.7 - 12.3
スタート▲○で好スタートを決めるも控えて4番手追走。道中は楽に追走して直線でゴーサイン。外目から伸びて早め先頭に立つもラスト甘くなって4着。ここもラスト減速ラップのスタミナ質な流れで垂れる形。ベストは惰性でスピードを維持できる高速馬場。距離は基本的に1400mまで。高速馬場で1600mまで。

③ オタルエバー

スタート▲○
基礎スピ△▲
TS▲
TS持続力○
Cr性能▲
ギアチェンジ△
能力C1

ある程度時計のかかる馬場
内枠

⑫2024/3/2 オーシャンS【中山芝1200】稍
11.9 - 10.5 - 10.9 - 11.5 - 11.6 -
11.6
スタート▲で二の足を出して2番手内2追走。楽に追走して直線ゴーサインを入れるも伸びず敗戦。前半の速いラップで脚を消費してしまったか。時計のかかる馬場をロスなく運びたい。前半から10秒台のラップが連発するとラスト使える脚がなくなってしまう。

⑯2024/1/28 シルクロードS【京都芝1200】良
12.1 - 10.4 - 10.9 - 11.2 - 11.3 -
11.8
17番枠から。スタート▲○でやや出して中団内4,5追走。やや3,4角で置いていかれるも食らいつき、直線へ。軽く外に弾き出されたタイミングから全く伸びず。馬場ダメージはややありそうだったが、前半から速い流れを外目追走したことで脚がなくなった。基礎スピード△▲あたり。

❶2023/12/3 ラピスラズリS【中山1200】良
12.0 - 10.7 - 11.2 - 11.5 - 11.0 -
11.4
8番枠からまずまずのスタート▲で中団内2追走。楽に追走して直線スムーズにin->out。内前有利な流れとなったが、ロスなく立ち回ったカンティーユに勝った点は評価したい。カンティーユは前走重賞馬のシュバルツカイザーとハナ差で強い相手。ラップも適度な追走力でスタミナ質な持続力が求められる中山1200らしいレース質。以前負けてしまったメイショウゲンセンとも差のある結果で今後も期待できる内容。重賞級。

❶2023/10/21 北陸S【新潟1200】重
11.7 - 10.4 - 11.2 - 11.9 - 12.0 -
12.2
最内枠からまずまずのスタートで中団ラチ沿追走。荒れた内目を通す形になったが抑えるほどの勢いで追走には全く苦労していない。直線で進路を探しながら器用に伸びて差し切り。スタミナ質な前残りレースとなったが差せた点を考えるとこれくらいのスタミナ質な馬場で追走力が求められないと良さそう。ただもう少し速くても問題ない道中の手応え。稍重あたりの馬場質がベストだろうか。

④2023/8/19 佐世保S【小倉1200】良
11.5 - 10.2 - 11.1 - 11.2 - 11.3 -
11.8
スタート▲。内枠から出していって3番手ラチ沿い追走。綺麗な馬場で内前をロスなく運ぶも前が止まらずTS負け。高速馬場でのスピード持続というよりはもう一段時計がかかる馬場で持続力を活かしたいところか。終始11秒前半のラップが求められるとラストの伸びが甘くなりそう。

④ カイザーメランジェ

スタート△▲
基礎スピ△▲
TS△
TS持続力▲○(芝ダメージパワー馬場で△▲)
Cr性能△▲
ギアチェンジ△
能力C3

内枠
時計のかかる芝が残った馬場
L3Fが極度の減速ラップ

⑮2024/5/19 韋駄天S【新潟芝1000】良
11.8 - 10.2 - 10.5 - 10.9 - 11.6
1番枠からスタート▲で押して先団追走。枠の分追走負荷が高くなり、中盤から後退。パワー馬場への適性が低いので千直なら綺麗な野芝がベスト。

⑯2024/4/14 春雷S【中山芝1200】良
12.0 - 10.6 - 10.8 - 11.0 - 11.3 -
11.4
スタート△で中団後方内2追走。直線外目に持ち出して伸びようとするも後退。完全なスピード負け。パフォーマンスレベルは低下していそうか。

⑩2024/3/2 オーシャンS【中山芝1200】稍
11.9 - 10.5 - 10.9 - 11.5 - 11.6 -
11.6
12番枠から。スタート▲で控えて後方内3追走。4角で内5に持ち出して直線は大外から伸びようとするもスピード負け。ラストの減速度が小さいラップ構成なのでもう少しスタミナ質なレースになって欲しい。

⑱2024/1/28 シルクロードS【京都芝1200】良
12.1 - 10.4 - 10.9 - 11.2 - 11.3 -
11.8
最内枠からスタート▲で先団ラチ沿い追走。ロスなく運びながらも荒れた内目を終始通される形で早々に離脱。速い流れでタフな馬場を追走する形になり、厳しかった。荒れ馬場はアウト。

❶2023/10/29 ルミエールAD【新潟1000】不
12.2 - 10.4 - 11.0 - 11.7 - 12.0
やや出負けしながらも外ラチ沿いの好ポケットを確保。不良馬場とはいえ比較的綺麗な部分を通してL3Fが11.0-11.7-12.0と千直らしからぬ減速ラップを刻んだ流れを差し切り。地盤となる芝状況がある程度残っていて時計のかかるスタミナ質な持続力勝負がベスト。今回はうまく合致した模様だが、不良の馬場で勝てたのは評価したい。

⑤ カルネアサーダ

スタート▲○
基礎スピ△▲
TS△
TS持続力▲○
Cr性能▲
ギアチェンジ△▲
能力C1-C2

内中枠
パワー馬場(雨よりも芝荒)

④2024/4/14 春雷S【中山芝1200】良
12.0 - 10.6 - 10.8 - 11.0 - 11.3 -
11.4
スタート○でやや抑えて2番手追走。直線でゴーサインを入れるもラスト甘くなり4着。ラストまで速いラップが連発する高速馬場で伸び負ける形。ラスト減速ラップのスタミナ質なラップ構成がベスト。終始速い馬場はベストではない。

④2024/1/13 淀短距離S【京都芝1200】良
11.9 - 10.8 - 11.2 - 11.4 - 11.6 -
11.7
16番枠。外からダッシュよく飛び出してハナ主張。前走と同じようなラップ構成で運びながら直線へ。芝もタフ寄りでこの馬向き。内伸びのTBだったが最後は甘くなり失速4着。やはり外から前に出なければいけなくなると前半の脚の消費が後半の甘さにつながる。どれだけポジションを確保してマイペース追走できるかが鍵。

❶2023/12/16 タンザナイトS【阪神1200】稍
12.1 - 10.6 - 11.2 - 11.4 - 11.2 -
12.0
内枠から出してハナ主張。特に絡まれることもなくマイペースで運びながら直線は内伸びのTB生かして粘り勝ち。道中自分の追走スピードを持続できる流れを作り出せたのが良かった。

❷2023/8/13 UHB賞【札幌1200】良
12.1 - 11.1 - 11.2 - 11.4 - 11.1 -
11.3
大外枠から好スタートを決めてハナを取る形。11秒台前半のラップで追走する持続ラップを形成しこの馬の持ち味が活かせる流れに。最後までロスなく運ぶも勝ち馬シナモンスティックに伸び負けて2着。この馬にとってはやや速めの流れかも知れなかったが、芝が荒れ始めたこの馬向きのパワー追走馬場で内前TBもうまく嵌った形。自分が逃げれるパターンだと道中の追走ロスも少なく良さそう。

⑩2023/7/23 しらかばS【札幌1200】良
12.1 - 10.6 - 11.0 - 11.1 - 11.0 -
11.6
外目の枠が堪えて先団内4追走。芝が綺麗だったことあり、最後は減速してしまった。このスピード負けはスタミナ面での消費が原因と思われるので馬場はそこまで速くない方が良い。ここも持続ラップとはいえ11秒を切るような追走力が求められ甘くなってしまった。基礎スピは△▲、Cr性能▲あたり。脚の回転がそこまで高くなく、クビをまっすぐ伸ばしてストライドを稼ぐような走りなのでTS△▲、ギアチェンジ△▲、TS持続力○か。

⑥ キミワクイーン

スタート▲
基礎スピ▲
TS△▲
TS持続力○
Cr性能▲
ギアチェンジ▲○
能力C1-C2

時計のかかる馬場
後半減速ラップ
内枠
荒れ馬場 >>> 高速馬場

⑯2024/3/30 ダービー卿CT【中山芝1600】稍
12.7 - 11.5 - 11.3 - 11.3 - 11.0 -
11.4 - 11.4 - 12.3
スタート△▲で二の足を軽く使って中団内4追走。道中少しずつ位置を落として4角でゴーサインを出すもそのまま失速。直線もほとんど追わず。距離が合わないにしても道中後退するのは謎。ここから立て直せるかどうか。

⑤2024/3/2 オーシャンS【中山芝1200】稍
11.9 - 10.5 - 10.9 - 11.5 - 11.6 -
11.6
スタート▲○で出たなり中団内3,4追走。4角で軽く外目に振られたが外からじわじわ伸びてなんとか5着。ラストはかなりギリギリでの走りでスタミナ切れに近い。この馬場の速さでの外目追走だと負荷が高い。もっと時計がかかってほしいところ。

⑪2023/11/26 京阪杯【京都芝1200】良
12.3 - 10.6 - 10.8 - 11.0 - 11.3 -
11.4
5番枠から。スタート△▲も枠の利を生かして中団ラチ沿い追走。ロスなく運んで3,4角での位置取りは変わらず直線に向くも伸び甘く敗戦。この馬にとっては馬場が速かった。もっと時計がかかって欲しい。

⑩2023/10/1 スプリンターズS【中山1200】良
11.7 - 10.4 - 11.2 - 11.2 - 11.2 -
12.3
外枠で位置取りを落とす2走前の形。L2Fまで11.2以下の速い流れで3,4角は後方からやや追走負けの形。直線後方外目からじわっと伸びるも流石に届かず。位置を取りたいという意味でも内目の枠は欲しい。

⑦2023/8/27 キーンランドC【札幌1200】重
12.1 - 10.9 - 11.3 - 11.5 - 11.8 -
12.3
スタート後やや窮屈で二の足使わず中団後方のラチ沿いに控える形。内からロスなく運んで馬場適性の高さを見せようとするもそれ以上に外前が伸びるTBと展開になり敗戦。ギアチェンジ特化の走法なので、基本的にはパワー馬場&内枠という条件がベストなので、舞台はあっていたが、ここまでの外前有利なTBが出来上がると厳しく、度外視可能。

⑦ サウザンサニー(抽)

スタート△▲
基礎スピ▲
TS▲
TS持続力○
Cr性能▲○
ギアチェンジ△▲
能力C3

急坂◎
外枠 > 内枠
後半減速ラップ

❶2024/4/6 船橋S【中山芝1200】稍
12.0 - 10.5 - 11.1 - 11.6 - 11.6 -
11.8
15番枠から。スタート△▲で今回も控えて後方内2から。前半やや外目を回されながら後退する不利もあり。3角我慢、4角で外目に持ち出して直線は大外から伸びる形。外目伸びTBを最大限活かしての勝利。ここでも急坂で一気に前との差を縮めてラストまで衰えない伸び脚を見せた。ギアチェンジ△▲、TS△▲、持続力○。終始速い流れだと厳しいかもしれないが、スタミナ質なラップで持続力が求められると高いパフォーマンスを発揮できる。余裕の勝利だが、レースレベルは3勝クラスでなんとか馬券内に入る馬たちばかり高くない。C3-D1あたり。

❶2024/3/9 4歳以上2勝【中山芝1200】稍
11.8 - 10.7 - 11.2 - 12.0 - 11.9 -
12.0
1番枠から。スタート△▲でやや出負けし後方ラチ沿いを追走。3,4角は内からロスなく運び前との距離を縮め曲線も最内から伸びて押し切り勝ち。外の綺麗な部分を回した馬が上位を独占する中、終始内目の荒れた馬場を通して勝ち切った点は評価したい。ただレースレベルは低いので過剰評価はできない。このクラスは余裕で突破できる能力値。

❶2023/12/9 3歳以上1勝【中山芝1200】良
11.8 - 10.4 - 11.1 - 11.4 - 11.5 -
11.5
3番枠から。スタート▲でやや躓きながらの発馬。行き足つかずで中団後方の内2を追走。4角で外目に持ち出して直線は大外から伸びて差し切る競馬。TS低めかつギアチェンジ性能低めと少しずつ加速しながら長く脚を使えるタイプ。急坂でもぐんぐん加速できるのは強み。このレースの2,3着馬はその後1勝クラスを突破し2勝クラスで2連続馬券内のダイシンヤマトや2,3勝クラスを連勝で突破したアシャカタカで上位馬たちのパフォーマンスレベルは高い。

❷2023/11/18 3歳以上1勝【福島芝1200】稍
12.3 - 10.9 - 11.2 - 11.8 - 12.0 -
11.9
2番枠から。スタート△▲でじわっと出たなり先団ラチ沿い追走。3,4角は脚をためて直線でスムーズに内目から伸びてくる形。ラスト伸び負けての2着。脚を溜められたのにこの馬よりも外を回した勝ち馬ヴィントミューレ(現在2勝C)よりも低いパフォーマンスレベルなのでタフ馬場スタミナラップは苦手な可能性あり。レースレベルはそこまで高くない。

❷2023/9/3 3歳以上1勝【函館芝1200】良
12.0 - 10.6 - 11.3 - 12.3 - 11.8 -
11.6
スタート△▲でやや位置を落とした中団内3追走。3,4角で外目内5,6頭目まで出して早めに先頭を捉えるもラストは差されて2着。外有利のTBとはいえ、外から長く脚を使えた点は評価。押し上げタイミングは中緩みした部分なので追走負荷はそこまで高くない。基礎スピードはそこまで求められなかった舞台。この馬よりも後ろでやや外目を回して差し切った勝ち馬トーセントラムの方がパフォーマンスレベルは高い。

⑧ サトノレーヴ

スタート▲
基礎スピ▲○
TS△▲
TS持続力○
Cr性能▲○
ギアチェンジ△▲
能力B3

1200m > 1400m
馬場不問

❶2024/4/14 春雷S【中山芝1200】良
12.0 - 10.6 - 10.8 - 11.0 - 11.3 -
11.4
スタート▲で出たなり中団前目内3追走。4角で外目に持ち出してロンスパ。外目からじわじわ伸びて差し切り勝ち。高速馬場の中でのタイムで高い持続力を発揮した。早めに仕掛ける追走負荷のかかる競馬で押し切った点は評価。高いスタミナを有している。前半から速い流れでしぶとく伸びることができる。とはいえこの馬の得意な馬場レンジでこの馬よりも向かないサーマルウインドやヨシノイースター相手に差のない競馬はやや物足りない。B3あたりに降格。

④2024/2/25 阪急杯【阪神芝1400】重
12.0 - 10.6 - 11.3 - 11.4 - 11.4 -
12.0 - 12.5
9番枠から。スタート▲○でスムーズに前に出て先団内3追走。4角でゴーサインを入れ持続力勝負に。直線途中で軽く外によれてしまいその間に差をつけられ4着。内で脚を溜めた馬が1-3着独占でこの馬と同じような位置を追走していた馬が総崩れしていることを考えると重賞級のレベルを持っている。ラスト200mでやや伸びが甘くなったことを考えると1200mがベストだろう。その中でも最後の急坂で大きな減速が見られなかったこと、タフな馬場でも問題なく走れる適性の広さは素晴らしい。この馬自体は前足を高く上げて掻き込むような走りになっているものの、力強く地面を蹴り出すことで前への高い推進力へと繋げられている。大トビの走りでもないのである程度の操縦性もあるため、内枠からでも問題なく競馬はできそう。能力値は1200mの自己条件ならB2-B3あたりだろうか。

❶2023/4/29 朱雀S【京都芝1200】良
12.1 - 10.8 - 11.2 - 11.2 - 11.1 -
11.3
12番枠から。スタート▲で楽に二の足を使い3,4番手内3,4追走。4角は外目を持ったまま運びながら直線途中でゴーサイン。内伸びのTBを外目から押し切ったのは評価。そして今回も前走同様高速馬場でラップ的には前走以上の速い流れ。前半からの速い流れを楽な追走する基礎スピードの高さと水準以上の Cr性能、持続力が素晴らしい。この日は馬場も速めの中で平均タイムでの走破なのでレースレベル自体はそこまで高くない。基礎スピード▲○、 Cr性能▲○、持続力○、ギアチェンジ△▲。

❶2022/10/1 勝浦特別【中山芝1200】良
11.9 - 10.6 - 10.9 - 11.1 - 11.3 -
11.9
8番枠から。スタート▲でそのまま2,3番手のラチ沿い追走。4角終わりからスパートをかけて速いタイミングで先頭に立ち押し切り。高速ラップで内前がそのまま残るような展開ではあったが、前走とは真逆のラップ構成かつレース質で後方を突き放す押し切り勝ちを見せたのは強い。2着馬モリノドリームは OP戦で2着、4着と実力のある馬でその馬より2kgの斤量を背負っての勝利。3着馬カンティーユよりは2kg軽かったがこの馬も OP戦を2戦連続で2着と強い。斤量補正で同等のレベルと判断すると能力値はC2あたり。

❶2022/7/17 3歳以上1勝【函館芝1200】重
12.2 - 11.1 - 11.7 - 12.0 - 12.7 -
12.6
8番枠から。スタート▲でスムーズに前に出て3番手内3追走。4角でじわっとエンジンを入れながら直線でスパート。前目がそのまま残るような流れで逃げ馬をしっかり捉えて差し切り。上位馬がすでに2勝クラスに進んでおり、斤量差をもらいながらの勝利は評価できる内容。前走よりもさらにラストが減速するようなスタミナ質の流れでも持続力を発揮できていた。

⑨ シナモンスティック

スタート▲
基礎スピ▲○
TS△
TS持続力○
Cr性能▲○
ギアチェンジ△
能力B3

馬場不問
持続ラップ
序盤高速ラップ×
中外枠

⑧2024/4/14 春雷S【中山芝1200】良
12.0 - 10.6 - 10.8 - 11.0 - 11.3 -
11.4
スタート▲でやや躓きながらの発馬から二の足でハナを取る形。直線でゴーサインを入れるもラスト伸び甘くなり敗戦。急坂も問題なく追走したがラスト伸び負けたところを見ると高速馬場は合わない。パワー馬場で。前走よりは馬体良化も最高馬体は見せておらず、春の時期は馬体が減りづらい可能性あり。

⑯2024/3/2 オーシャンS【中山芝1200】稍
11.9 - 10.5 - 10.9 - 11.5 - 11.6 -
11.6
馬体を絞ってきての参戦。16番枠から。スタート▲で前に出て先団内4追走。4角は3番手内3で追走し、外目から差し切りを狙うも直線途中から伸びず大敗。息が悪いとコメントが出ており、追走リズムの悪さがここでも結果につながってしまった印象。おそらく前半に脚を使ってしまうと後半が厳しくなる。特に外枠発走で位置を取りに行く形になると数字以上に速い脚を使っていることになるためラストの減速につながってしまうのだろう。

⑫2024/1/8 カーバンクルS【中山芝1200】良
11.7 - 10.3 - 11.1 - 11.4 - 11.4 -
11.9
2番枠から。スタート▲で二の足を使い2番手内2追走。道中やや手綱を抑える動きが入り、ストレスが溜まってしまったか。4角で並びかけて押し切りを狙うもラスト一気に伸びが甘くなり敗戦。着差ほど大敗ではないがこの馬らしい持続力は見られなかった。UHB賞はある程度引き締まった馬体->キーンランドCで12 kg増のやや緩さのある馬体->カーバンクルSで8 kg増の緩さのある馬体で体重増加があまり良い方向に働いていなさそう。休養明けでずっしりし、成長分もあるかもしれないが体は重そうなので叩いて次走絞れているか確認したい。2F目で10.3のラップが出るスピードで脚を使いすぎた可能性あり。

❷2023/8/27 キーンランドC【札幌芝1200】重
12.1 - 10.9 - 11.3 - 11.5 - 11.8 -
12.3
8番枠から。スタート▲で二の足を使いハナを取る形。内が荒れていたことで内を空けて内5頭目あたりを追走。4角終わりからゴーサインを入れてそのまま粘る形。この馬らしい高い持続力を発揮するも最後に差されて2着。最後はやや苦しそうで4角スムーズではなかったトウシンマカオと外からスムーズだったシュバルツカイザーと差のない2着。単純比較でB3レベルのシュバルツカイザーと同等なのでB3-C1とする。

❶2023/8/13 UHB賞【札幌芝1200】良
12.1 - 11.1 - 11.2 - 11.4 - 11.1 -
11.3
9番枠から。スタート▲で二の足を使って2番手内2追走。いつも通り楽に運びながら4角で自分から仕掛ける形。早め先頭に出てそのまま押し切り勝ち。内前有利な馬場なので過剰評価はできないが、2着馬カルネアサーダに完勝の内容。11秒前半のラップを連発しながらL3Fは11.4-11.2-11.1の加速ラップ。やや芝がダメージを受けながらもパンパンの速い馬場でこの勝ち方をできるのは強い。高速馬場でC1。

⑩ ジャスティンスカイ

スタート△▲
基礎スピ○
TS▲○
TS持続力▲○
Cr性能▲
ギアチェンジ△▲
能力B1-2

中外枠○
高速持続ラップ
1200-1400m > 1600m

❶2024/5/5 鞍馬S【京都芝1200】良
12.2 - 10.8 - 10.7 - 10.7 - 11.2 -
11.3
スタート▲で出たなり中団前目内3を追走。直線で外目からじわじわ伸びて差し切り勝ち。超高速馬場でのラストも減速度のほとんどない持続ラップ。高いスピード持続力を兼ね揃えた上で、道中2mの坂を登って下るタフな舞台だったことにより1400mを走れるスタミナも求められた。基礎スピードとスタミナが高い。コーナリングはかなりスムーズにできていた。脚を溜めたいタイプだと思っていたが、このラップでラストこの脚が使えるのであれば短距離適性は高い。前目の馬がラスト厳しくなる中で先団外目から追走負荷が高いレース質で強い勝ち方ができた。能力値は高い。

⑩2024/3/24 六甲S【阪神芝1600】重
12.4 - 10.4 - 11.6 - 12.6 - 12.2 -
11.1 - 11.3 - 12.7
10番枠から。スタート△▲でやや躓きながらの出も二の足でハナを取る形。道中しっかり緩めて脚を溜め、L3Fの瞬発力勝負に。外目が伸びる馬場で終始内を通して敗戦。一気なギアチェンジでオーバーヒートした形か。

⑩2023/10/21 富士S【東京芝1600】良
12.0 - 10.8 - 11.2 - 11.2 - 11.5 -
11.4 - 11.7 - 11.6
5番枠から。スタート△▲でやや出負けしたが、出たなりで中団内2追走。前半から速い流れの持続力勝負。直線で外目に持ち出してスパートをかけるもスピード上がらず敗戦。マイルで走るなら道中脚をためたいタイプだろうか。集中力が続かなくなってきた面も見せているらしく、近走はパフォーマンス低下。本質はもっと短い距離にありそう。

⑧2023/6/17 米子S【阪神芝1600】良
12.2 - 10.4 - 11.1 - 11.2 - 11.4 -
11.4 - 11.7 - 12.3
ゲートを出るも二の足そこまで出ず。発汗がある状態での出走かつ直線では舌を出しながらあまり得意ではない左手前でのスパート。右回り時のクビ向きもあまり良くなく、コーナリングも左回り向き。前半から速い持続ラップでのマイルは持たない可能性。

⑨2023/4/23 マイラーズC【京都芝1600】良
12.3 - 10.7 - 11.4 - 11.7 - 11.3 -
11.1 - 11.5 - 11.5
スタート後ラチ沿い追走となり、しばらく外の馬を気にする走りでバランス悪かった。位置を落として後方内1,2からの競馬に。その後3,4角でも外に出すタイミングなく、直線入り口でも失敗。前が空いたタイミングでじわじわと伸びてこようとするもこの馬にとっては窮屈な馬群競馬かつ左手前での伸びが甘かった。最後右手前に戻して伸びた。

⑪ シュバルツカイザー

スタート▲
基礎スピ○
TS△
TS持続力○
Cr性能▲
ギアチェンジ△
能力B2(C1)

11秒前半の高速持続ラップ
L1Fやや減速ラップ
平坦コース
外枠or偶数枠
綺麗な馬場 > パワー質な馬場

⑬2024/3/24 高松宮記念【中京芝1200】重
12.5 - 10.8 - 11.6 - 11.4 - 11.0 -
11.6
スタート▲で出たなり中団後方の内3追走。4角で外目を回してゴーサインをかけるも早々に後退。道悪馬場で追走負荷が高かった形。

⑬2024/3/2 オーシャンS【中山芝1200】稍
11.9 - 10.5 - 10.9 - 11.5 - 11.6 -
11.6
9番枠から。稍重でやや外目にバイアスが向き始めた馬場。スタート▲で前に出られず後方内3追走。3角は楽に運んで4角からゴーサインを入れてスパート。直線はほとんど伸びず大敗。今回も急坂部分で加速停止かつパワー馬場でそもそものスピード低下が原因だろう。

❶2024/1/8 カーバンクルS【中山芝1200】良
11.7 - 10.3 - 11.1 - 11.4 - 11.4 -
11.9
L2Fまで11.4以下の高速持続ラップかつラストに軽く減速するようなこの馬向きのラップ構成。15番枠からスタート▲で中団前目の内4追走。外目を楽に回して4角途中からゴーサイン。直線まで位置取りは変わらなかったが外からじわじわ伸びて差し切り。急坂でやや体勢が前のめりになり加速度が0になっているのでベストは平坦だろう。今回も上り切ってからの平坦部分で再度伸びてきた。能力はC1あたりで良さそうか。

⑱2023/11/26 京阪杯【京都芝1200】良
12.3 - 10.6 - 10.8 - 11.0 - 11.3 -
11.4
高速持続ラップ。11番枠からスタート△▲でスムーズに位置を取れず後方内3,4からの競馬。3,4角は動かさずに直線で馬群を突く競馬を選択。とはいえキレがなく、鞍上も無理に追わず終了。レースラップとは裏腹に時計のかかる持続力が求められる馬場になっており、この馬には合わなかった。追走リズムも良くなかったらしくレースになっていないので度外視可能。ゲート内の落ち着きがないので偶数枠番からストレスフリーに出られれば。

⑤2023/11/5 みちのくS【福島1200】良
12.2 - 10.7 - 10.9 - 11.6 - 11.8 -
12.4
4番枠から。時計のかかる馬場でラップは12.2-10.7-10.9-11.6-11.8-12.4と後半減速ラップとなり消耗度の高い持続力勝負に。スタート▲で先団ラチ沿い追走。ロスなく楽にコーナリングして直線に向くも伸び案外で5着。この馬よりも前の馬がそのまま残ってしまう前残り展開で、速い流れでも追走できることを考えるとこのようなタフな馬場でのパフォーマンスレベルは落ちることがわかる。

④2023/8/27 キーンランドC【札幌1200】重
12.1 - 10.9 - 11.3 - 11.5 - 11.8 -
12.3
16番枠から。スタート▲○で大外枠を活かした好スタート
内を空けての追走だったことでこの馬は先団内7頭目あたりを追走。楽に運んで4角でゴーサイン。直線でじわじわ伸びてくるも僅かに届かず2着馬と差のない4着。TS△で前が残ってしまったこと、馬場的には時計が出るスピード馬場の方が合いそうな部分が敗因か。相対的パフォーマンス評価でB2-3。

❶2023/7/23 しらかばS【札幌1200】良
12.1 - 10.6 - 11.0 - 11.1 - 11.0 -
11.6
4番枠から。レースラップは12.1-10.6-11.0-11.1-11.0-11.6と超高速ラップ。ラストの減速度も小さく単純な高速馬場として良い。スタート△▲でやや挟まれて位置を落とすも先団内3追走。3,4角は無理に動かずそのままの位置をキープして直線で外から差し切り。斤量利を活かしてC1レベルのカンティーユに勝利。この馬自身はC1-C2あたりと仮定。速い流れを外目から楽に追走できる点から基礎スピードは○と高い。極端に前が残るようなTBでなければ問題はなさそう。レコードは出たがメンバーレベルは低めの高速馬場なので過剰評価はできない。

❶2023/6/18 UHB杯【函館1200】良
12.2 - 10.8 - 11.5 - 11.6 - 11.4 -
11.6
2番枠から。近走よりは時計のかかる持続ラップ。スタート△で飛び上がるように出たため出負けしたが二の足で先団ラチ沿いを追走。3角入り口で進路が狭くなり中団まで後退。軽く減速したが落ち着いて追走し、4角->直線でin->outを決め外から差し切り。速い脚は使えていなかったが高い持続力を見せた。前目から上がりのかかる展開を押し切りたい。

⑫ ジュビリーヘッド

スタート▲
基礎スピ▲
TS△
TS持続力○
Cr性能△▲
ギアチェンジ△
能力C2-C3

時計のかかる馬場
後半減速ラップ
内枠
直線平坦 > 直線急坂

⑨2024/4/14 春雷S【中山芝1200】良
12.0 - 10.6 - 10.8 - 11.0 - 11.3 -
11.4
スタート▲○で先団ラチ沿い追走。4角で追走負けし直線でも伸びない。速い馬場NG。

⑭2024/3/2 オーシャンS【中山芝1200】稍
11.9 - 10.5 - 10.9 - 11.5 - 11.6 -
11.6
7番枠から。スタート▲○でスムーズに前に出て3,4番手ラチ沿い追走。稍荒れた内をロスなく運び、直線で伸びようとするも伸びず。外伸びTBだったのもありそうだが、タフな馬場への適性もあるのでここまで伸びないのはおかしい。急坂からの減速以前の問題。パフォーマンスレベル低下の可能性。

⑭2023/11/26 京阪杯【京都芝1200】良
12.3 - 10.6 - 10.8 - 11.0 - 11.3 -
11.4
終始速い流れでラストも上がりが求められるような舞台。8番枠からスタート▲○で先団ラチ沿い追走。ロスなく運んで4角からゴーサインを入れるいつもの競馬をするも外伸びTBでの内目追走かつTS負けで大敗。もっと時計がかかってほしいところか。

⑮2023/10/1 スプリンターズS【中山1200】良
11.7 - 10.4 - 11.2 - 11.2 - 11.2 -
12.3
11番枠。L2Fまで11.2以下の高速ラップを刻んでラストは減速ラップ。スタート▲も出していかずに後方内2追走。道中挟まれる不利などありここは度外視可能だが、スタートで出していかなかったのはなぜだろうか。やや追走力が落ちている可能性があるので時計のかかる馬場の方が良さそうか。基礎スピード▲。

⑥2023/8/27 キーンランドC【札幌1200】重
12.1 - 10.9 - 11.3 - 11.5 - 11.8 -
12.3
9番枠から。スタート▲でスムーズに先団内5,6追走。4角でゴーサインが入るも直線ではジリジリ伸びるだけの内容に。上位の馬とは差のあるパフォーマンス。C2-C3あたりのレベルまで落ちたヴァトレニに負ける内容。他メンバーとも相対的に見てC2-C3あたりで良さそう。外目を回されるとやや後手に回りそう。Cr性能△▲、ギアチェンジ△。内目からロスなく回る方が良さそうか。

⑬ セッション

スタート▲
基礎スピ▲
TS▲
TS持続力△▲
Cr性能▲
ギアチェンジ▲○
能力C2

内枠 > 中外枠
直線の短い舞台
中緩みラップ

⑪2024/4/21 マイラーズC【京都芝1600】稍
12.1 - 10.9 - 11.1 - 11.5 - 11.5 -
12.0 - 11.5 - 11.9
13番枠から。スタート▲で出していき2,3番手内2追走。4角でゴーサインが入りスパートをかけるも伸びず&外伸びTBで終了。京都金杯で差がなかったトゥードジボンとの差がここでも同じくらいでレベル感としてはC2-3あたり。

⑦2024/3/30 ダービー卿CT【中山芝1600】稍
12.7 - 11.5 - 11.3 - 11.3 - 11.0 -
11.4 - 11.4 - 12.3
9番枠から。スタート▲で軽く促してハナを叩く形。道中でハナを譲って間隔を取った2番手から構える前走と同じ流れ。4角で手が動いてスパートに入るもの直線途中から失速。距離が長いというよりは持続ラップ連発の息の入らない展開が合っていない。前目から道中緩むラップがベスト。

❷2024/1/6 京都金杯【京都芝1600】良
12.2 - 10.4 - 11.1 - 11.6 - 11.4 -
11.8 - 13.0 - 12.3
11番枠から。スタート▲で押して先頭に立つも他に出る馬がいたので譲って2番手追走。逃げ馬が大きく話して速いラップを刻む流れをそこそこついて行って早いタイミングからスパートをかける。直線途中で先頭を捉えるもラスト甘くなってなんとか2着。スタミナ持続力タイプではないため、早めに仕掛けた分ラストが甘くなった。内前有利な流れでの2着なのでそこまで評価はできないが、レース質的にはこの馬には合っていないのでよく頑張った。レースレベルは高くないのでこのくらいは当然かもしれない。TBに反抗して伸びてきた重斤量&外枠アヴェラーレの方が強い内容。能力C1-C3。

④2023/11/25 キャピタルS【東京芝1600】良
12.8 - 11.5 - 11.6 - 12.1 - 12.1 -
11.2 - 10.9 - 11.1
スタート▲で9番枠から中団内4追走。前半ゆったりした流れからの3F瞬発力勝負ラップ。後方内3で直線を迎え、大外から伸びてくるもの位置取りの差と持続力がなくなりラスト失速で4着。TSを使えるのは2Fまで。その後は11.5-12.0の減速ラップを刻む。東京は△。

❶2023/9/17 仲秋S【阪神芝1600】良
12.1 - 11.0 - 11.0 - 11.8 - 11.7 -
11.1 - 11.1 - 12.1
8番枠から。スタート▲で軽く促して3番手ラチ沿い追走。道中は楽に折り合って中緩みラップで脚を溜める形。直線で最内から脚を伸ばして先頭に立ちそのまま押し切り勝ち。内伸びTBを最大限活かした勝利。前脚が高い位置まで上がってストライドを生かせるタイプ。脚の回転数は2.4歩/秒とやや高めな分ギアチェンジ性能はそれなりにあるが、直線途中で右手前に戻している&ラストの減速ラップを見るとTS持続力というよりは溜めてきれるタイプ。直線は短い中で一瞬の脚を使いたいタイプだろうか。枠はこのレースを見る感じ内がベスト。

⑭ ゾンニッヒ

⑥2024/4/7 モルガナイトS【福島芝1200】良
11.8 - 10.4 - 10.8 - 11.2 - 11.4 -
12.1
15番枠からスタート▲で出たなり中団内3,4追走。3,4角を持ったまま追走して4角終わりからゴーサインを入れて伸びてくるもラストキツくなり後退6着。内前有利なTBの中で速い流れを大きく外回しする競馬なのでこの馬にとって追走負荷はかなり高かった。もう1段階遅いラップ帯なら外を回せる。

❷2024/2/11 北九州短距離S【小倉芝1200】良
11.9 - 10.9 - 11.2 - 11.1 - 11.4 -
11.5
スタート△▲で無理に出さず出たなりで中団前目内4を追走。3,4角は楽に運びながら4角終わりでスパート。外目からじわじわ伸びるも前から運んだヨシノイースターを捉えきれず2着。斤量を加味すれば一番強い内容もTS持続力が高くないことにより外を回した分ラストはキツくなった。ギリギリ脚が持ったパフォーマンス。

❸2024/1/13 淀短距離S【京都芝1200】良
11.9 - 10.8 - 11.2 - 11.4 - 11.6 -
11.7
6番枠から。落ち着いたスタートで中団前目ラチ沿い追走。今回は終始内から運びながら内伸びTBを生かしてスパートをかけるも前との差を縮めきれずに3着。ここでもストライドが小さくラストの伸びが甘くなる。18kgの馬体増も応えた形か。次走絞って完成。

⑧2023/8/27 キーンランドC【札幌芝1200】重
12.1 - 10.9 - 11.3 - 11.5 - 11.5 -
12.3
10番枠から。ゲート内での落ち着きがなく、やや外にもたれるようなスタート。中団内3,4あたりの馬群で運びながら4角で外目に出しながら直線へ。全馬内を大きく開けながらの直線でこの馬は外10頭目あたりを回す形に。外前残りの展開かつTBで追走負荷が高かった。前走稍重馬場で勝ったとはいえ、今回ほど荒れたタフ馬場になるとそれだけで脚を削られる可能性はありそう。直線での伸びも甘かった脚取りなのである程度綺麗な芝状態がベストか。前半から脚がたまらないラップだったのも原因。

❶2023/6/24 青函S【函館芝1200】稍
11.9 - 11.2 - 11.5 - 11.7 - 11.2 -
11.8
15番枠から。1200mでも楽に出して中団内4,5追走。3,4角は外目を楽な手応えで押し上げながら直線で外差し。内前残りの展開で勝ち切ったのは強い。相手もOPレベルで勝ち負けするカルネアサーダで斤量差やTBを考えても差のあるパフォーマンス内容だった。やはり外目からCr性能の高さを生かして押し上げていけるのは良い。基礎スピード▲○、Cr性能▲○。2.5歩/秒と回転数高くギアチェンジ性能も高い。▲○あたり。中緩み瞬発力勝負でオーバーヒートしなければ強い。パワー質な馬場も問題なし。TS○。

⑮ ビッグシーザー

スタート▲
基礎スピ▲○
TS△
TS持続力▲
Cr性能△▲
ギアチェンジ▲
能力B2

持続ラップ
綺麗な馬場
内枠

⑦2024/3/24 高松宮記念【中京芝1200】重
12.5 - 10.8 - 11.6 - 11.4 - 11.0 -
11.6
1番枠からスタート△▲で二の足を使い中団前目のラチ沿い追走。直線で内目を伸びようとするも伸び甘く終了。この馬もゴール後は綺麗な馬場をすっと伸びてくる余裕は見せており、馬場適性がなかった印象。同じ馬場適性を持つトウシンマカオとは差のないパフォーマンス。過去パフォーマンスも考慮してB2あたりとしたい。

❷2024/3/2 オーシャンS【中山芝1200】稍
11.9 - 10.5 - 10.9 - 11.5 - 11.6 -
11.6
10番枠から。スタート▲で軽く促し中団内2追走。3,4角でやや外目に持ち出しトウシンマカオの後ろをキープ。そのまま伸びてきたが差を縮めきれずバースクライと差のない2着。

❶2024/1/13 淀短距離S【京都芝1200】良
11.9 - 10.8 - 11.2 - 11.4 - 11.6 -
11.7
7番枠から。前半からそれなりに速い流れのやや減速持続ラップ。スタート▲で軽く促して2番手ラチ沿い追走。内伸びTBを生かしてしっかり勝ち切った。デブで出てきたゾンニッヒには内前有利のTBを生かして勝ち切ったことを考えるとC1あたりが妥当だろうか。

⑤2023/11/26 京阪杯【京都芝1200】良
12.3 - 10.6 - 10.8 - 11.0 - 11.3 -
11.4
2番枠から。スタート▲で軽く促してハナを叩く形。外に馬がピッタリつく形だったが、直線で前に出て押し切り狙い。最後までじわじわ伸びるも前に厳しいラップ構成かつ外伸びTBで内目を通した馬の中では一番良い走り。B3-C1あたりの能力は示した。

⑫2023/10/8 オパールS【中山芝1200】良
11.9 - 10.7 - 11.0 - 11.2 - 11.3 -
12.0
2番枠から。高速ラップ&L1F減速ラップの前走のようなレース質。スタート▲で先団内2追走。3,4角を我慢して直線で追い出しを開始するも前壁&挟まれる形で全く競馬にならず。度外視。

⑯ マテンロウオリオン

スタート△▲
基礎スピ▲
TS△▲
TS持続力○
Cr性能△▲
ギアチェンジ△
能力C2-C3

高速馬場
スタミナ質の持続ラップ
上がりの求められない舞台
内枠

⑯2024/3/24 高松宮記念【中京芝1200】重
12.5 - 10.8 - 11.6 - 11.4 - 11.0 -
11.6
スタート▲で控えて最後方内3追走。4角で外目に持ち出して直線も大外から伸びようとするも伸びず。

⑧2024/3/2 オーシャンS【中山芝1200】稍
11.9 - 10.5 - 10.9 - 11.5 - 11.6 -
11.6
5番枠から。スタート△▲で位置を取れず後方内2追走。3,4角動かず直線で大外に。伸びようとするもスピード足らず終了。

⑯2024/1/6 京都金杯【京都芝1600】良
12.2 - 10.4 - 11.1 - 11.6 - 11.4 -
11.8 - 13.0 - 12.3
13番枠から。スタート△▲かつ馬群で揉まれクビが上がるような動きを見せた。後方内2から追走し、直線で大外に持ち出すも伸びず終了。

⑭2023/11/19 マイルCS【京都芝1600】良
12.3 - 10.5 - 11.3 - 12.2 - 11.7 -
11.6 - 11.5 - 11.2
10番枠から。スタート△▲である程度出して先団ラチ沿い追走。直線で内から差し切りを狙うも早々に離脱。道中緩んでからの4F瞬発力勝負になっておりキレ負け。

⑤2023/10/21 富士S【東京1600】良
12.0 - 10.8 - 11.2 - 11.2 - 11.5 -
11.4 - 11.7 - 11.6
スタート△▲。直線前壁で仕掛け遅れるも空いてからも伸びず。Cr性能▲前後、基礎スピード▲前後。ギアチェンジ△、持続力○、TS△▲前後。

⑰ レイベリング(抽)

スタート▲
基礎スピ▲
TS△▲
TS持続力○
Cr性能▲
ギアチェンジ▲
能力C2

上がりの求められない持続力勝負
時計のかかる馬場

⑦2024/5/5 鞍馬S【京都芝1200】良
12.2 - 10.8 - 10.7 - 10.7 - 11.2 -
11.3
スタート▲で軽く促して先団内2追走。4角で手が動いて軽く追走負けし、直線でもスピード上がらず。最後はしぶとく伸びていたが高速馬場で伸びるような走りはできない。

⑧2024/3/30 ダービー卿CT【中山芝1600】稍
12.7 - 11.5 - 11.3 - 11.3 - 11.0 -
11.4 - 11.4 - 12.3
15番枠から。スタート▲で出たなり中団後方内2,3追走。3,4角は我慢。4角途中からゴーサイン、直線外目からじわじわ伸びるもスピード足らず8着。大逃げから繰り出されるラップになり、後続はラスト瞬発力勝負のような流れで前が残りつつ内伸びTB。外目から伸びた中では最先着となり、能力的にはC2前後。時計のかかる持続力勝負なら実力を発揮できる。

❶2024/3/3 戎橋S【阪神芝1400】良
12.2 - 10.9 - 11.5 - 11.5 - 11.4 -
11.4 - 11.8
9番枠から。スタート▲で出たなり先団追走も窮屈で制御の効きづらい動き。3角入口でもやや窮屈そうにコーナリング。その後はスムーズに運んで直線空いたスペースをじわじわ伸びて差し切り。この馬の持ち味である高いTS持続力が光った。内目が伸びるTBで外から伸びてきたテーオーダヴィンチの方が内容的には良かったが、斤量等考えてもしっかり力を示したレース内容だった。

④2024/2/10 雲雀S【東京芝1400】良
12.2 - 10.7 - 11.2 - 11.8 - 11.6 -
11.3 - 11.5
3番枠から。スタート△で出負けかつポジション取れずで後方ラチ沿い追走。内2に出して直線は大外からじわじわ伸びる形。外伸びTBを生かして伸びてくるもキレなく4着。前脚を伸ばして長くTSは持続できるがそのTSが△▲と低め。

❷2023/12/17 六甲アイランドS【阪神芝1400】良
12.1 - 10.2 - 10.8 - 11.3 - 11.9 -
12.1 - 11.9
距離短縮。12番枠から。スタート▲で出たなり中団内3追走。目立ったかかりは見せず3,4角我慢。直線で外目に持ち出してスパートをかけて伸びるもラストスピード負けして2着。斤量考えても直線入り口でスムーズではなかった勝ち馬モズゴールドバレルよりは劣る内容。ラスト持続ラップになったのは良かったがキレがない分決め手に欠けるようなタイプか。TS△▲、持続力○、Cr性能▲、ギアチェンジ▲。

3. めぐめぐのぼやき

★レース特性
<コース紹介>
 まずはコース形態からの傾向を見ていく。図1より、函館1200mはスタートから緩やかな坂を3mほど登り、4角から緩やかな下り坂に突入。コーナー角がそこそこ急な中で直線が短いコースなので基本的にはL3-2Fあたりからスパートがかかる持続力勝負となる。図2に同じ洋芝開催の札幌のコース形態も添付した。より追走負荷がかからないの札幌ではあるものの、ラップ傾向としては函館と大差なく、道中持続ラップ -> L1Fで減速しやすい形。図3より走破タイムレンジもこの2会場で差があるとは思えない。よって、函館という舞台においてこの坂は、長い距離をかけて上ることによりそこまで負荷のかからないコースになっている。

<過去ラップ>
 図5に開幕週開催2日に行われた良馬場かつ函館開催の函館SSの過去ラップをプロットした。もちろん年によってラップの高低差はあるものの、全体のトレンドとして開始2F目で10秒台の高速ラップを刻んでいる点、後半減速ラップでL1Fは11秒後半のラップを刻んでいる点に違いはない。これは開幕週&短い直線で前がかなり有利になることによる先行意識の高さ&洋芝による追走負荷の高さによって作られるラップ形態。前半から作られた速い流れをどれだけ後半まで維持できるか(差し馬の場合は道中追走よりも速いラップを刻めるか)の戦いとなるため、基本的にはこの部分の適性を見極めていく必要がある。

★レース展望(枠順確定後)
<想定隊列>
 内に③アサカラキングが入ったこと、ゲートは速くはないものの水準的な発馬が切れること、逃げを意識したコメント、ここをメイチとした仕上げとすべてを考慮するとここで控えるリスクの高い競馬は取るとは考えづらい。一度逃げ意識をするような出だしを切ることができれば二の足が段違いなのでハナを切ることができる。予定通り、逃げがアサカラキングにはなりそうなので想定隊列は図7とし、以下に述べた想定ラップも特に変更なく進みたい。番手以降には先行意識の高い⑥シナモンスティック、⑧カルネアサーダが続く形。この2頭はアサカラキングが仮に前に出てこなかった場合に逃げたい馬たちなので、序盤はワンチャンスを狙いハナを取る勢いでテンスピを繰り出してくる可能性が高い。2F目のスピード的にはカルネアサーダの方が前に出られる形。その場合、この3頭は今まで以上に速い前半ラップを刻む可能性もあり、より高いハイペース適性が求められる。その後ろにまずまずのテンスピがありながらも逃げる必要がないオタルエバーが続く形。開幕週で内が使える馬場になるので、馬群としてはそこまで密集せず、終盤まで外に膨らむイメージはない。直線も基本的には内からスムーズに伸びてくるパターンがベスト。なお、先団~中団追走馬の一部はこれまでよりも速いペースでポジションを取らないといけない馬が複数存在。そのパターンに該当する馬はより高いハイペース適性 or スタミナ量を持つ必要があると考えている。以下はその馬たちと過去比較の加速量および評価。

+0.2 ③ -> ○
+0.1 ⑥ -> ×
+0.2 ⑧ -> ▲
+0.4 ⑪ -> ○
+0.2 ⑬ -> ○
+0.3 ⑭ -> ×
+0.3 ⑯ -> ×

<想定ラップ>
 図5の中では過去2回、L2F区間で加速ラップを踏んだレースとなっているが、これは7頭立ての少頭数となった2019年と1,2番手の馬が道中一気にペースを緩めた2013年で、今年はテンから速い&道中緩めないハイぺースラップに持ち込むアサカラキングがいることにより最速ラップを刻む2F目からゴールまで減速ラップを連発する高速スタミナ勝負になる可能性が高い。この馬は外枠からでも楽に逃げられるタイプなので枠に関わらずこの馬をハナと考えてよさそう。もしこの馬よりも前に出る馬がいるようなことがあったとしても、前半から高速ラップを刻むことには変わりない。

想定ラップは以下のとおりとする
11.7 - 10.4 - 10.8 - 11.2 - 11.4 - 11.9 (1:07.4 / 32.9 - 34.5)

 もし仮にこのようなラップを刻んだ場合、逃げ先行馬の追走負荷はかなり高くなり、よりハイペース適性が求められる舞台となり基本前はつぶれて中団から長く脚を使った馬が差してくる流れとなる(23' 函館SS)。

 ここで過去5回の開幕集函館良馬場の走破タイムレンジを記載しておくと

23' : ② - ③
22' : ① - ②
21' : (札幌開催)
20' : ②
19' : (稍重馬場)
18' : ① - ②
17' : ①

 23'函館記念のみがやや時計のかかるスタミナ質な馬場 / ラップとなっており、走破タイムも遅めとなっていた。この日の前日は雨の影響が残る稍重馬場になっていたこともあり、例年同様の開幕集馬場ととらえてはいけない模様。結果的に前半速い流れ&タフ寄り馬場でスタミナが要求されるレース質となり、先行追走していた追走負荷が高かった馬が脱落。とはいえこの年の函館SSのレースレベルは低く、ハイペースのわりにタイムが出なかったため注意が必要。その前年22' 函館SSにおいてもではレースレベルは23年ほど低くなかったものの前目が楽に残るようなレースではなかった。勝ったナムラクレアは3番手外目から圧勝したものの斤量50Kgのチーティング。高速ラップで4角内2から逃げ馬にかぶせて早め先頭に立ったレイハリアが3着馬とギリギリの4着、3番手ラチ沿いから運んだキルロードが6着、有力な逃げ馬ビアンフェが高速ラップに堪え切れず失速と逃げ勢の一列後ろ中団から差しが届く結果に。このレースの2着馬ジュビリーヘッドは高速ラップへの対応もできつつ洋芝をこなすパワーも兼ね揃えていた。前から残すのであればOPレベルで通用する能力値と速い流れを楽に追走する基礎スピード、中団から伸びてくるのであれば速い流れの追走経験がありつつ、洋芝で高い適性を持つことが条件となるか。加えて、3,4角から長く脚を使えるタイプが条件となってくる。過去穴をあけた馬たちはほとんどがそのレース以前に芝の高速馬場やスタミナの求められるタフな流れで高い持続力を発揮して好走していた。毎年3,4角で後方から外目を回されることによる負荷がかなり大きいので、後方から3,4角ロンスパを使うようなタイプや、テンから前に出られないようなタイプは、基本軽視。例外として内から超スムーズに伸びてくる22'函館SSのタイセイアベニールのようなパターンもあるが、前述したとおりタフ馬場&消耗戦でスタミナのない馬が脱落するレース質ここは前が手薄い低レベル戦となったため、きれいな良馬場想定の今年は来ても中団までのポジションとなるだろう。

★想定TB
<恩恵ゾーン>
 基本は内前有利の開幕週らしいTB。ただし、函館SSに限ってはそこまでの強烈なTBは存在しない可能性大。過去の良馬場開催函館SSを見ていると超ハイペースで行われた場合のゴールデンスポットは先団~中団内2,3追走かつ4角から手を動かしてスタミナ質の持続力を発揮できるタイプ。中団ラチ沿いで脚を溜めた馬に向くと思いきや、ハイペース追走した後に直線でギアチェンジするにはなかなか厳しい舞台。ゆえに3,4角から長く脚を使った消耗戦に強い馬が上位を独占しやすい。


<コメント>
 過去の良馬場函館SSを見るとさすがの開幕週傾向で、前半速い流れ -> 後半減速ラップを刻む流れになったとしても長く脚を使える高いスタミナや基礎スピードを持つ逃げ先団中団追走馬が上位を占めやすい。とはいえ逃げがそのまま残るわけではないのが肝。3,4角で後方から外回しするようなロンスパタイプはラスト伸び負ける or 届かない可能性が高いのでテンが遅い後方待機勢には注意。フルゲートだとそれが顕著になる可能性大。
 当日のTB傾向も基本的には過去と同じ。走破タイムレンジは②の区間にぴったりはまるくらいなので上記の想定ラップ通りで行きたい。


★狙い目(枠順確定後)
<求められる要素>
①前半からの速いペースを問題なく追走し、終盤はそのラップを持続できる逃げ先行馬 or 速い流れの中で脚を溜めて3,4角から長く良い脚を使える差し馬(中団の内1-3頭目追走馬)
-> 前半超高速ラップ&ラスト減速ラップ好走経験 / 高速持続ラップ好走経験
②夏にパフォーマンスを落とさないタイプ
③洋芝&タフ馬場パフォーマンスアップ経験
④後方待機馬&3,4角外回り以外
⑤枠相性△以外
⑥前半追走負荷大耐性×以外(レース展望より)

<該当馬>
① ②③④⑦⑧⑩⑪⑫⑬
② ⑬以外
③ ②④⑤⑥⑦⑧⑨⑫⑯
④ ①⑨⑮以外
⑤ ①⑥⑦⑫⑬⑭⑮
⑥ ⑥⑭⑯以外

-> ②④⑧ > ③⑤⑦⑩⑪⑫ > ①⑥⑨⑬⑭⑮⑯

基本的には①を満たすことを前提で ②④⑧ > ③⑦⑩⑪⑫ からTB、能力値を考慮して選んでいくことになると思います。

② カイザーメランジェ
③ アサカラキング
④ サトノレーヴ
⑦ シュバルツカイザー
⑧ カルネアサーダ
⑩ ウイングレイテスト
⑪ ジャスティンスカイ
⑫ ジュビリーヘッド

図1. 函館コース
図2. 札幌コース
図3. 走破タイム集計(札幌 / 函館)
図4. 走破タイム集計(芝1200m | 良 | 3歳以上OP)
図5. 過去ラップ ※函館開催 | 開催2日目 | 良馬場
図6. 函館競馬場 天気予報(6/7金10:48時点)
図7. スタート後位置取り想定画像

4. 最終見解

4-a. 最終見解

◎ ⑪ジャスティンスカイ

・能力値最上位
・前走内容評価で速い流れでベストパフォーマンス発揮可能
-> 高い基礎スピード、3,4角の機動力、外から運んでも脚が持続するスタミナ
・3,4角から動いていける能力値と枠並び
-> 位置取りのゴールデンスポット確保
・追い切り内容もOK、フォトパドックも問題なし

〇 ⑦シュバルツカイザー

・洋芝×開幕週で安定して高いパフィーマンス
・追い切り映像なしだが、時計面は問題なく仕上げて輸送
・外目を楽に押し上げられるCr性能と高い持続力

▲ ③アサカラキング

・能力値最上位
・前から競馬することでこの馬のパフォーマンスは最大限出し切れる
・追い切り内容が阪急杯比較で劣化している印象で評価下げ
・これまでよりも速い追走を求められたときにどうなるか疑問
・超ハイペースの函館芝1200mの逃げ馬成績がイメージよりも悪い

▲ ⑩ウイングレイテスト

・能力上位
・1200m戦に対する高い適性を示す可能性
・綺麗な馬場でのパフォーマンスレベル高
・先団内1,2から自由に動けるポジションで競馬が可能
・斤量59kgで評価下げ

★ ②カイザーメランジェ

・良馬場×洋芝で高いパフォーマンス
・内枠×佐々木Jで中団ラチ沿い確保可能
・去年の再現が可能な枠並び
・超ハイペースで前が厳しい流れになった場合に、スムーズに加速できたら面白い
・追い切り去年よりも抑えられないくらいのかかり具合

4-b. TB / パドック

パドック履歴
【PW】58118358
※画像の表示に時間を要する場合があります。

★TB
 函館短距離は終盤に0.2秒以上の加速ラップ区間が入るようなラップ構成になるとわかりやすく内前有利の流れになります。もちろん開幕週あってのものですが、末脚の爆発力の少ない低レベル戦でよく見られる傾向です。ここからレベルが上がったらどうなるのか。土曜の函館メインのような形になります。つまり内前が楽に残る流れではなく、4角からスムーズにスピードに乗ってゴールまで脚を持続できる持久力的なスピードが要求されるようになってきます。昨日はそういった意味で中団から長く脚を使えそうなディオアステリアから買いましたが直線でどん詰まり。この馬以外にも直線入り口でやや後手を踏むような馬が何頭かいましたが、やはり伸び負けて終了。前半が速くなる函館1200かつ上級条件の典型パターンです。函館8Rも加速ラップ含みで内前有利の形。
 走破時計は②-③のゾーン。小雨が降り続いてはいますが6R終了時点では昨日とそこまで時計のかかり具合は変わっていません。

★パドック
○ ⑥⑦⑨⑩⑪

★コメント

 想定ペースですが、カルネアサーダ陣営から以下のようなコメントが出ていました。個人的にはこの馬がスタートを決めてある程度前進気勢を見せてくれる予定でしたが、こうなると早いタイミングでハナを譲って隊列はすんなり決まる可能性も出てきました。その場合は

11.7 - 10.4 - 10.8 - 11.2 - 11.4 - 11.9 (1:07.4 / 32.9 - 34.5)
11.8 - 10.5 - 10.9 - 11.2 - 11.4 - 11.8 (1:07.6 / 33.2 - 34.4)

あたりになるのではないかなという印象です。そもそもアサカラキングの刻むラップペース自体が速いのでレース展開にあまり影響はしないと思いますが、前半のプレッシャーが小さくなるという意味ではアサカラキングにとって良い方向には傾くかもしれません。狙い目や印自体はそこまで変える必要はないと思いますのでこのまま行きます。アサカラキング絡みの馬券も期待値が取れるように仕込んでいますし、馬券も現時点で変更は特にないです。皆様が各自で馬券を組み立てる際には、アサカラキングが絡んでも回収を取れるようにうまく調節していくと良いのかなと思います。

買い目

▷ 暫定買い目
▶︎ 確定買い目

変わってません。

今週もここまで読んでくださりありがとうございました🙇‍♂️

あとは的中を祈って共に全力応援しましょう🔥


大変励みになりますので、よかったらよろしくお願いします🙇‍♂️🙇‍♂️