2025/1/18 芝1200

今年の戦略

2025成績

予想成績

お品書き

❶中山11R カーバンクルS【4歳以上OP】

❶中山11R

1. 出走馬マッピング

2. 印

★4歳以上OP（人気×人気&人気×中穴カバー率80%）
◎1-4人気
○1-4人気2頭 & 5-9人気1頭

※最終印はレース直前に確定
◎: ④⑥
○: ①③
3列抑: ⑩⑭⑮

3. レース&印見解

★傾向
・タフな馬場継続の中山開催で最低限の道悪適性&TS持続力が要求される舞台
・中緩みの可能性がそれなりにあるため、内前有利な展開になりやすい

先週三日間はタフな馬場でも問題なくパフォーマンスを発揮できる、道悪馬場での好走馬が多く馬券に絡んでいた。今週も変わらずCコースで馬場傾向はほぼ確実に継続。まだ外伸び馬場とは言えない状況で内前追走馬が展開恩恵に加えて馬場恩恵を受けそう。

★レース見解
　これといってハナを主張しそうな馬もいないため、純粋に内目からテンの速いハナ経験馬（④カンティーユ）を逃げ想定に。故に他に前に競りかけてくるような馬もいなさそうで、個人的にはかなりの確率で中間が緩むラップになると考える。このパターンは3→4角で加速ラップを踏むことにより、3,4角外目押し上げ勢には厳しい展開となり、内前有利が促進される。よって内前から高い能力値、適性を持つ馬を本線に組んでいきたい。

★印見解
※本命&相手候補
◎ ④カンティーユ
　前走は千直の高速ラップに対応できずの敗戦。今回はそこからの距離延長で間違いなくスタートは出られそうで、さっとハナを確保できればこの馬の得意なマイペース逃げを打てる。位置取り的に一抹の不安のあるバースクライよりもこの馬の方が想定範囲内の打点を見せてくれそうなので、単勝は握っておきたい。やや頭を取るに欠ける馬場と鞍上なので2,3着固定で勝負をしてみたい。
　この時期の中山は安定した打点を出せる逃げ馬を買っておけば損はなさそう。やや馬場適性の部分がかみ合わない可能性があるものの、位置取りとペースでカバーは可能。負け筋としては出遅れor中緩みさせすぎて、4角の馬群凝縮かつ直線のTS負け。
-> バースクライ比較で騎手の中山芝1200成績でこちらが上。（複勝率30%前後）

◎ ⑥バースクライ
　抜けた想定パフォ。高い道悪適性と急坂加速力からタフ目な中山はベスト。TS持続力の高さも生かせるタイプだが、道中溜めてから直線で一脚使う欧州瞬発力に近いレース質もクリアできる。内枠は本来リスクとなりやすいが、キングJなら問題なし。枠の利を生かして先団内1,2頭目を確保できそうで、そうなればこの馬の好走スタイルにはまる。追切からも調子の良さを感じさせてくれるため、人気するとはいえ期待したい。
　前走は外目追走負荷が高いレース展開となったことによる3着。2走前はスタミナ持続力よりのレース質で、距離延長に加えて内1,2頭目が軒並み伸びない馬場を通したことによる敗戦。3走前は内有利な高速馬場を出遅れ最後方でノーチャンス。4走前はスタミナ持続力戦で大外を回した追走負荷大の競馬。5走前はこの馬の最高打点で今回に近い条件。

〇 ①リバーラ
　近走は振るわない成績だが、馬体増の前走はこれまでのような惨敗は見せなかった。その前走はスタートでやや出負けしたことで窮屈になり位置を下げる不利。それでも最後はしぶとい伸び脚は見せ、敗因はTS不足。
　この馬のベストは道中脚を溜めてラストTS持続力を発揮する形で、TSの低さがそこまで気にならない馬場と舞台。今回最内枠であまり前が渋滞しなさそうなメンバー構成であるため、最低限のスタートで先団ラチ沿いを確保できれば、ラストは思いもよらない伸び脚を見せてくれる可能性もある。

○ ③モリノドリーム
　安定感の高いパフォと内前恩恵。あまり道悪適性が高くないのでこの評価。恩恵を受けられる分展開は向くが、馬場適性の分ラストは伸び負けそうなイメージ。高いTS持続力を持ち合わせているので、4角からスムーズに加速することができれば勝ち負けの打点を出せる。
　前走は道中長い時間追走リズム悪く、首が高くなりながら走る場面が何度か。さらに速い流れを外目追走で脚がなくなった形。2走前は直線で詰まってからのギアチェンジもスピード負けで4着。スムーズならさらに上の着順は狙えた。
-> リバーラ比較で騎手の中山芝1200成績優秀（複勝率40%前後）

4. 買い目

※最終印

◎ ④カンティーユ
○ ③⑥
抑 ①②⑨⑩⑮

5. 回顧

★レース短評

11.7 - 10.3 - 11.2 - 11.4 - 11.2 -
11.6
出脚良かったカンティーユがハナを狙うも二の足でマスクオールウィンが逃げて速い流れを作る形。持続ラップを刻んで後半はTS持続力勝負に。タフな馬場による重馬場適性も求められ、適性のない馬は直線で甘くなった。重馬場適性B以上かつTS持続力B以上のタイプが馬券内独占。

★各馬短評

❶エイシンフェンサー
　まずまずのスタートで楽に先団内2,3。4角終わりから手が動いてゴーサインとなり、ラストまでしぶとく伸びた。道悪適性とTS持続力の高さが響いた。もともと決め手に欠けるタイプではあるが、そこまで中緩みせずこのレース質なら対応可能なのだろう。

❷バースクライ
　まずまずのスタートで出たなり中団内2。4角終わりに外目に持ち出してスムーズに伸びてはきたが前との差を縮め切れず、ゴール後先頭。レース質も合いながら内から運べたのは良かったがスムーズさが必要。

❸ミッキーハーモニー
　やや出負けして後方ラチ沿い。終始かかりながらの追走で3角入りでも軽く接触してリズムは良くない。内からロスなく立ち回りながら直線で内目の進路を伸びて3着。レース質が向いたことで打点が出せた形。

④カンティーユ
　スタート良く出て楽にハナに立ちたかったが奪われ単騎2番手のような形。道中抑えながら直線でスパートをかけるもラスト伸び甘くなった。馬場適性が無い分の影響だろう。

⑤モリノドリーム
　やや出負けして中団ラチ沿い。内からロスなく運んで直線伸びようとしたが伸び甘い。馬場適性の分の伸びの甘さ。

⑥ジャスティンスカイ
　軽く躓くようなスタートで中団後方内2。3,4角は我慢して直線で伸びてくるもスピード足らず。ややトビが大きめなので窮屈な並びよりは外目をのびのび走る方が良さそうで、馬場もベストでは無い。そんな中でも最後は脚を使ってここまで伸びてきた点は評価したい。

⑦ミルトクレイモー
　出たなりで中団後方内3。軽くクビを上げるような動きは見せながらも馬群で構える動き。直線で外目から伸びてくるもスピード足らず。ギリギリ対応できそうな馬場適性だっただけにラストはじわっと伸びては来れたが、TS低い分伸び負け。

⑧リバーラ
　出たなりで先団ラチ沿い。直線も内にこだわった結果前から垂れてきたマスクオールウィンの影響で追い出しスムーズにできずほとんど何もできないまま終了。馬場適性もそこまで合わない馬場だったのでスムーズでも伸びるかどうか怪しそうではあった。

⑨マスクオールウィン
　二の足で逃げて持続ラップという逃げやすいペースを刻むも直線で垂れ。この馬にとっては速い可能性もありつつ馬場適性もあまり高くないことも加わり、ラスト脚が無くなった。

⑩メイクアスナッチ
　控えて後方ラチ沿い。直線は前壁が立ち塞がりほとんど何もせず終了。馬場適性は低め。

⑪ロードベイリーフ
　出脚やや遅く中団後方内3。3角で軽く挟まれて後退。4角から手が動くもやや追走負け。直線でじわじわと伸びてはいたがスピードは出ない形。馬場適性なし。

⑫ナナオ
　まずまずのスタートで軽く促し中団前目内3。4角終わりで軽く手が動いたが直線で失速。パドックから脚周りの状態はあまり良くなさそうな歩様でその部分がレースにも影響してしまった可能性あり。

⑬キミワクイーン
　大外から出たなりで最後方内3。4角終わりからゴーサインで大外を回して直線スパートをかけるもスピード足らず。ラストやや伸び甘くなったのは馬場適性の分。

⑭サウザンサニー
　やや躓き気味のスタートで中団内4,5。4角で手が動くもやや位置取り落として直線へ。その後も伸び甘くなった。馬場適性はあったと思うが、この馬にとってはやや追走スピードが速かった中で外回ししたことにより脚が無くなった可能性。スタートもスムーズに決めたいところ。内からロスなく運ぶ方が良さそうか。

⑮エエヤン
　出負けして後方内3,4。道中ややかかりながら外目を追走し、4角は大外を回す形。直線伸びず。速い流れでも気性面の難しさを見せ続けているのでしばらくは厳しそう。

⑯セットアップ
　出負け中団後方内4。スタート後軽く接触したあとは中団外目まで押し上がる形となったが4角から追走負けの形。直線も伸びないまま終了。能力負けの可能性高め。

予想総評

　今回は中山らしい内前バイアスは見られず、馬場を含めたレース質適性が高い馬が好走。来週以降も中山の短距離はこの傾向になると思うので下手に位置取りを意識した予想はしないように心がけます。