虫のハナシ
昨日の出勤時、事務所の中にデカいトンボが入ってきてて、守衛室から虫網を借りてきてトンボ捕って逃がしてたんだけど、
そういえば先月あたり下のスーパーのレジのとこにバッタがいたのを店員さんがキャーキャー言ってるから「やりましょうか」つって捕まえて外へ出したりもしたんだけど、
これはアレかも、あんまり虫怖くない期になったのかも。
あのさ虫ってしばらく見てない/触ってないと異常に怖いよね? わたしは小学校のときはメチャ虫大好きで、あと大学はアウトドアの部活だったから、そのころまでは虫とかぜんぜん平気だったと思うんだけど(下宿にデカいクモ、アシダカグモ(軍曹)が出て障子の上を走られたときはさすがにビビったけど)
社会人になり、都市生活ですな、G様やカメムシ以外の虫とかほぼ見なくなって何年かしてからの突然の接近遭遇は「こんなに怖いか」っちゅー怖さでしたよね。
まず足がいっぱいあったりすんのが怖いし。チャリンコにでかいカマキリが乗ってて「ギエー」つってカバンで払い落としたり、「駐車場にいた」つってパートのお母さんがカブトムシ掴んで事務所に入ってきたのを「ホエー(かっこいい)」と仰ぎ見たり、まーこの30年ぐらいは「虫」ったら怖いキモい怖すぎる、ときどき子ども時代を思い出して「おれはどうしちゃったんだろう」とか思うときもありましたが、なんか最近はわりと平気になったかもしれん、理由はぜんぜんわからない。
カマキリといえば昔ね子どものころ、ある日お母さんがベランダで「ギャー!」って叫んだのを見に行ったらね、冬のあいだにすっかり忘れてたカマキリの卵(知ってる? スポンジみたいなやつ)、ベランダの空の水槽に放り込んでたのが春になって孵化してさ、ウチ団地の4階だったか、ベランダ一面にカマキリの幼虫が大展開してて、お母さんサンダル握ってバンバン潰してたよね、チリメンジャコみたいなサイズの「かわいいなあ」って、カマキリの赤ちゃん。いま調べたら卵嚢いっこから「100~300匹」出るらしい。あれはおもしろかったなあ。
あと小学校のころ「つねにカマキリがいる葉っぱ」ってのがあってね、そこにはでかいカマキリがいるのよ、ぜったい。いたら捕るじゃない(そしてバッタとか食わして「食ってる食ってる」とか観察して楽しむ。子どもって残酷)、だけど次の日行ってもまたいるのよ、なぜか。無限に湧いて出るの。よっぽどいい狩り場だったんだろうね。
「お母さんがギャー」で思い出したのは、小さいころ3つ下の弟がまだ幼稚園でわたしが小学校あがったぐらいで、ある日、弟はなんかすみっこのほうでしゃがみこんでなんかしてる、お母さんはお友だちと立ち話してる、わたしはこっちのほうでなんかしてて、フト見ると弟がチョコチョコってお母さんのところ行って「ハイ」ってなんかあげようとして、お母さんは「なあに?」って受け取ったら、いっぱい集めたダンゴムシで、「ギャー!」言うて投げ捨ててたよね。あれもおもしろかったなあ、男児はロクなことしないなあ。