ラッセーラ(その閉じた心 今こじ開けな)
「近所で開催されるお祭り」というイベントほど、一般人の人生にフィットしたお祭りはない。
パレード系のお祭りや、花火大会など、日本には数多の祭りが存在するが、一般人にはスケールがでかい。
単純に人も多くて歩きづらいし、屋台の人も怖い人か普通の人の2択。気さくなおっちゃんなんてフィクション上の生き物で、実際にエンカウントする確率は極めて低い。
「近所のお祭り」に目を向けてみると、運営は町内会、子ども会がほとんど、店番しているのはママか中学生。屋台で売っている物の値段も良心的。人も多すぎず、少なすぎず、ちょうどいい。並んでいる列も全然待てる。
真夏に発電機がブォンブォン回されている場所で、誰が行列に並びたいだろうか。
焼きそば、フランクフルト、焼き鳥、綿あめ、そしてビール。
オプショナルアイテムは枝豆だ。
いつどのパッチ環境においても、この祭り最強ビルドをストレスなく揃えられる。
そして、気持ち程度の催し物。
これは地域によっても違うだろうが、大々的すぎなくて良い。
子どものはしゃぐ声を聞きながら、ビールを流し込み、地場の催しを、軽く見れる、これで良い。これがいい。これが最高。
今週末はそんな素晴らしい夏のイベントをこなした。
これのために町内会費を払っていると言っても過言ではない。