51th ALBUM "NOTION" セルフライナーノーツ
皆様ごきげんよう。Loopです!👼
今回は51作目のオリジナルアルバム"NOTION"についてのお話です。
50作を経ての再スタート作。次は目指せアルバム100作!!
↓↓動画版はこちら↓↓ もし良かったら聴きながら読んでみてね。
アルバムジャケット:カトリさん作 (https://skeb.jp/@katorixIllust)
01.ML02
43thに収録されていた20秒のジングル曲"Music Logo"の再録版です。
めちゃ短い曲ですが続編感を出す意図で装い新たに収録してみました。
元々のバージョンはハイハットとライドシンバルがうるさかったので
もう少しキックとスネアが活きるタイトな音バランスに変えました。
出だしのメロも微妙にキーが変わっています。
02.Cactus
タイトルは日本語で"サボテン"という意味です。
アコギがメインのメキシカンな楽曲を意識して制作した楽曲🌵
意図的にリズムや曲構成を43th収録の"Cockpit"に似せています。
曲調やメロが全然違うので流し聴きすると気づかないけどね。
"Cockpit"がシンセがっつりなデジタル系サイバー系曲だったので
じゃあ今回はそれをアコギ2本で渋くやってみようみたいな感じ。
サイバーなだけじゃないもんっ!みたいな気持ちもありました…
そうゆう想いもありシンセのウワモノ的なものは除けています。
ちなみにアコギは左右にそれぞれパックリと分けてMixしています。
最初は二本とも左寄りにMixしていたですが結局変えました。
03.Charcoal John
タイトルは"木炭製のジョン"の意。変なタイトルですね( ˘ω˘)スヤァ
材質+人物名シリーズというのを定期的に作っていてその系譜です。
(前作43th収録の"Rubber Tom"という曲から始まった謎シリーズ)
楽曲としては2曲目に引き続いてアコギ主体の作風になっています。
あまり大袈裟に難しいフレーズを鳴らすというより小品曲というか
別に無くても良いけどあっても良い楽曲を目指しました。
アルバムにはそうゆう良い意味で中途半端な曲も必要かなみたいな。
途中でアコギがあり得ないほど弛んでグワングワンなるところは、
下り階段状に弾いたフレーズをソフトで無理くり繋げたものです。
こうゆうこと出来ちゃうのも打ち込みならではかな?て思います。
04.Rusted Tower
タイトルは"錆びた塔"の意。摩天楼・凍狂塔に続く塔シリーズです。
アルバム制作の中でもわりと終盤に出来た楽曲ですね。
すでに出来ていた収録曲を並べたときに分かりやすいものがなくて
1つぐらいシンプルに展開してくロックを作ろうという感じでした。
結果、超絶手癖ロックになりました。
Aメロに当たる箇所の刻むリフも分かりやすい3和音なノリですし、
Bメロのフレーズの前半は流暢だけど後半は刻むのもやりがちだし
サビっぽいとこで高い音のオルガンが入るのも何だか露骨ですね。
ヴァイオリンが入っていたりもしますがこれも簡素なフレーズで。
ただリズムに関してはメロと対照的に拘って打ち込みました。
ほんのりとではありますがボサノヴァチックなものを目指しています。
"テクノの音でボサノヴァのリズムをやったらどうなるんだろう?"
という発想から組み立てているので注目(注耳)してみてください✨
05.Skull
タイトルは"頭蓋骨"の意。幽玄なパンクロックを意識した曲。
幽玄とパンクって何となく結びつかない感じはしますけどね。
結果的にはポストパンク寄りになったようなそうでもないような…。
この曲の構成は基本どのパートも同一フレーズの繰り返しです。
ギター/ベース/シンセ/オルガンどれも同じことを繰り返しています。
(歪ませたギターリフに至っては全然動きがありませんし。)
それをパートの抜き差しで展開してる感じに仕上げました。
06.Diverse
タイトルは"多様な・別の"の意。先行曲第2弾だった曲です。
以前別記事で解説したので飛ばそうか悩みましたが一応ね👼
異国感・多国籍を意識してアレンジを進めた楽曲です。
鍋にいろんな国の食材を入れて煮込んだらケミカルになった
みたいな曲とTwitter(X)では紹介しました。
以前投稿したライナーノーツにこれは書いてなかった…かな?
この曲は過去作である15thアルバムのオマージュだったりします。
いやその作品を知らんわというかたがほとんどだと思うけど。
15thは簡単にいうと無機質だけど風情がある、みたいな作品です。
そうしたなんか矛盾してて違和感あるようなアレンジを今一度と
そうゆう想いで作った曲がこちらです。
結果的には過去に回帰せずまた違った雰囲気の作品になりました。
恐らくストリングスのアレンジとかが昔と違うからかな?
07.Neon Lights
先行第一弾だった曲です。今作で唯一ポップスを意識しました。
良い意味で最もニュートラルな曲、悪く言うとありきたりね🐹
冒険せずに淡々と音を打ち込むことに集中して作曲しました。
シンプルな4つ打ちに主張が割と強いチキチキしたハイハット。
メロディーは中華風エレクトロな感じを目指して作っています🍑
あと低いベルシンセの音とベースで土台を作るのは凄くやりがち。
この作り方は過去作"提灯ENCORE"でもやっています。
最初、本アルバムに入れるにはキラキラしすぎな気もしていました。
なので試しに一度この曲だけ抜いてアルバム通し聴きしたのですが
とんでもなく渋いだけのアルバムになったので即戻しました…( ˘ω˘)
08.Noisy Clock
タイトルは"雑音混じりの時計"の意。メロ無しテクノ曲1つ目です。
私はよくアルバムに1つはメロ無しテクノ曲枠を設けておりまして
この曲も"ちょっとメロ無しの設けとこうかな"と作りました。
左右にパカパカした音をふって疑似メトロノームな感じを作って、
あとは特に考えずに金属音とかのサンプリングを乗せています。
工業地帯を歩いている時に聴こえる環境音のようなイメージです。
そういう意味では音楽じゃなくて"音"の側面が強い。
ただ、少し前に"メトロノウム"という同系統の曲を作っていたので
その曲となるべく印象が被らないように音をチョイスしました。
こちらのほうがIndustrialの要素がより強めだと思います。
09.Qupong
"キュポン"て読むよ。音がそう聴こえるってだけで意味はないよ。
メロ無しテクノ曲2つ目。メロ無し曲が並ぶアルバムはこれが初です。
曲調は8曲目をよりマッシブ(力強い音というか)な音使いにした的な✊
ハウススネアを連打する箇所は非常に素人感が出ている打ち方ですが
何となく面白かったのでデモ時のものをそのままにしています。
ちなみにですが8曲目とこの9曲目は次曲"Medusa"と3つでセット🐍
組曲のようなイメージで聴くとまた印象が違うかもしれません|ω・)
当初は3曲を1トラックにまとめてしまう案もあったりしました。
結果的には各トラックの頭出しがややこしいという理由でやめました。
小分けで聴けないとストレスに感じるかたもいると思いますしね。
10.Medusa
先行第三弾だった曲。出来た時からラストに置くことを決めていました。
リズムトラックに関してはNoisy Clockの一部分を改変再利用しています。
改変したのはハイハットで、ちゃんと裏拍で繰り返す形にしたうえで
ほんの少しだけピッチを上げています。
最初はメロらしいメロのない3つ目のメロ無しテクノ枠だったりしましたが
流石にそうゆう路線が3つも続くとくどいしネタ切れと思われかねないので
ピコピコシンセリフだけ作ってその上にどうメロを乗せようか考えました。
最終的にはメロディーはワンフレーズで引っ張っていく形になっています。
メロが簡素なぶん、囲いのアレンジに関しては結構悩ましかったです。
ヴァイオリンやシンセストリングス等が非常に活躍してくれていますが
あくまでも本数は少なめに重奏にしすぎないように注意して作りました。
"凝ってはいるけどやりすぎてはいない"が私の理想です👼
ということで今回はオリジナルアルバム51作目の解説でした(*‘ω‘ *)
纏まりない文章をここまで読んでくださりありがとうございます!!
それではまた別の記事で!('ω')ノ
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