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ヘルプマークが少しずつ広まってるみたい
私が下の記事を書いたのは約、3か月前。
記事を書いた当初はそんなに見かけなかったように思うのですが、ここ1か月で若い世代(20代前半くらい?)の方が携行しているのを4人見かけました。
うちお二人は女性で、私が通うクリニックの待合室でみかけ、バッグに提げていました。メンタルクリニックなので、ヘルプマークの必要性もうなずけます。
そして昨日、駅前で若い男女のカップルが手を繋いで楽しそうに歩いているというデートの図だったのですが、お二人とも背中にしょったバッグにヘルプマークをつけているではありませんか! ちょっとびっくり。一人ならまだしも二人とも?という感じです。
いやもしかしたら、見た目だけではわからない病や身体的なハンディキャップがあり、二人でそれを支え合いながら生きているのかも、などと解釈した次第です。別に哀愁を漂わせたカップルではなく、ごくごく普通に楽しそうに手を繋いで街ゆく二人でした。
もし電車やバスで、このマークをつけている人が何か不調に襲われているようであれば、優先席にかけてもらう必要性を周囲の人々が理解しやすいと思うのですが、この優先席ってそもそもシルバーシートが元祖で、高齢者のためにあったのではなかったでしょうか?それが徐々に高齢者だけではなく、妊婦さんや、けがをされている方にもと対象が広がってきたように記憶しています。
調べてみると.....
シルバーシートが初めてお目見えしたのは1973年9月15日、東京・中央線の電車に初めて高齢者・障害者の優先席「シルバーシート」が設置されたそうで、9月15日と言えばかつての敬老の日です。
1990年代後半からこのシルバーシートの対象を高齢者・障害者だけではなく怪我人・妊婦・乳幼児連れなどに広げ、名称も徐々に「優先席」に変更されていったそうです。
私はもう超高齢化社会となった日本では、高齢者が電車に乗っているのは当たり前、といった背景があって、対象も名称も変わったのかな?と思ったのですが、そういうではないようです。
今この優先席は電車1両のうち何人分くらいあるでしょうか?そもそもすべての車両にあるのかな?
なんとなくの記憶では車両の一番端の連結部のところに、3人掛けで向かい合わせてあるような気がします。
仮にこれが一つの車両の両端にあったとすると3人×4か所で12人分です。
電車1両の定員は山手線や中央線など、首都圏のJR線を走る標準的な通勤電車の場合は160人ほどなので、うち12人だと7.5%の人がこの優先席の対象となります。
なんとなく思うのですが、まず今のヘルプマークは申請すればもらえるので、携行する人はどんどん増えて行くと思います。
(手に入れるのにやっかいな手続きが必要とも思いません。基本的に性善説に基づいていて好感がもてます。)
多分、街に出ていればヘルプマークを持って歩いている人を見かける日がないくらいまで普及するように思っています。それだけ何らかの配慮が必要な人々の潜在的な数は多いと感じます。
そしてもしかしたら、1車両当たりの優先席の数も増えるかもしれません。今は車両の端になっていますが、車両の真ん中にもできるかもしれない。
そして電車に乗るたびに自分の乗っている車両にヘルプマークをつけている人が少なくとも1人はいるという光景も珍しくなくなるような気がします。
今はきっと、何らかの不自由やハンディキャップを抱えている人や、一時的にでも席に座りたいと思っている人がまだまだ我慢している時代のようなきがしてなりません。
そういう我慢をしなくていい未来が来るといいですね。