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20回に1回起こるって結構ありえそう

統計学の話です。私は苦手なのでうまく、そして正しく伝えられる自信がないのですが、とりあえず書きます。

いろんな物事が起こる確率が標準正規分布の場合(あの頭の丸い左右対称の山のようなグラフ思い浮かべてください)、標準偏差がプラスマイナス1.96の範囲に、起こりえる現象の95%が含まれるそうです。

丸いお山の両裾の方をちょん切った真ん中の残った面積の大きい部分と考えればいいでしょうか?
まぁ、その真ん中の部分に残った現象が全体の95%となるそうです。

すんごく大雑把に言うとのこり5%については棄却域と言ってたまたま生じた失敗とか物凄い大成功みたいな、あくまでも例外的な扱いになるみたいなんですね。

で、この5%というのは20回以上の出来事で1回起こるような現象に該当するそうです。

さてここからが分かれ道。

20回に1回起こる出来事(仮に悪い出来事とします)を、「あ、そんなに確率低いんだったらそんな気にすることはないだろうなぁ」と楽観的に捉えるのがひとつ。

もうひとつは「20回に1回でも決して起こらないわけじゃないんだから不安。なにか備えなきゃ」ととらえるのがもう一つ。

これを読んでくださっている方々はいかがですか?

私は間違いなく後者のタイプです。もうその不幸な1回ばかりが頭に浮かんで、それも増幅してとめどなくなってしまいます。

そして同じことをグルグルぐるぐるととめどなく考える感じ。

あとの19回は全く目に入らず、心はそこにありません。

こういう悪いほう悪いほうに考えてしまう自分を克服したいのですが、中々そう簡単にはいきません。たとえ誰かに「大丈夫、そんなにひどく心配しなくても」と声をかけられたとしても、「そ、そうだよね。」と笑顔を見せるものの、内心ちっとも笑ってない。

昔”ディアハンター”という映画があったのをご存じでしょうか?
映画の中にロシアンルーレットというかけ事が出てきます。ピストルの中に弾を一つ込めて、あの弾を込める弾倉を適当に回して、自分のこめかみにあてる。そして引き金を自ら引くという恐ろしいゲーム。

これで発砲してしまえば、本人は命を落とします。

このシーンに出てくる捕虜役のロバート・デニーロはわずかな期待にかけて自ら弾を2発込めます。

ここから先話してしまうと面白くないので、あえて書きませんが何度も何度も繰り返し見た場面です。

明日起こるかもしれない出来事、来週起こるかもしれない出来事、そんな未来は今ここにないよ、って自分に言い聞かせるのですが、どうしても「あーなったらどうしよう」「こーなったらまずいよな」とそんな事ばかり考えます。

もし私のそんな思考を見透かせるの能力のある人がいたら、

「おまえ、悪いく考えるのもいい加減にせぇよ!」

と叱られそうな気がします。


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