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トランプ大統領かハリス大統領かに依存する日本の未来とは
連日、日本のメディアでもハリス氏がバイデン大統領の後継者として指名された事を報道しています。一方で様々な州で根強い人気のあるロバート・ケネディー・ジュニア氏がトランプ氏の要請を受け入れて大統領選活動を中断しました。これは何を意味するのでしょうか。そして、米国の生ぬるい属国となっている日本にどのような影響を与えるのでしょうか。
大統領選から見える民主主義の崩壊
今回、ケネディー氏は無所属で出馬したため、100万人の署名を集めなければなりませんでした。そして、彼は10万人を超えるボランティアの協力によって、100万人の署名を集めました。彼曰く、かつての同志であった民主党は裁判所まで利用し、あらゆる手を尽くして彼の選挙活動を妨害しました。民主党がそこまでケネディー氏の出馬に脅威を感じたのか、それとも、裏切り者を黙らせる目的だったのかはわかりません。ケネディー氏は6歳で初めて党大会に出席し、父親と叔父も忠誠を誓ってきた民主党を離脱し無所属で出馬しました。彼は講演の中で民主党への愛着を見せながらも、離党した理由について次のように語りました。
「ご存知のように、私が10月にその党を離れました。それは、民主党が私が育った中核的な価値観から劇的に逸脱したからです。現職大統領の認知能力の低下を隠すために予備選挙を中止して民主主義を放棄した時点で、この政党は戦争、検閲、汚職、大手製薬会社、大手テクノロジー企業、大手農業、大金持ちの政党になっていた。私は無所属で立候補するために離党しました。」
現バイデン大統領の認知症説は民主党支持者や民主党員からも懸念されるほどでした。それにも関わらずホワイトハウスが予備選を中止し、民意に反してバイデン大統領を民主党の大統領候補に仕立てた結果、共和党支持者からも反発を買い、ホワイトハウス前で民主党支持者達のデモを引き起こしたことは日本でも報道されました。これはケネディー氏が指摘しているように民主主義への脅威であった事は米国民の大多数が理解していたでしょう。
だからこそ、その反発を抑えるためにカマラ・ハリス氏が大統領選候補に変更になりました。これで民主主義は守られましたか。いいえ、ハリス氏も予備選を通過していません。彼女も結局は、誰が選んだのかわからない謎の候補者です。少なくとも、彼女は民主党員と民主党の支持者からの正当な票を獲得していません。その手続きすら踏んでいません。つまり、彼女を大統領候補に選んだのは認知症の疑いのあるバイデン大統領か、ケネディーが上げた民主党のサポーターである大企業なのか、どちらかということになります。これは、バイデン大統領を利用し民主主義に見せかけた、よく仕組まれた舞台だったと言えます。
一方、ケネディー氏は真逆を行きました。彼を支持するボランティアは一般労働者が多く、働きながらケネディーをサポートしました。中には47度という猛暑の中、署名を集め、11キロ痩せたというボランティアもいたそうです。彼らは文字通り、寝る間も惜しんで100万の署名を集めました。アメリカ人の選挙への熱い思いにはいつも驚かされます。しかし、この民衆の選挙に対する並々ならぬ熱い姿勢こそ、民主主義を支える根幹なのです。この民衆の努力無くして民主主義は存在しません。今回の東京の都知事選も猛暑の中行われました。かつてない候補者人数と、それに伴う大勢の無給の支援者には頭が上がりません。民主主義にリスペクトを払い、癖の強い候補者(選挙に出馬する方は一般人とは何かしら違っているという意味)の指針に従って支援活動をしていました。現職の都知事が再選したことは多くのボランティアを落胆させたことは確かです。しかし、そうした努力があったからこそ、投票者の選択肢が増え、政治への注目が上がったことには意味があったのではないでしょうか。しかし、私たちが本当に注目しなければならないのはアメリカ大統領選です。なぜなら、私たちは未だに第二次世界大戦の遺産である従属国という立場にあるからです。
カマラ・ハリス大統領が受け継ぐ左翼の文化革命
ハリス氏が大統領になったら、日本はどのような影響を受けるのでしょうか。簡単に言えば、バイデン大統領の下に行われた文化革命が継続して行われます。そして、米国の保守派への弾圧はいよいよ高まり、彼らが武器を手に取らなければならなくなる日が来ます。
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何故か背景はすべてマスク着用黒人男性
私がこれを言い切れるのには理由があります。私にはキリスト教で育った背景があり、有色人種を見下すようなガチ白人主義で保守キリスト教の白人社会で生活した時期があったからです。皆さんが陰謀論でよく名前を聞く、フリーメイソンと一緒に働いた事もあります。
白人社会にはリベラル派(左派)と保守派(右派)があり、それは歴史的にも思想的にも絶対に交じり合う事のない水と油で、互いに敵意が激しいのです。そして、昨今の、特にパンデミック以降、LGBT運動(幼稚園や小学校でドラッグクイーンが性別多様性を教育するを含む)や女性の権利運動(出産後中絶を合法化するを含む)によって対立と衝突は激しさを増し社会問題になっています。それは保守派キリスト教にとっては自分たちの信条の脅威であり、キリスト教国として建国したアメリカ合衆国の崩壊を意味しています。キリスト教では同性愛も中絶も悪とされているので、それを合法化したり教育現場で教えるなど言語道断で非常識にも程がある、建国精神に真っ向から反する悪魔的な政策だということになるわけです。更に、過激な左翼によって子どもの性自認を否定したり、性別適合手術を止めたりする親は児童虐待とみなされて子どもは親元から離され、親の同意なしに手術をできてしまうという恐ろしい政策まで実施されている始末です。
社会学者等の人々はこれを文化革命と捉えています。ヨーロッパではパンデミック前からこの全体主義(グローバル共産主義=新資本主義)に移行するための文化革命が起きており、パンデミック以降は米国にこの波が届いたのです。日本にも緩やかではありますが、確実にこの新資本主義と自称するグローバル共産主義がやってきています。SDGsやグレートリセットと呼ばれるあらゆるメディアで連呼されるワードは正に、ヨーロッパから米国へ来た文化革命の波が日本にもやってきている証拠です。
ハリス氏が大統領になれば、この文化革命の波は更に激しさを増して日本にやってくるでしょう。そして、米国では保守派の人々が自衛のために武器を取り、南北戦争以来の内戦状態に至る可能性が格段に上がるでしょう。
ドナルド・トランプ大統領が強行する自国防衛
一方、ドナルド・トランプ氏が大統領になった場合はどうなのでしょうか。
この場合、トランプ氏の支持基盤である白人保守派、または白人至上主義団体と保守派キリスト教団体に受けの良い政策が実施されるでしょう。それには、先ほどのキリスト教の信条を攻撃するようなLGBTや中絶の政策は廃止され、無鉄砲な移民政策も廃止されるでしょう。
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米国を救うヒーロー的存在
最近は現バイデン政権も米国民の世論の受けが大変悪かった移民政策を補うために、トランプ大統領の建設していた国境の壁の建設を再開しました。正確に言うと、バイデン政権が壊した壁を再建しています。しかし、移民の流入はハリス氏の監督の下、今も続いており、裁判所の機能不全も相まって、米国の治安はかつてなく悪くなっています。トランプ政権下では低下していた犯罪数がバイデン政権下では急上昇し、米国民が米国外へ避難するという現象まで起きました。
バイデン政権下で起きている信じられないような事態が幾つかがありますが、目立って一つ上げられるのが国境付近での人身売買です。特に親を騙して子どもを米国に移動させて児童売買をし、犯罪組織に売り渡したり等がバイデン政権下の下、ハリス氏の監督化にある国境移民の現場で起きているという公式の告発が下院国土安全保障委員会で証言されています。更に、里親や保護者の身元調査をすることが義務図けられてられていましたが、バイデン政権はこれを廃止したため、移民の子ども達が常習的な虐待者、もしくは殺人者等の過去に犯罪履歴のある人物達の家に引き渡されるという最悪の事態が常習的に起きていることも証言されました。
これは、国連が小児性愛者によって設立された財団によってサポートを受けて続けている事などを考えると不思議ではありません。
このような事態は、トランプ政権下では起きていませんでした。ですから、トランプ氏が返り咲いた場合、米国の治安は劇的に改善するでしょう。そして、トランプ大統領の場合、ウクライナ戦争については終息を迎えるでしょう。
しかし、イスラエルとガザの戦争について、彼はイスラエルの肩を持つでしょう。それは、彼がキリスト教シオニストに強く支持されているという背景にあります。前前回の大統領選で、トランプ大統領はキリスト教シオニストの81%から支持を得ました。トランプ氏にとってそれは大きな獲得票でした。キリスト教シオニストはイスラエルはユダヤ人に与えられた約束の地であり、イスラエル国家の再建は聖書の中で予言されている回復を意味する大変重要な予言の成就であると信じています。実際、トランプ大統領がイスラエルの首都はエルサレムであると認め、大使館をあるべき場所へ移すと表明すると、アメリカのキリスト教シオニスト達は信仰の成就を見て大きな歓声をあげました。しかし、その完全なる成就はガザ住民がガザから一掃され、殺されるか難民になるという事と表裏一体なのです。
このイスラエルとガザ地区の戦闘についてはカラマ氏が大統領になったとしても方針は変わりません。トランプ大統領の場合は進んで支援するのに対し、カラマ大統領は消極的な振りをしながら支援するという部隊での演じ方の違いしかありません。それは、このイスラエルのガザ侵攻には戦争による経済的利益以外に、先程上げたような宗教的側面とアメリカ社会を実質牛耳っているユダヤ人投資家や実業家の意向があるからです。ガザ地区はイスラエルの領土にならなければならないというのがアメリカ政府の本音なのです。
結局アメリカ大統領は誰になるのか
アメリカの混乱した現状を民主党や左派メディアはトランプ政権に責任転嫁をしていますが、アメリカ国民の大半はバイデン政権下で起きた混乱を前政権であったトランプ氏に責任があるという歪んだ味方はしていません。例え、民主党支持者であってもバイデン政権がもう4年続くのには懲り懲りしています。民主党支持者が民主党大統領の続投を阻止しようとホワイトハウス前でデモをするのには相当の理由があったということです。
そして、ハリス氏に移行したとしても、ハリス氏も現在の混乱を作り出した人物の一人であると理解している民主党支持者はハリス氏には投票しません。今のアメリカの混乱は犯罪者を野放しにするだけでなく、刑務所から殺人罪の犯罪者を釈放しているという深刻で悪意のあるものだからです。それはアメリカ国民の命を脅かしています。このような自滅的な政策を取ってきたバイデン政権で職務を務めたハリス氏にどれほどの票が見込めるのかは言うまでもありません。
一方、トランプ氏の当選を防げるとするなら、不正選挙をするか、彼を殺すしかありません。今回の大統領選では、トランプ氏はアメリカ全土のキリスト教徒から支持を受けています。なぜなら、今、彼はアメリカのキリスト教徒の救世主となっているからです。彼が以前からキリスト教徒が望む政策を取ってきたという事に加え、今回の銃撃事件によって、トランプ氏は神の加護を受けた選ばれた人物なのだと多くのクリスチャン達が思ったからです。そして、彼こそ混沌からアメリカを救うのだと強く信じているクリスチャンが増加しています。私たち日本人ですら、今回の銃撃戦でのトランプ氏の強運には神がかったものを感じた人は少なく無いでしょう。
更に、今回はバイデン政権が自滅的な政策によりアメリカ全土に混乱を与えたことが、トランプ氏の返り咲きに一役買っています。今、アメリカの人々はかつてなく自国の安定を求めています。そして、以前にもアメリカファーストを掲げて自国第一主義を貫いたトランプ氏こそ、その切実な願いを叶えることができるということをアメリカ国民の多くは理解しているのです。個人的にはトランプ氏は嫌いでも、自分の生活と安全を守るためにはトランプ氏に投票するしかないと思うアメリカ国民がどれ程出てくるのかというのも重要な要素となってきます。
アメリカ国民の民主主義の傘に守られる日本人
今回のアメリカの予備選で民主主義の崩壊が懸念された一方で、日本という国は民主主義国家と位置づけられながら、民主主義があっても無いものであるかのように存在していることを突き付けられます。そもそも、日本人はアメリカ人のように自国のリーダーへの投票権すら有していません。そして、アメリカの大統領選の勝敗こそが私たち日本人の社会を左右するということは、現状の日本国民の生活と安全はアメリカ国民の民主主義への情熱によって守ってもらっているといことになります。私たちはアメリカの核の傘だけでなく、アメリカ国民の民主主義の傘に守られていると言えるかもしれません。
日本が独立できるかどうかは、日本人が民主主義を実行できるまでに知的、精神的に自立できるかどうかにかかっています。
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