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厚生労働省、レプリコンワクチンへの事実誤認が明らかに

割引あり

武美大臣「自己増殖型組み換えワクチンではないと承知している」

2024年7月26日、武美厚労大臣は記者の質問への回答として、明治ファルマの提供するコスタイベ筋注(レプリコンワクチン)について、下記の様な事実誤認を明らかにした。

記者「『平成29年度厚生労働行政推進調査事業の総合報告書』から抜粋された『感染症の予防を目的とした組み換えウイルスワクチンの開発に関する考え方』という文書の中に臨床評価に関して留意すべき点として、増殖型組み換えウイルスワクチンの場合には新政治妊婦及び免疫抑制状態の患者などへの電波リスクが高いことが想定されるためウイルス排出については慎重に評価すべきであるとの記述が見受けられます。
この場合、増殖型組み換えウイルスワクチンというのはこの度のレプリコンワクチンに相当するものであると考えますが、慎重に評価すべきとされているシェディングについて大臣が全く承知していないというのは問題であると考えます。レプリコンワクチンのシェディングについて現状、臨床試験もしくは何らかの調査が行われているのか行われていないのかえ端的にご教示いただけますでしょうか。よろしくお願いします。

武美大臣「レプリコンワクチンはRNAワクチンでありまして、ご指摘の
報告書に記載のある増殖型組み換えウイルスワクチンには当たらないものと
承知をしています。
その上で、レプリコンワクチンに関する国内臨床試験においてお尋ねのシェディングと呼ばれる事象が生じるとの知見は現時点ではないという風に承知をしております。そのため、シェリングに関する追加的な調査などを実施する必要性は現時点では認められておりません。
引き続き最新の科学的地を得てレプリコンワクチンの有効性安全性の確保というものにしっかりと務めていきたいと思います。」

2024年7月26日 武美敬三 厚生労働大臣 定例記者会見

レプリコンワクチンは自己増殖組み換えワクチンである

 武美大臣は自己増殖型ワクチンではないと主張しているレプリコンワクチンだが、どの方面の医療記事、メディア、レプリコンワクチンを推奨している医師達を見ても、このレプリコンワクチンは自己増殖型ワクチンであると説明しており、その内容を見ても科学的観点からしてレプリコンワクチンは自己増殖型ワクチンであることに間違いはない。

mRNAワクチンもレプリコンワクチンも遺伝子製剤であるが、両者の違いは自己増殖するか、しないかである。mRNAに含まれていた有効とされる成分はスパイクたんぱく質を生成するためのmRNAだが、レプリコンワクンワクチンに含まれているのはこのスパイクたんぱく質を生成するmRNAを増殖させる自己増殖機能が付いた遺伝子製剤である。

 しかし、武美大臣はレプリコンワクチンが自己増殖型ワクチンではないRNAワクチンであると誤って認識していることを明らかにした。武美大臣はその誤った知見に基づいてシェディング(伝播)についての調査は行わないと語った。これは公衆衛生上、たぐいまれなる危険な状態である。

レプリコンワクチンの伝播が懸念される科学的理由

 様々な医師、専門家(レプリコンワクチン推奨者も含め)シェディングについては認めている。(木下氏など当初から遺伝子製剤を推し進めてきた医療従事者の中にはシェディングの現象自体を非科学的と否定する専門家もいる)さらに、記者の質問にも出ていたように厚生労働省もシェディングについてはその現象を認めている。

 問題は、厚生労働省の報告書にもあるように、普通の感染者が咳などでウイルスを拡散するのとは異なるという事だ。また、新型コロナワクチンでもシェディングが問題視されたが、これも接種者の体内で生成されたスパイクたんぱく質が排泄物、呼気、汗、皮膚から排出されるという現象とも異なる。(これは体内にとって毒物となるスパイクたんぱく質を身体が体内から排出しようとする極自然な代謝結果である。新型コロナワクチンはシェディングしないというのは、ワクチンの成分であるmRNAはシェディングしないという意味愛で使われているようだが、mRNAにより生成されたスパイクたんぱく質はシェディングするというのが正しい)

 遺伝子製剤については以前から学者や専門家の間で安全性の議論が巻き起こっていたが、パンデミックという危機的状況(それが人為的であったかは別として)において、そうした議論の解決を無視して緊急に承認された例外的ワクチンである。事実、昨今、ファイザーのmRNAワクチン安全性と有効性の評価文書が裁判所命令により開示されたのだが、その何百ページにも及ぶ非公開だった文書には、製造と承認ありきのずさんな治験体制が実施されていたことが明らかになっている。(詳しくは下記記事をご覧ください)

 また、遺伝子製剤はmRNAワクチンを含め遺伝子への毒性が懸念されている。これは、そもそも遺伝子製剤が遺伝子疾患等を遺伝子自体の改変することで遺伝子性の疾患を根本から治療しようという画期的アイディアであった。しかし、これは未知の試みであり、遺伝子という人体の青写真である生命の要を人為的に変革させるという危険を伴う技術である。また、悪用されれば、健常者まで遺伝子疾患にさせられ、病気に罹りやすくなるという生物兵器になり得る技術なのだ。

 上記の様な画期的ではあるが未知の危険性のある遺伝子製剤であるが、今回のレプリコンワクチンもmRNAワクチンの場合も、シェディングというものが全く無視されており、治験や研究はなされていない。

 治験や研究がなされていない以上、遺伝子製剤のワクチンがどの程度、またどれほどの期間、他の人々へ伝播するのかというのは全く解明されていない。このように実験されていない以上、シェディングはしないという一部の医療従事者やメディアの主張には科学的根拠がない。そして、異物を体外に排出する代謝の生物学的仕組みを考慮する時、シェディングという現象はごく自然の現象である。

レプリコンワクチンの場合、伝播される物質にスパイクたんぱく質を生成するmRNAも含まれるのではないかと懸念されているのだ。自己増殖である以上、また、公正な治験が行われていない以上、過剰に生成されたmRNA自体が体外へ排出されるということが起こり得ないという根拠は存在しない。

武美大臣の発言の真意

 このように、明らかに誰が見ても自己増殖型ワクチンであるレプリコンワクチンを武美大臣が自己増殖型ワクチンではないと説明しているのは理由があるはずだ。記者の質問にも会ったように、厚生労働省は以前から自己増殖ワクチンの伝播への重大な懸念を表明していた。それは公衆衛生上の未曾有の大災害となり得る致死的な危険のリスクである。

もし、武美大臣がレプリコンワクチンが自己増殖と認めれば、厚生労働省含め、国はリスク管理を求められ、シェディングの調査に乗り出さなければならない。そして、もしこの調査により明らかな危機的リスクが発見された場合、多額の資金を費やして開発、製造した未知のワクチンは全て破棄されるだろう。つまり、多額の投資資金が水の泡になるのだ。

さらに、レプリコンワクチンでのシェディングが確認されれば、同じ遺伝子製剤であるmRNAワクチンへのシェディング調査も求められる可能性がある。国はこれを何としても避けたいだろう。解明されれば責任問題へと発展する可能性があるからだ。

このように、武美大臣の発言を考察すると、レプリコンワクチンやmRNAワクチンという未知の遺伝子製剤とそこから利益を得ようとする企業や責任を逃れようとする国の闇を目の当たりにする。しかし、第一に優先すべきは人々の福祉と健康であるということを国や企業はどれ程理解できているのだろうか。

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