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『ノンセクが26年間を振り返ってみた話』③好きだけど惹かれないモノ

    恋愛にかすらなかった小中学生だったけど、その間に好きになったものがある。

    アイドルだ。


    最初は12歳くらいのとき、フジ系「クイズ ヘキサゴンⅡ」から誕生した羞恥心というグループにどはまりし、初めて好きな芸能人ができた。中学に上がってからはブレイクの時期と重なってか、嵐にハマり、そこからずっと応援している。
    ハマった時期こそTHE学生時代だが、いつの間にかアイドルのキラキラした楽曲やパフォーマンス、存在が元気の源となり、今も日々を支えてくれている気がする。ちなみになにわ男子にも支えてもらっている。

    そんなアイドルを応援し続ける人生だけど、当時から分からないことがあった。

    まずはセクシーな振り付け。アイドル鑑賞とネット閲覧は最初からセットだったので、セクシーな曲だと「腰付きエロい」とか「舌出すとか反則」みたいなコメントやツイートが並ぶ。
    次にキス顔。ぶっちゃけ真正面からのキス顔って普段の顔より造形が崩れるような気がするが、なぜか「キス顔大公開!」みたいに何か特殊な感じで扱われる。
    そして胸キュン台詞。これもアイドルの定番だが、言った後は必ずといっていいほど「キャー」の声が入る。

    わたしは正直何にみんな興奮してるのか分からなかった。腰はどうぞお好きにふってください、キス顔って公共の電波にのせるほどのものなのか?胸キュン台詞はキュンキュンするのではなく笑い出してしまったり、それをやりきる精神力に感心したり。ものすごくドライなファンだなあ(笑)
    今でこそ、知識もついてファンが興奮する理由も理論上?分かったが、相変わらずこんな感じ。

    応援の仕方は人それぞれだし、私は彼らの恋愛系・応援系問わずポップに歌い上げてくれる真っ直ぐな歌声や、輝くパフォーマンスが好きだから、その他に惹かれない部分があっても別に問題はないと思っている。
    ただ、以前からこんの自分に対し、「普通のファンとちょっと変わってるのかも」と思っていたのも事実である。