短歌連作サークル「置き場」第0号のこと
ド直球すぎて笑った。他にも選択肢あったろ!笑
いや、ぜってー許さねー!
ということはまったくなく、面白いことをやっていただいているなというのが本音です。
相談も会話もないというのは事実で、藤井さんがこういうことをやろうかなとXでポストしておられるのにいいねした記憶はありますが、ほんとそれだけ。
ただ、もしお伺いを立てられたとしても、要らないです好きにやり倒してくださいと答えていただろうから、僕のことをわかってくださってるなと思いました。
インターネットで短歌をやるだけなんだから、好きにやりゃいいじゃんね。
↑から読めます。
とはいえ、誌面構成も僕が40回やった形を踏襲しておられるので、そのことに対する面白さはありました。自分がWordを打っていた頃を思い出して、あの頃こんなこと思ってたなと昔を思い出せてよかったです。このメリットは僕だけのものでしょうけど。
顔ぶれも、よく知った方からはじめましての方まであっておもしろい。
勝手に犬に人間の社会性を当てはめて笑っているように見えて、人間にブーメランさせてるよな、というのが、連作を通じればより読める気がしてよかった。
波紋の「ように」が効いてるなと思う。船は波紋を立てるから。そこまで近いのに「ように」なんだ。
息、部屋、まっくらの順で出すからしっかり歌の「残る」が立つんだなと感じた。「邪」も、消えずに残せてるなと思った。
あ、ただごと歌の正解だと直感する。イカの情報はこの通りなんだけど、そこに接続される「深海」の感じが、陸上の我々まで接続された感じ。
パンの食べ方って種類に応じてみんな似るよね、を超えた共時性を覚える。違うものも含めてこの2人はずっと一緒にいるところまで書けている感じがよかった。
言ってることもどきっとするけどこの言い方の「間」と上の句のリズムがちゃんと噛み合ってると思う。
下の句の着地が鮮やかすぎて満足してしまうけど「なんどでも」がしっかり支えてるものがあると感じる。
いやー、ジャングルジムですごい角度、は、よく言えた。すごい。
かつて僕が一首評を熱心にやっていた頃に引きそうな歌を引いていきました。この辺が、僕の好みになるのかな。
ただ、「あみもの」を運営していた時に集まった歌は、むしろ、ここで引かないような歌にエネルギーがあったようにも思えます。
言いたくてしょうがない歌とか。自己満足に片足突っ込んでも遊びたかった歌とか。ポエジー度外視ガチ日記歌とか。コンセプトをキメたかった歌とか。
そういうのが、「置き場」にもたくさんあって、なんかいいなと思いました。
これから「置き場」がどう展開されていくのかは藤井さん次第ですし、冒頭書いたとおり好きにやっていただければいいなと願っているのですが。
ここはパクってほしいなと思う部分を一つ挙げるとしたら、そんなごった煮の作品が集まることを面白がる心かなとは思います。
べつにそれで「あみもの」をやめたわけじゃないんですけど、やっている中で、
……なんかみんな、インターネットでの自分の短歌の見せ方、どんどんうまくなってるな
と思うことはよくありました。
今はなんか、どんだけ見せ方がうまくても見てもらえない時代な気がします。みんな自分のみてもらいたいし。
置き場、その中であえて受け皿をやるの、アツいんじゃないですか。僕も見てもらいたいのを書いたら出します。
ひとまず藤井さん、おつかれさまでした。
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